１１月は家族において重大な出来事があり、山に行ける状況ではなく、また、体調もすぐれずでしたが、天気もいいので山歩きを楽しみたいとコースを検討しました。体調的にハードな山歩きはきついので、久しぶりに雲取山〜貴船に行くことしました。

　北大路よりバスに乗りましたが、予想より人が多く満員です。いつもならバスで支度するのですがそれができないので、高原前で降りて支度をしました。バス停では私以外に４人降りられました。

　学校前で支度していると、団体さんが来られて、雲取山の道を訊ねられました。地図をお持ちだったので、地図を見ながら説明していると、その方が「雲取山にいかれますか？」と訊ねられましたので、
私：JOEは「はい、行きます」とお答えすると
その方が「では、ついて行ってよいですか？」と依頼されましたので
私：JOEは「いいですよ。ご一緒しましょう」とお答えしました。 すると、その方は団体の他の皆さんに「ガイドが見つかりました」と大きな声で報告されて結構盛り上がりスタートしました。

　この団体の方は、島根から京都に２泊３日でこられた白樺ワンダーフォーゲル１９名の皆さんです。昨日が愛宕山、今日が雲取山、明日の日曜が大文字山に行かれるそうです。愛宕・大文字となれば比叡山が一般的ですが、比叡山ではなく、島根の方が雲取山を選ばれてこられたのは驚きましたが、地元の人間としては大変うれしく思いました。

旧スキー場近く：白樺のみなさん	寺山峠手前

　白樺ワンゲルの方は、剱岳、エベレストの麓5000M級のトレック、マッタ―ホルンのヘルンリ小屋に行かれた方々がおられ、国内外幅広く活動しておられる皆さんです。皆さんが行かれるルートは、一の谷から雲取峠経由で山頂に行き、二の谷から寺山峠で高原前に戻られる計画でした。

　 初めて来られた方ですし、落ち葉も出ているシーズンですので、二の谷から寺山に戻られる際に最近できた林道の事もあり分かりにくいかと思い、一の谷出合の現地で説明した方が分かりやすいので、雲取峠近くまでご案内し、ルートの説明をすることにしました。と言っても、寺山峠手前からはペースが合わせ切れず、先行してお待ちするスタイルで、雲取峠に着きました。

寺山峠：白樺のみなさん	山頂

　 ここからは、迷うこともなく一本道ですので、ここからはマイペースで山頂に向かいました。ここまでは、植林が多い場所ですが、ところどころ紅葉が綺麗でした。

　 山頂には、バスでご一緒だった単独の方と合流しました。この方は、私に引っ張られてハイペースになられたようで、「三時前のバスで帰るには時間がたっぷりある」などとお話しされて、私は日清焼そばを作っていると、白樺ワンゲルの皆さんが来られました。

　 白樺ワンゲルの皆さんとご一緒の記念撮影に誘われ、先程の方に、シャッターを押していただきました。皆様もここで昼食にされていますと、バスでご一緒だったご夫婦が来られました。このご夫婦は巡視路の尾根コースを通ってこられました。途中、イノシシの罠なのか、大きな人工的な深い穴があったそうです。

　 昼食を済ませて11時になったので三の谷をおりました。ここからは、体も慣れ、いつものJOEのハイペースが復活しました。順調に歩き、芹生に着くと、３名の方が何か相談されているようです。自転車の二人組の方に、登山者が道を訊ねておられるようでした。私が近付くと、その登山者の方が「貴船に行く道はどちらですか？」と話しかけてこられました。この方も同じバスの方で、大阪から初めての雲取山に来られたそうです

賑わう山頂：白樺のみなさん	栽培の花：種類？

　 貴船には山道で行きたいとのご要望で、芹生峠から尾根に出で滝谷峠に抜ける道を聞かれました。すると、「貴船に行かれますか？」と聞かれましたので、「はい」とご返事しますと、「芹生峠までご一緒して道を教えてください」との事でしたので、色々とお話ししながら峠を目指しました。

　 峠で取り付きをお教えしてお別れし、私は車道をいつものハイトップのギアで一気に貴船口に向かいました。山頂から約２時間、12:59に貴船口の駅に到着しました。帰りの電車は、さすがに紅葉シーズンで、しかもキララ号でもあり、満員でした。電車から見る紅葉のトンネルは見事でした。

　 今日は、奇しくも道案内をすることが多い１日でした。また、同乗のバスの方々や島根の島根ワンゲルの団体の皆さんと楽しくお話でき充実した１日でした。出会った皆さん、ありがとうございました。また、お会いできることを楽しみにしております。本日は、天候もよく、紅葉も見ることができ、久々に長いルートの山歩きができてよかったです。

紅葉：貴船