武奈ヶ岳
JOEの花紀行(NO.16)


武奈


2011/9/23(金) 晴れ        JOE






 この三連休は特に金曜と土曜が天気がよいとの予報で、どちらにしようかと迷ったものの、早いほうがよいかと思い23日金曜日に山に行くことにしました。今週は、御殿山から武奈ケ岳にキタヤマブシなどの秋の野草を見にいくことに決めていました。

 23日は,朝から快晴で爽やかな涼しい日和で、最高の天候が期待できそうです。出町柳では、7時早々から人が集まり始めて、結局、臨時バスが出るぐらいの大勢の方が比良を目指されます。バス待ちしていますと、メールが入りました。小てつさんからです。後で知りましたがokaokaさんたちと天狗方面に行かれたそうで、出町柳のバス停前をとおられ私を見かけてメールをくださいました。

 定刻通り出たバスですが、平で結構多くの方が下車されました。権現山〜蓬莱の縦走コース組みだと思います。坊村で殆んどの方が降りられました。車も多く駐車してありますので、天候がよいので多くの方が同じ思いで秋を楽しみにこられているようです。

静かな林 御殿山のキタヤマブシ

 今日は、体調がよいのか、涼しく体に負担が少ないせいか、体が大変軽くすいすいとあっという間に御殿山手前の小ピークのキタヤマブシ群生地に着きました。ここは花がピークですばらしい開花の群生状態でした。キタヤマブシを満喫し、この後、御殿山を目指しました。

 西南稜ではわずかであるものの、開花直前のリンドウや開花しているアキノキリンソウ、シオガマギクがありました。ここまで、大変多くの登山者と出会いました。タイミング的に皆さん車組ですが、気分のいい天候ですので秋を味わいに来られたいると思います。私が今年このルート何回か来ていますが、一番多くの登山者で賑わっていました。

早い紅葉 リンドウ
アキノキリンソウ シオガマギク

 山頂は見晴らし最高で、ここで食事にしました。次々に登山者が到着され、皆さんお昼ご飯の準備にかかられています。天候は快晴に近く、涼しく適度に風もあり最高です。

山頂 蓬莱方面
白倉方面 釈迦・ヤケオ
三重・蛇谷方面 花背方面

 下山は、細川越えから広谷に向かいました。ここでのキタヤマブシも見ごろで満開ですが、殆どのものが下葉が枯れたものでした。

ヒカゲノカヅラ 広谷キタヤマブシ

 広谷では、ガリバー村方面が山崩で不通との手書きの案内がありました。その近くでツルボが咲いていました。この道は、橋が数か所ありますが、殆ど台風12か15号の豪雨の影響があります。流されたり傾いたりです。仕方がないので、川の中を歩くしかなく水面下の石を探してわたりました。

ガリバー不通カンバン ツルボ

 広谷からはイブルキノコバより八雲ヶ原に向かいました。八雲ヶ原の湿原ではウメバチソウが満開であり、旧八雲ゲレンデではマツムシソウが咲いていました。ただ、如何やら重機が入った跡があり、芝が無残にも重機の踏み跡が付いており、ここにも野草があったかもしれずで残念な気分になりました。

イブルキノコバ ウメバチソウ・逆光

 かつては数輪ですがワレモコウやヤマラッキョなどもあったのですが、姿はありません。ゲレンデの上部ではリンドウやセンブリあったのですが、これも姿を消した感じでした。 絶滅したのか、花季タイミングが合わないのか・・・。

マツムシソウ 大山口の橋

 北比良峠からはダケ道より大山口に下山し、一路、比良駅を目指しました。この帰り道でセンニンソウ、ヤブラン、ヒヨドリバナ、オトコエシが咲いており目を楽しませてくれました。

ヒヨドリバナ オトコエシ

 快晴で涼しく野草も沢山観察でき、体も快調で最高の山歩きでした。いつものように電車で爆睡して帰りました。



北比良からの琵琶湖