小てつのよも山話(NO.74)
足の向く山、気の向く山「ナッチョ」


ナッチョはループをかけやすいコース取りができるのだ
2009年2月22日 森の旅人さん撮影



2010年2月3日(水)        小てつ





 小てつが足しげく通っている山は、愛宕三山に城丹国境尾根に含まれる桟敷や天童山、それから「ナッチョ」がある。

 毎年お正月には、ナッチョの山主さんが御夫婦で登られているという話を何かで読んだことや、山岳写真家の「梶山正」さんが撮られた写真が掲載されている京都北山のガイドブックのナッチョの項に、ナッチョ頂上手前の展望台から景色を眺める姿が、だろうと思われる奥様と息子さんの後ろ姿だったりで、初めて登る前から馴染みやすい山だった。

 また小てつはいつも「稲妻号」を利用するから、登山コースはおのずとピストンになるか、ループをかけることになる。その点、ナッチョはループをかけやすいコース取りができるのだ。

 時間があって体力もあるときには、小出石に「稲妻号」をデポして、まずシャクナゲ尾根に登り、天ヶ岳から百井峠、百井集落まで降りて藁谷からナッチョに登り、小出石に降りるループや、三谷林道口から三谷峠、ナッチョ、小出石の北ループをかけたり、不覚にも寝坊をしてしまったり、午後から用事のあるときには、陸地谷の取り付き付近の水場近くにデポして、藁谷からナッチョに登り、三谷峠からヒノコに降りデポ場までのループをかけたりしている。
 ある方のレポにて、平からわざわざ車道、林道で百井川を遡り、藁谷から取り付いて尾根を花折峠まで引き返すなんてのがあったけど、それなら小てつはあっさり藁谷から花折トンネル上部まで尾根をピストンする。
 いずれにしても、小てつがお気に入りなのは、藁谷〜ナッチョ間や、小出石〜ナッチョ間ではなく、その先のナッチョから北、三谷峠までの間や、その先のP812までの道にある。

 そのあたりの近場の山域であるにも関わらず、森の旅人Mさんは「皆子山」がお気に入りだし、Ikomochiさんはナッチョにも行かれたことがあるが、「ナッチョは、あのボテッとした雄大な姿を眺めるのが好き。」と言われて対岸の「大見尾根」を歩かれるのが好みらしい。三者三様でおもしろい。

 そんなナッチョも、最近取り付きにくくなってしまっている。
 小出石からの登山口には「入山禁止 山主」の看板が去年の夏から立ててあって、登山口近くの植林地には有刺鉄線まで張られていて、最初は間伐採でも始まるのかな?と思っていたのだが、一向に何も始まらない。でもやはり、入山禁止と書かれたところから取り付くのも何なので、小出石から取り付くときには、小てつは「北滝橋のトンボユリ」から入っている。
 また、百井の分校跡前から取り付くのも、鉄製のケモノ避けフェンスが張り巡らされていて、藁谷に入るのにはフェンスをうまく避けないとフェンスから出られなくなってしまう。
 細かい話になるが小てつは、分校跡を少し行き過ぎて、ヒノコ方向に数十メートル道がカーブするところのスロープを田んぼに降りて、あぜ道を戻り、百井川にかかる橋のところのフェンスの扉の2つの止め金をはずして橋上に乗り・・・、ポイントはこれからで、反対側のフェンスの扉から中に入ってはダメで、そのままフェンスの外側を百井川に沿って迂回しなければいけない。ややこしいがこうでもしないとフェンスの中で右往左往、はずかしいことになる。
 ややこしいのやはずかしいのが嫌いな人は、前ヶ畑峠の林道から入ってください。


 以上、小てつのナッチョレポでした。



                        【 記: 小てつ 】

城丹国境尾根全景