小てつのよも山話(NO.77)
ミステリーツアーへようこそ


広域林道より花背鉄塔雲海



2010年4月11日(日)        小てつ








 「ほら、今日は私、ミステリーツアーだから・・・」

 山の専門用語になるのか、捜査員Iによる造語であるのか、小てつにはわから
 ないが、捜査員Iには時たま「ミステリーツアー」なるものがある。

 実はただ単に、ネットや本などによる「下調べ」や、「地図」などを用意して
 こない「地図無し」で山行参加と言う、まあ悪行なのだが、捜査員Iにかかる
 と妙に納得してしまう。

 本気で攻める山行の時には、2万5千分の1の地図をさらに拡大して、主な
 尾根にはマーカーで線入れまでしてくる捜査員Iのことだから、たまのお遊び
 は許されることだろう。

 ところがよく似たことでも全く違うことになっちゃう人もいて、

「今日歩いたところは、この地図でいうと、どうなるんかな?」

 これは小てつの知り合いの修学院のNさんが、山歩きの後でのいつもの台詞。
 時々はそこらを御一緒している修学院のNさんなんだが、小てつは必ず事前
 にコースを知らせていて下調べをする気ならできるはずなのだが、してきた
 ためしは無い。よっぽど小てつを信用してくれているのか、ただ邪魔くさい
 だけなのか?

 そんなことだから、とある山岳会に入っている同級生に誘われ、北アルプス
 に行ったものの、ろくな装備の準備もできてなかったから、えらい寒い目に
 あったのだそうだ。小父さんは、

「かわいそうに、そんなんはベテランが装備のチェックをしたらんと・・・。」

 と言うが、小てつは自己責任の範疇だと思うし、そんなんだからいつまでも
 連れて行ってもらってしか山行きできないんだと思う。
 まあ人それぞれだけど・・・。


「新鮮な気持ちで歩けば、何か新しい発見があるかも・・・おほほ。」

 同じようなことでも、ディープでシュールな北山のマドンナのお言葉だと
 響きが違うんかいなぁ

 という話

 追記
「帰ってから、ちゃんと復習しとるわい!」
 との捜査員Iからの文句でした・・・。
(それに、ガイドブックに載っている山なら、ほとんどコースはインプット済み
 だとか・・・。)



                        【 記: 小てつ 】

「ほら、今日は私、ミステリーツアーだから・・・」