小てつのよも山話(NO.75)
足の向く山、気の向く山「山の見え方」


御存知の通り、「竜ヶ岳」には三角点が無い
2009年2月24日 おばさん山歩き隊撮影



2010年2月27日(土)        小てつ






 ♪丘に登って下界を見る〜と〜 小さな世界がそこ〜に あ〜る〜

 っていうのは「吉田拓郎」の歌だった。

 京都市内から「愛宕さん」を見ると、愛宕さんはともかくとして、見る角度に
 よるものなのだが、どうしても「竜ヶ岳」が低く見えてしまう。
 神社のピークから、ほんの3mしか低くなく、まして三角点よりかは30m
 も高いのに、三角点ピークとどっこいどっこいに見えてしまう。
 愛宕さんには神社に大きな杉の木があったり、逆に「竜ヶ岳」の頂上には、
 大きな木も無いから、より低く見える。
 御存知の通り、「竜ヶ岳」のは三角点が無い。でもその代わりにケルンが積ん
 であって、(地蔵山には、両方あるなぁ)小てつとしては、そっちの方がなん
 だかうれしくなってしまうし、判官びいきの小てつとしては、当然「竜ヶ岳」
 がお気に入りとなるのである。

 宝ヶ池の高架道路くらい横から見れると、やっぱり神社ピークと遜色ないほ
 どに見えるし、裏っかわの城丹国境尾根や、そのまた向こうの卒塔婆峠くら
 いから見ると、地蔵山も仲間に入り、一昔前の「ダンゴ三兄弟」ならぬ「愛
 宕三山」が、よくわかる形で並ぶ。
 優等生的な長男が「愛宕さん」で、とんがった次男が「竜ヶ岳」、おおらかで
 ゆったりした山容が特徴の「地蔵山」が三男で、丁度当てはまり笑ってしま
 う。
 
 小父さん曰く、

「槍でも武奈でもね、一回や二回登った言うて登った気になってはアカン。
 あっちこっちのルートから登って、山の形がわかるくらいになって、
 初めて登ったといえるんやで。」

 そうなると、小てつはやっと「竜ヶ岳」くらいは登ったかなぁ


 山って、下から見上げるとそんなにでも、
 上から見下ろすと、
 とんでもなく高く思えませんか?          という話     



                        【 記: 小てつ 】

地蔵山を見ながら