三重ヶ岳、大御影山
JOEの花紀行(NO.6)


 
三重ヶ岳


2011/6/19(日) 曇り  小てつさん、JOE

コース:
河内林道ゲート〜本谷橋登山口〜三重ヶ岳〜大日尾根〜大御影山〜河内林道出合〜河内林道ゲート





 5月〜6月は、小てつさんと秘境?めぐりのような山散策を行っていたこと、5月初の風邪の発熱による影響で足に粘りがなく、ヘロヘロな山歩きで花を楽しむ余裕もないこともあり、暫く山紀行(花紀行)が出せていませんでしたが、今回は、小てつさんのご厚意により、念願の三重ヶ岳に行きましたのでご紹介します。

 前日の天気予報では、19日は雨模様でしたので、雨が降れば貴船散策、雨が無ければ三重ヶ岳と決めて当日を迎えました。19日朝集合して、曇りではあるものの雨は心配ないと相談して、小てつさん運転の「稲妻号」で一路目的地に向かいました。

 石田川ダムは水がなく、目的の山地は少しガス模様でしたが、雨の心配は無い感じで林道ゲートに向かい、予定の場所で駐車し、林道を歩き登山口を目指しました。暫くすると、目に飛び込んだのはトリカブトの群生でした。さらに至る所にバイケイソウの花芽が点在しています。圧巻です。バイケイソウは1週後が開花という感じです。この林道では他にはヤグルマソウの葉、アシュウテンナンショウにも出合ました。

アシュウテンナンショウ 大日尾根からの三重ヶ嶽

 本谷橋の登山口で本格的に支度して、登り始めましたが、何と急坂で直登に近く厳しい登りでした。落合からの合流点からはなだらかな登りで、ブナを楽しみながら山頂にたどり着きました。三重の山頂は、手作りの展望台があると聞いていたのですが、既につぶれていました。この山は山頂付近は広くなだらかで大変重厚な感じです。山頂自身はガスはないものの、琵琶湖や大御影方面はガスがあり展望はあまり楽しめず、大日尾根を目指しました。

 暫くすると、日本海方面はガスが晴れて海は見えないですが、近郊の山々はきれいに見えました。大御影方面も頂きはガスがあるものの山容はきれいに見えて、白い木の花がたくさんあり目立っていました。大日尾根近くで、小てつさんはラーメン、私は日清焼そばで昼食をとり、大御影を目指しました。ここまで、野草らしいものは殆ど無かったのですが、大御影に近づくとギンリュウソウがたくさん生えていました。また、バイケイソウの花芽もたくさんありました。

ギンリュウソウ バイケイソウ
大御影 ヤマボウシ

 大御影山頂では、ガスがとれて展望は大変良く、三重ヶ岳や赤坂山方面の山風景を楽しみました。下山は、ビラデスト方面の道をおりて河内林道を目指しました。この道は、4月下旬のおりは70センチ近い雪がありましたが、今ではそのようなことが嘘のように、晩春・初夏のモードでした。林道ではたくさんの花木がありました。ヤマボウシは白い花とハナミズキのようなピンクのものが混在していて、ノリウツギやタニウツギ、ハクウンボク、ナナカマド、ガマズミなど色々な種類の花木を楽しみ大変癒されました。

ピンクのヤマボウシ ノリウツギ
ハクウンボク ナナカマド
ガマズミ サラサドウダン

 小てつさんお話しでは、ハクウンボクは花季が短く満開のタイミングが難しいらしいのですが、我々は大変ラッキーでした。二人で花木を楽しみ沢山のお話をしてたので、長い林道歩きの疲れも忘れ、本谷橋の登山口を過ぎて、稲妻号が待つ駐車場に着きました。スタートが8時30分、着が15時53分でした。おおよそ7時間、約15キロの山歩きでした。今回は、発熱による筋力低下も回復し、足の粘りも戻り、体調を崩す前に復活した感じでした。

 その後は、帰り支度して小てつさんの稲妻号で一路京都を目指し帰りました。雨も無く、我々が歩く所はガスが晴れ、山の風景、様々な花木が楽しめました。念願の三重ヶ岳は最高でした。大変奥深い山でした。小てつさん、ありがとうございます。感謝です。





ブナに生えた草