堂満岳
JOEの花紀行(NO.5)


堂満岳


2011/5/21(土) 曇り時々晴  JOE単独

コース:
JR比良〜イン谷口〜青ガレ〜金糞峠〜東レ新道〜堂満岳〜ノタノホリ〜JR比良





 「迷った時の堂満岳」、私は、どこに行こうかと迷った時には、堂満に行っています。2週前に風邪を引き発熱で少し寝込み、その後、回復はしていますが、まだ、スカッとした状態ではなく、本来は伊吹に行こうと思っていたのですが、20日の夜の状態では万全でなさそうなので、少し迷いました。結果、「迷った時の堂満」としました。

 天候はそんなに悪くはなかったもののスカッと晴れてる時間は短く、少し霞んだ天気でした。 いつものようにイン谷から正面谷のルートにしました。途中、車道を歩いていると、車が止まり、中から男性がわたしに声掛けられました。「先週、湖西道路付近でツキノワグマが出ましたので、できるだけ人の多い状態で歩いてください。」とのことでした。と、言うものの電車ではあまり多くの登山者の姿は無く、歩いている道も私とその車以外はだれも姿が無かったので、ストックを出し、クマ鈴を付けました。

 初っ端に「クマ」の話題で始まりましたが、気持ちよく歩くことができました。山の中は1ケ月前は早春って感じでしたが、一気に初夏という感じです。2ケ月間は雪が残っていたとは思えない感じでした。

イワカガミ シライトソウ花芽

 青ガレまでは、テンナンショウ類は開花してしましたが、花らしいものはあまりなく、イカリソウ、キタヤマブシ、クサボタンなどの若芽を見ながら野草の探索でした。青ガレあたりからはイワカガミが沢山咲いていました。シライトソウは花芽が出ていましたので来週には開花しそうでした。金糞峠下ではウバユリとヒメザゼンソウ?の若芽が多く出ていました。

キランソウ シロヤシオ

  東レ新道に入ると、シロヤシオが満開でシャクナゲも大変多く開花していました。見ごろです。シャクナゲは今年は当たり年で山頂まで沢山咲いています。山頂のシャクナゲだけは少しピークを過ぎていますが、東レ新道、東南稜のものはピーク直後という感じで後1週は楽めます。ツクバネソウは沢山葉は出ていましたが、蕾や開花株は見当たりませんでした。アカモノは蕾でした。1,2週後に開花すると思います。

シャクナゲ シャクナゲ2

  ドウダンツツジ系は、全般に何かすくないと思いました。東南稜は4,5年前はドウダンツツジのトンネルトいう感じでしたが少ない感じでしたが、そのような咲き方ではありませんでした。でも、ベニもサラサもウスギョウラクも咲いていました。

第二ルンゼ越しの堂満 山頂
チゴユリ サラサドウダン

  帰りはノタノホリ経由で下山しました。山頂直下の急斜面では、下山していると、突然何かモノが落ち葉に滑り落ちる音が聞こえました。私の真横の斜面をよく見ると、何とマムシではありませんか!すこし転がり落ちたようでした。ビックリしましたが、1m以上は離れていますし、刺激しなければ問題ありませんので、慌てず、少し様子見まていましたらかなり遠ざかってくれましので、それを確認し通り過ぎました。でも、マムシはじっとしている時間が長くて緊張した時間でした。その後は気を取り直しイワカガミ、シャクナゲ、ドウダンツツジなどを楽しみ下山しました。

  湖西道路手前の道端では毎年オカトラノオが咲きますが、若芽は確認できました。この近くにツチアケビも毎年咲いていますが、これは確認できませんでした。まだ少し早いのかもしれません。沢山の花木を楽しむことができましたが、終始、登りも下りもいつもの加速は出せず、足はバテバテでいつもの粘りがありませんでした。帰りはヘロヘロな状態で比良駅に向かいました。でも、何とか無事に山歩きができて良かったです。

  今日は、珍しく爆睡は無く、ウトウトで湖西線に乗り帰りました。



タニウツギ