小てつのよも山話(NO.72)
「山の新名所」


実は小父さん、去年の春に山荘から南の尾根道の途中に、
新名所を作ったのである。   (Ikomochiさん撮影)



2010年1月10日(日)        小てつ








「小てつさんの仕業やろか?と思いましたで。」

 実は小父さん、去年の春に山荘から南の尾根道の途中に、新名所を作ったので
 ある。小てつは勝手に、

「東向き地蔵」

 と名づけているのだが、ある木のウロに丁度「お地蔵さん」が鎮座している
 のだ。登山道の裏側になり、ちょっと見つけにくい。
 小父さんは'道中安全祈願'と称して、そこを通るたびにお参りをして行く。
 最初の頃、そのお地蔵さんを参るのには低木が邪魔をして、南側から回りこ
 まなくてはいけなかったのだが、敬謙な仏教信者であるネパールからの留学
 生のゴーさんが、「反時計周りで参るのは、作法ではない。」と言い、近づか
 なかったことから、小てつが辺りの掃除をして、北側から「時計周り」で参
 れるようにしておいたのだ。

「こないだね、御夫婦をお連れしたときに見たら、お地蔵さんの脇にカエルの
 置き物が置いてあってね。小てつさんが置いたんやろうと思ってましたん
 や。」

 う〜ん誰だろう、小てつには心当りがないし、武庫川のHさんでもない。あ
 とお地蔵さんのことを知っているのは捜査員Iだが、そうでもない・・・。
 誰かはわからないが、よく見つけたものだ。

「小てつさん、北の尾根道の雷にあった杉のところにも神輿を奉ろうかと思い
 ますのや。
 知り合いの周山の人が、使われんようになった神輿を持ってきましたんや。
 屋根も銅葺きで屋外用やし、どうやろう?
 賽銭箱も置いたりしてな、あはは。
 あんたそこで一杯500円ほどで茶店したら?名物になりまっせ。」

 名物になれるか知らんけど、あんな場所で緋毛せん敷いて、来るか来んかわ
 からんお客さんを待ってんの?

 ほんま暇な話やな〜          という話


 どこのどなたか存じませんが、「生木にくくるな」の書き込みは、小てつは
 しっかり見届けております。ありがとうございます。



                        【 記: 小てつ 】

野ばらの実  庄兵衛さん