2010年1月26日(火) 小てつ
「小てつさん、ここから雷の杉まで4,650歩ありましたわ。」
これは去年のお正月の話。誰に頼まれもしないのに、1メートルの積雪の中、
小父さん一人で、山荘の付近を散策ついでにあたりの歩数を勘定してきたの
だと。
「私ねぇ、いつも歩数を数えたりしてますのや。
例えば、家からスナック○○○までは150歩ですしね。」
それがどうしたん?と言うなかれ、歩数がわかれば距離がわかり、移動にか
かる時間も読めるそうだ。
「山ではね、特に登りはしんどうてつらいからね、歩数を数えてみたりします
のや。
あの稜線まで、200歩で行こうとか・・・。」
丁度、マラソン選手が、「あの電柱まで・・・あの曲がり角まで・・・。」
と念じながら走ったという話と同じだろうか?
小てつは、数えるのが大の苦手。野球部時代はキャッチャーをやっていたの
で、毎日の投球練習でピッチャーの投げる球数を数えなくてはいけなかった
のだが、単純に数えていると眠たくなってくる。いい加減に数えていて、時
折ちゃんと数えていたピッチャーから球数を聞かれ、怒られたこともしばし
ばだった。
「単調な登りはしんどうてねぇ。我慢、辛抱ですわ。
でも、いつか着く。歩いていればきっと着く。思うて歩きますんや。」
いつかかならず、きっとかならず ってか・・・。
ちょっと待て、それはひょっとして「居眠り磐音」か??? という話
【 記: 小てつ 】
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「居眠り磐音」か???
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