愛宕山/砥石谷から愛宕三山 |
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地蔵山と竜ヶ岳 |
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2010年3月14日(日) 快晴 森の旅人M
コース: 梨ノ木林道大杉谷出合〜月輪寺道出合〜梨木大神石碑〜砥石谷〜砥石谷尾根道〜砥石谷支尾根分岐2〜砥石谷上流〜地蔵道分岐〜地蔵辻〜三角点〜地蔵山〜滝谷〜竜ヶ岳〜芦見谷出合〜竜の小屋〜首無地蔵〜梨木大神石碑〜月輪寺道出合〜梨ノ木林道大杉谷出合 ![]() ![]() ![]() 何度も登っている愛宕山には多くの登山道がある。今日はそのうちの一つである砥石谷に初めて足を踏み込みました。谷では全く人に出会わず奥深さを感じました。今回もOkaokaclub隊のレポートを頼りに山行してきました。 初めての谷に入り更に愛宕三山巡りと少し欲張りなコース設定としたため,時間に余裕がほしいと大杉谷出合まで車で進みました。登山準備をしていると早くも下山の人に出会います。梨木大神石碑まで林道を大きく廻り込むため,この間で時間短縮したいと急ぎ足になります。 早速,梨木大神石碑横から砥石谷へ入って行きます。谷川の左岸を道成りに上がっていくと,渡渉場所に出合います。右岸に渡渉後,スギ植林の端と谷の間の急斜道を上がっていきます。すぐに尾根道と谷道の分岐点,スギに赤テープのある左手の尾根道を登って行く。谷に沿って急斜道が続き,右下に谷分岐が見えます。一つ目の谷上部を越え,二つ目の谷まで急斜道が続く。少し緩やかな坂道になり,その先は「くの字」道となっています。ここが支尾根分岐1,多くの小枝が置いてあります,谷道に続く道のようだ。南西の支尾根道に乗る。傾斜道の途中で,やがてY字になっている支尾根分岐2,ここにも小枝が置いてあります。分岐2から本道を外れて脇道の作業道に入り砥石谷上流部に向かいます。
山の形状に従い3つの谷を廻り込みながら進みます。支尾根道から雑木林を歩いてくると,やがてスギ植林地に着きました。ここも「くの字」道となっており南西に折り返して上って行く。しばらくするとスギ植林地の上部に着きます。この先は進むにつれて作業道も薄くなり,更に分岐しており,なお更薄くなってきました。道も不明確になりスギ植林地の急斜面地ですが登りやすそうな位置を探し,適当に登っていきます。すると運良くスギに巻いたテープを見つけました。そして南北道に出合いました。別に本ルートがありそうです。この道を北に進むとスギ植林地を抜けて少し開けた場所に出ました。道は更に北に続いているようですが途中から近くにある作業道を探します。上方に大きなスギの2本が見えます。ここも急斜面ですが雑木の中2本のスギの木を目印に上って行きます。2本のスギの間を通過し登りきると広い作業道が目に入りました。ようやく砥石谷を登りきったようです。この後は,作業道に従い登って行くと折り返しで作業小屋を左に見ます。そしてようやく,見慣れた地蔵道に出ました。早速人に出会います。二人の男性は神社方面へ向って行きます。
今日の三山,最初は愛宕山の三角点です。芦見谷出合でもある場所から東の坂道を登っていきます。三角点下の広場では単独男性がおにぎりをほおばっていました。すぐに折り返し芦見谷出合に戻ります。この一帯は残雪が多く冬山になっています。 竜ヶ岳出合を過ぎて地蔵山出合に向かう林道では前方に二人の姿が見えます。二人はそのまま地蔵山に向かうようです。地蔵山出合手前で北を望むと滝谷を挟んで地蔵山と竜ヶ岳が良く見える。芽吹き前の樹木がベージュ色の絨毯のように山を覆っている。林道には凍てついた残雪はあるものの,歩くに問題はありません。方向を北に変え緩やかなアップダウンの坂道を行くとやがてアンテナ板に着きます。ここからは北に丸い地蔵山が目の前に現します。一旦鞍部に下った後は坂道を登りきると地蔵山山頂に到着。既に4人の登山者がくつろいでいるところでした。先ほどの二人は年季の入った夫婦でした。また吹田から愛宕山5回目の方ともう一人は地元の方でした。早速昼食を摂っていると西から男性二人がやってきて声をかけてきました。山頂と分かるとほっとしたようです,原から道無しの所を上ってきたそうだ。ますます賑やかになってきた。
昼食後は,アンテナ板まで戻り滝谷へ下ります。アンテナ板の脇を通り東の急斜面を一気に数箇所のロープ頼りに滝谷に降り立ちます。ところが道筋にやたらとテープ多く,度を越しているように思いました。
快晴の天気の下,以前来た夏場と違いすっきりとして滝谷全体が落ち着いて感じられます。丁度谷の合流部になっており所在場所が良く分かる。しばらく居るものの,ゆっくりもしていられない,今日一番の急斜面の登りが待っている。 谷に下り渡渉後,そのまま反対側の急斜面をよじ登っていきます。道は一部不明確ながら相変わらずテープが先を示しています。足場を確保しながらの上りも東から北東へ転向する頃には緩くなり道もはっきりしてきます。やがて支尾根道に合流し北から北東へと緩やかに雪道を下って行くと鞍部に出る。ここで後方からカウベルの音が近づいてきたと思ったら声がかかりました。「竜ヶ岳から愛宕山に帰ろうと思ったが道に迷ったらしい」と単独男性。ルートを説明しようと地図を出そうと思ったが,丁度竜ヶ岳から愛宕山に行く別の男性の姿を見つけ声をかける。「迷ったと言われているので同行してよいでしょうか」と了解をもらい一緒に行ってもらうことにした。竜ヶ岳道に入り坂道を上ると竜ヶ岳に到着。本日予定の三山踏破完了です。
西側が大きく樹木が伐採されており地蔵山が目の前に見える。反対側の京都市内も視界が利き眺めていると若い男性が一人やってきた。今日は何故か三山とも人に出合うこととなった。少し言葉を交わした後,先に芦見谷へ下っていきます。尾根上部は雪が残っているものの,少し下れば雪は見なくなりました。芦見谷では単独のおばさんに出会いました。 竜の小屋に寄ると今日は小屋の前で焚き火をしている。珍しくご夫婦が作業中,軒下のベンチで休ませてもらう。ご主人が相手をしてくれ,近頃の山の話などで半時間がすぐに経つ。お礼を言って席を立ち,首無地蔵から梨ノ木谷と林道を下り無事,梨木大神石碑から大杉谷出合に戻りました。天気に恵まれ,どの山頂でも人に出合い山行の楽しさを感じました。まだ残雪もありますが樹木の先も膨らみ芽吹も近く,春がそこまで来ているようです。 ![]() ![]() ![]() |
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