桟敷〜魚谷〜貴船
JOEの花紀行(NO.3)


 
桟敷山頂


2011/5/4(水)晴  JOE単独

コース:
岩屋〜桟敷ヶ岳〜祖父谷峠〜石仏峠〜魚谷〜細ヶ谷〜滝谷峠〜奥貴船〜貴船口





 お天気が良さそうなので、時期的に少し早いかな〜と思いつつ、桟敷と魚谷の野草を見に行きました。岩屋行きのバスは北大路から乗りましたが、ほぼ満員でした。途中、いろいろなバス停で降りられる方も結構あり、皆さんそれぞれの目的地に向かわれて行きました。

 本日は、岩屋終点でおりて、いつもの志明院・薬師峠ルートはあまり野草が期待できないので、アスファルト道ですが野草が多いとの判断して祖父谷林道を歩きました。しばらく歩くとイカリソウ、テンナンショウ、ヤマルリソウ、スミレ類、ヒトリシズカなどがありました。ヒトリシズカは見ごろです。

イカリソウ テンナンショウ
スミレ ヒトリシズカ

 桟敷へは鉄塔に向かう巡視路を歩きました。ほぼ直登の道で結構きついですがスミレ類が沢山咲いていました。取り付きではマルバコンロンソウが咲いていて、新芽のモミジハグマもありました。この道は下りに使ったことありますが、谷も味わえ、なかなか気持ちよい道ですね。

マルバコンロンソウ 新芽のモミジハグマ

 桟敷山頂では、大きな音が聞こえてきて、そのままナベクロ峠に向かいました。ナベクロ過ぎてすぐの鉄塔では補強工事をされていて、ここが音の発信源でした。祖父谷峠より城丹国境尾根を通り、石仏峠から魚谷林道を通り、魚谷山から細ヶ谷に入り、北山荘・レリーフから滝谷峠に向かいました。天候は晴れで、桟敷の鉄塔や城丹国境尾根の見晴らしの良い場所では灰屋方面や花背方面、飯森山方面の眺望抜群でとても気持ち良い山歩きになりました。前日までの黄砂もさほどではない感じでした。

城丹尾根から花背 ヤマシャクヤクは蕾

 城丹国境尾根にシャクナゲが一株ありますが、蕾は固い状態でした。城丹国境尾根の見晴らし良い所で昼食にしました。本日は一人ですからラーメンを作りました。ヤマシャクヤクは数か所見てきましたがいずれも、まだ蕾状態でした。クリンソウも全体的にまだまだの状態で、一部の場所で咲き始めている株もありましたがまだまだです。

クリンソウ ニリンソウ

 咲き始めの程度は、九輪の内の一輪という程度です。スミレ類は多種、大量で、ニリンソウやエンレイソウ、テンナンショウ類、カンアオイは少量でしたが出会えることができました。滝谷峠から、奥貴船橋に向かいましたが、最後の方では道が崩れ、また多くの杉の倒木が道をふさぎ、まるで障害物競争のハードルのような感じでした。

カンアオイ 多くの杉の倒木が道をふさぎ

 貴船に入ると凄い人です。時間は三時ごろでしたし、連休ですし、観光地なので当たり前なのでしょうが、貴船神社は長蛇の列、貴船口に向かうバスも長蛇の列、道は沢山の方が歩かれ、叡山電車も超満員で駅は人が溢れかえり、朝の淀屋橋のような光景です。何とか乗れることができました。このような事は長年ここにきていますが初めての体験でした。

 貴船ではオドリコソウやツルカノコソウが咲いていました。気候良く晴れて暑く少しバテバテでしたし、本命の花が蕾でありましたが、多くの野草をみられて満喫の一日でした。





ツルカノコソウ