親父の山歩き報告 (NO.38)
ポンポン山 オヤジやっと冬眠から目覚めて里山歩き |
2010年 2月23日 (水) 晴れ 洛西オヤジ
おひさしぶりです、洛西オヤジです。雪は冷たいし、寒いし、怖いし、冬の間コタツに入ってジーとしていました。皆さんが冬山に挑戦されているのを見せていただきながら、寒そうやなあ〜、さすがやな〜、よういかはるな〜と、感心しながら冬眠生活をしていました。 さすがにメタボは強烈に進み、お医者さんから「中性脂肪がこのままやと危険すぎます」と言われました。近所のスーパーに行くのも歩いて行くと息が切れるありさま、とても山歩きなど出来る状態ではないのです。このままではアカンと一念発起、最高気温18度になると聞き、先ずはご近所の里山ウオークから。そんなとこの報告見たいことないわい、お叱りもあろうかと思いますが、オヤジが命がけで(大層すぎるで)歩いた西山ウオーク報告オヤジ、また性懲りも無い報告書き出しだしたがなーと諦めてお読みください。
◆今回のコースです。
所要時間は途中で携帯が電池切れ、時計は質屋に入っているので(ほんまです)判りませんが、自宅を8時に出て神峰山口バス停で15時16分のバスに乗りましたから、7時間ほどチンタラ歩いていた事になります。筋肉痛で又しばらくコタツでジーとしていないとアカンみたいです。 さていつもの如く前置きが長くなりましたが、ワンパターンで誰も知らない夜明けが明けた時、オヤジ起きだしおにぎりを作ります。梅干、塩昆布、お気に入りのじゃこ山椒、卵焼きは、はりこんで卵三つをダシ巻き風、気がついたらそんなに焦って行くことないのやー、新聞読んで、コーヒー飲んで、テレビ見て、なんかこのまま昼までいて、おにぎり食べて寝ていようかなあ〜、アカンアカン、と我が庵を(そんなカッコエエもんかい、ただのボロ家やろ)出発しまして西の方に歩きます。山歩き報告に自分の住む町を載せてどないすんねん、これが郷土愛と結うもんや。
大原野の里に入りチンタラ、ポケットに手突っ込んでなんちゅう歩き方や、何処にでもある水仙もチョットエエ雰囲気やんかー桃かいな〜、おひなさんやなあ〜。
南春日町のバス亭から以前怒られた問題の案内の石標がある分岐、今日は大原野神社に寄るつもりなので右に行きます。
チョット大原野の写真が多いと思われているかも、実は大原野の里は今年大変貌すると思われます。名神大山崎のインターから国道9号線の沓掛、つまり京都縦貫道に接続する道が西山の裾に沿って出来ます。もう沓掛では大々的に工事が始まっています。それに伴ってまだ2〜3本新しい道も大原野の中に出来ます。有名な大枝の柿の木も相当伐られると思います。料亭ぶへいさんも立ち退きになるみたいです。北側の花の寺はどうなるのでしょうか。撮影などでよく使われる有名な山門は、ぶへいさんの直ぐ横にあるわけで気になる所です。今の内に出来るだけ写真撮っておきたいとオヤジは考えています。 もう少しオヤジに撮影の腕、才能があれば消え行く京都西山の里とか何とか特集をしたいところです。師匠はもちろん、おばさん山歩き隊のTさん挑戦してください(いつも師匠、Tさんの写真感心しています)それはともかくオヤジ大原野神社に寄って相変わらずチンタラ進みます。
もう見られなくなるぶへいさんの前まで来ました。此処から参陵道がチョットややこしい事に、昔は家が建ってなくてなんら問題ない道だと思うのですが、しかしこの辺りもおそらく近々古い参陵道は、消えて寸断されると思います。
遠慮しながら民家の裏手に回り、今日は珍しく草が綺麗に刈られた道を竹薮に向って歩きます。直ぐに竹薮の中を通る大きな道に出ましたが、これを右に行くと又話しがややこしい事になります。本来の参陵道は、もうひとつ先の道で一本目の道を右に行くと、参陵道ではない、小塩山登山道の取り付きに出ます。これがなかなかマニアックな道で、参陵道と電波塔に行くアスファルト道の間を、ひっそりとウネウネ登っています。ひっそりと、と結うのがオヤジ好みなんですが、今日は後の歩きの関係で参陵道を行きます。
此処から本格的な登り道、直ぐにイヤヤ、シンドイ、息きれるアカン、と休み休み行くオヤジです。やっとこさ、中間地点の金蔵寺への分岐、まだまだ登らなアカン、ヨタヨタ登るオヤジ。
やれやれなんとか大原野森林公園への近道分岐、淳和天皇陵のすぐ横の道から森林公園に向うのが普通のコースでしょうか。オヤジはバテバテなんで天皇陵には行かずに巻き道で、京都弁で結うところのスコヤして森林公園へ。途中天皇陵からの合流地点に行くまでに、踏み跡のしっかりした道が在りますし、合流してからも何本かわけのわからん道がありますが、どれも大差なく森林公園の近くの府道に出ます。
さて森林公園に何とかたどり着きましたが、なんや物騒な看板が出ています。鉄砲をバンバン撃たはるのやな〜。
猪もシカも大変やなあ〜明日からやなーセーフでした。さて東尾根から行こうか、西から行こうかと迷いつつ、歩いて行くと公園事務所は閉まっていたんですが、たまたまオッチャンがいて、福寿草がボチボチ咲いているとの事、折角やし見ていくかー。西尾根コースに決定又エッチラ登らなアカン、登りの無い山歩きはないのかいな〜。 福寿草の咲いている所は、通常のコースからチョット外れた所で、コッチニ福寿草が咲いてますよーなどと結う看板はありません。公園なのになんでかなあ〜、一応知っているオヤジはヨタヨタと見に行きますと、腕章を巻いたオッチャンとオバチャンがいました。(失礼若いおねーさんも)オヤジ「もうボチボチ咲いていると、聞いてきたんですが」「許可書ありますか」「はあー無いです」「一応許可がないと、事前に申し込みをして許可を得てからでないとダメなんですよ。」オヤジ「はーすんません山歩きしてまだ初心者なんで、すんません、しらなかったもので、すんません」「インターネットでも簡単に申し込めます、郵送でも受け付けています、今日はこの下で係りの人がいますので、申し込みをしてください。」オヤジ「はいすんません、今後気をつけます」 ロープが張られた斜面を下に下りていくと、若い男の人とオネーサンがいました。「申し込みをしたいのですが、下で咲いていると聞いてきたんですが、エライ大層ですねー」「まあそんなこと無いのですが、今日は下の公園案内所が休みなんで、しかたないです」とこちらはエライフランクな感じです。ありがたく拝見させていただきました、もちろん拍手を打って二礼二拍一礼。
さあー福寿草も見せていただいたし、もうひとふんばり、それにしてもお腹すいたなあ〜 山頂はどうせ餃子の王将の昼時状態やろし、リョウブの丘でおにぎりいただきまあーす。気がついたら携帯電源切るの忘れてた、はいアウト電池切れ、時計電車賃無いので質屋に入ったまま、又ええかげんなこと言いよる、と思われるでしょうが、ホンマいきさつは、長くなるので改めて(そんなもんききとうないわい )ごもっともです。お腹ふくれてますますよたよたと山頂へ、予想どうり平日とはいえ大賑わい。
オヤジはリュックも下ろさず、本山寺道へ師匠が出灰の不動さんから登ってきゃーはたのは、どの辺りかな〜と思いながらヨタヨタ進みました。このコース歩いたら皆さんが必ず撮る夫婦杉、天狗杉なんやどっちやわからんけどオヤジもパチリ。
まあそれだけ変化の無い、コースとゆうことや、本山寺についてやれやれと、それがそうでも ないのです。まだバス亭まで相当あります。車で此処まできている人はエエのですが、延々とアスファルト道はいやなんで神峰山寺道へ。但し案内があって、神峰山寺にはいけなくなりました。東海自然歩道はアスファルトの道ですと案内がしてあります。ところが、面白いことに誰かが手書きで但し神峰山口のバス停には行けます、と書いてくれてます。
もちろん山道に向かいます、気をつけなければいけないのは下りだして直ぐ左に(ふみ跡のしっかりした方に)行かないとオヤジみたいにボンやりして、そのまま直進するとちょっと厄介なコースに。まあどの道同じようなところには出ますが、今回はチャンと間違いなくバス停にたどり着きました。コースの途中で出会った4人連の女性たち、早い話がオバチャン達に時間を聞き高槻のJR駅行きのバスにピッタシのタイミングで間に合いました。因みにこのオバチャン達は一週間に一度はポンポン山に登るそうです。他の山は行かないそうです、健康歩こう会みたいなもんでしょうか、それにしても凄いです、脱帽、
15時16分のバスに間に合いました、我がアバラ屋を出たのが8時頃7時間ほど歩いていたんですね〜、何とか歩いてこられて冬眠明けにしては自分でもよくがんばったなあ〜感謝感謝。 【 記: 洛西オヤジ 】 |
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