百里ヶ岳
JOEの花紀行(NO.15)


ブナ林


2011/9/17(土)曇/時々晴れ 
                  Okaoka哲郎さん、道子さん、小てつさん、JOE

往復車利用:京都 ←→ 小入谷バス停

コース:
越−百里新道登山口−新道−シチクレ峠−トレイル合流点−百里ヶ岳山頂−新道合流点−根来峠−鯖の道(旧道)−小入谷





 小てつさんから二週連続のお誘いでOkaokaご夫妻と百里ヶ岳に行くことになりました。初めてのところで、大変楽しみにしていたのですが、先週は台風15号の影響で天気予報がころころ変わり、当初19日の予定を一旦17日に変更しましたが、木曜から17日も天候悪化の模様でした。結局、金曜夕方にOkaokaさんと小てつさんの方で、ピンポイント予報等の分析とご判断で決行ということになりました。

 もし、現地で登れない状態なら小浜でお魚買って帰るリカバリープラン付きでした。私は、雨でも登っているオールウェザー・オールコンディション対応タイプですので、豪雨でも登るつもりで準備しました。

 夜中、雨の音が結構ありましたが、午前5時に起きた時は雨は上がり、6時ごろ薄明かり空を見ると曇り空でした。ネットの雲の動きを見てもどうやら持ちそうな天候であり、期待をして家を出ました。いつもの場所でいつもの時間に待ち合わせて、お互い天気予報のお話で盛り上がりながら京都を出発しました。北山や比良はガスがかかっていましたが、目的地は明るい感じて期待と不安を持ちながら、小てつさんの運転で一路、目的地を目指しました。

 小てつさんとJOEのふたりは共に登ると、登り始めはガスっている山歩きで進むにつれ、行く先々は回復する「晴れ男」コンビの実績がありますので、晴れ男として干渉せず、相乗効果で回復したかもしれないなどと車で盛り上がっていました。

 目的地に近付くとガスもなく天候は良化していました。ラッキーの一言です。回復すると予想された小てつさんとOkaoka哲郎さんのご判断は正しく、予知能力を持っておられるかと思うぐらいでした。それとも「晴れ男コンビ」の相乗効果かもしれません。

 針畑ルネッサンスセンターでトイレをすまし、駐車場で支度して出発です。ひと登りするとすぐに百里新道の登山口に着きました。

百里新道の登山口 ミヤマママコナ

 ここからの登りは少し急坂ですが、早速、ミヤマママコナが出迎えてくれて、暫くして尾根に出ると少しきつい登りがあるものの、歩きやすい綺麗な尾根歩きでした。

 途中、駒ヶ岳を見てシチクレ峠の手前に来ると展望が開け、百里ヶ岳山頂の山容が目に飛び込みました。ここまでは、様々なキノコがありました。私は、野草は得意ですが、キノコはよく分かりませんが、小てつさんとokaokaさんはこれは毒キノコ、これは食用とお話しされながら、ただひたすら感心して進むJOEでした。

シチクレ峠からの百里山頂 ユズリハの実

 また、珍しくユズリハの実があり、コブシの独特の実や、ヤマボウシの実など、秋を感じさせる実りの季節です。シチクレ峠で休憩し急坂を登るとトレイル道に出合って、ブナの感じの良い尾根を歩きながら百里を目指しました。適当な風もあり、時々晴れ間もあり明るい曇り空で、ある意味最高の天候で、尾根から見える展望を楽しみながら、思いっきり急坂を登り切り山頂に到着しました。

 山頂は広く、木々があるため展望は限られたものでありましたが感じよい山頂でした。時間も結構ハイペースで来たこともあり時間も早く、少し降りて昼食にすることになりました。

コブシの実 百里ヶ岳山頂

 下山を始めるころ東南の方面がガスり始めていたのですが、降りるにつれそのガスが一気に我々の方面に来てしまい、あっという間にガスの中になりました。

 途中、展望が良さそうな所で、ガスが取れることを期待して昼食にしました。私は、前日、創作意欲が湧いたので、いつもながらのトン汁を作り皆さんに召し上がっていただきました。ゆっくりお昼ご飯の時間をすごしたのですが、ガスは完全に晴れないままで出発しました。

 新道の合流点ころにはガスはとれ展望は良くなり一路、根来坂峠を目指しました。植林地が多くせっかくのブナ林を台無しにした感じはあるものの、ここのブナ林は下草がなく大変立派な林です。

根来峠 根来峠からの日本海の島

 根来峠では、日本海が木々の間から良く見えました。下山道は歴史ある旧道をおりました。本当は、ここは鯖街道と言うのでなく、「鯖の道」が本来の呼び名ということを教えてもらいました。何百年も歩かれた道ですが、昔の方は何キロもする鯖荷を担ぎ、わらじで良くこの道を歩かれたと思うと想像できない感じです。

林道から南方面 三国ヶ岳方面

 何度か林道に出会いますが、展望が最高な場所がいくつかあり、北山や比良方面の眺望を楽しみながら下山しました。小入谷の林道は途中からはアスファルトに舗装されていましたが、山崩れがあり通行止めでした。その崩れた所以降は、土道のままでした。降りるにつれ、道はミゾ状になりとても滑りやすく注意しながら歩きました。

正座峰 小入谷林道からの百里

 下山口につき、皆で荷物をおろして川で顔を洗い一息いれ駐車場に向かいました。到着するとすぐに車を発進して、針畑ルネッサンスセンターで帰路の支度をすることになりました。ここでは小てつさんが準備していただいたビールをいただき一息入れました。

 良い汗をかき、冷たいビール最高の気分です。しかしながら運転される小てつさんは冷えたウォータでいつもながら申し訳ないです。

小入谷下山口 クロバナヒキオコシ

 現地出発すると、ポツポツを雨が降り始め、そこからはバケツひっくり返したような豪雨の中、京都に向かいました。雨は、大原過ぎると少しましにはなりましたが、我々は本当に天候に恵まれました。もう少し遅く下山していたら豪雨に逢うところでした。

 野草は多くは無かったもののそれなれに出会え、天候に恵まれて景色を楽しめ、本日も最高の山登りでした。小てつさん、Okaokaさん、ありがとうごいました。

  元々の計画であった19日であれば、昼前後に現地は雨でしたので、17日の決行は最高でばっちりでした。



山頂三角点