平から権現山・蓬莱山のルートには暫く行っていないので行くことにしました。出町柳のバス停では２番目でしたが、見る見る人が増えて結構満員モードのバスでした。同じルートも結構いらっしゃかなと思っていましたが、平のバス停で降りたのは私一人でした。そこから一人旅でした。

　結構涼しく、夏場としては快適にアラキ峠に着きました。水分を補給し権現山を目指しましたが、残念ながら山頂は少しガスモードです。山頂に近付くにつれてガスは切れてきて、展望を期待しながら権現山頂に到着しました。お一人先客がおられて、この方はすでに蓬莱に行かれたようで下山の様子でした。権現山頂ですが、琵琶側はガスがかかって時折切れ目から和邇・堅田方面の町が見えます。

オトギリソウ	ホッケからの北山

　ホッケ山頂に到着しましたが、残念ながら、琵琶湖側はガスがかかっておりますが、北山側は展望が開けていました。蓬莱は少しガスモードでした。テンニンソウの元気な葉を見ながら小女郎を目指しました。ここまでは権現で出会った方一人でしたが、小女郎からはロープウェイ組と思える方々が、ぽつぽつと小女郎池を目指して降りてこられています。

蓬莱から小女郎峠方面	蓬莱からの武奈

　蓬莱山頂に到着しましたが、ここではリフト組の方か大勢先客で賑わっていました。展望は琵琶湖側はやはりガスですが、登ってきたホッケ方面から北山、白倉、武奈方面はガスもなく展望を楽しむことができました。琵琶湖側は雲海のような光景で綺麗でした。

　山頂では、ロープウェイで上ってこられたご年配のカメラ装備の登山者の方と暫く楽しく話し込みました。その後、山頂で、ラーメンタイムにして昼食をとりました。昼食後に山頂の野草を散策しましたが、以前見かけたマイヅルソウは小さな葉だけを見つけました。既に花季が過ぎているのだと思いますが減っている感じしました。数年前まではフウロウソの仲間がありましたが見つけらけませんでした。

　小女郎付近のシモツケソウも見つけられずでした。このルートは春夏秋にはササユリ、カワラナデシコ、シモツケソウ、センブリ、リンドウ、キタヤマブシ、テンニンソウなど色鮮やかな野草がありましたが、この数年減っている感じがしてとても残念です。

バイケイソウ	ノリウツギ

　下山は金毘羅ルートにしました。道中、シモツケソウの葉は確認しましたが花芽はありませんでした。金毘羅の林道に近づく所でバイケイソウが咲いていました。今年は豊作のようです。

ソクズ	ニガクサ

　林道に到着しましたが、林道の終点付近で工事があるようで、少し確認に行きましたが、人の声が聞こえ、トラックが目に入りました。その後、一路、ＪＲ蓬莱を目指しました。林道からの帰路は大変暑い状況でした。

ヒオウギスイセン	ヒヨドリバナ

　本日出会った野草で主なものは、オトギリソウ、バイケイソウ、ソクズ、ニガクサ、ヒオウギスイセン、ネジバナなどです。蓬莱駅に近づき振り返ると、帰る頃には、蓬莱山系の琵琶湖側のガスも取れてきれいな山容が目に入りました。