小てつのよも山話 番外編 12話
「君よ、京都三大コロッケを語れ」

 
「昔ながらのコロッケ屋さん」の紹介です


2011年7月10日(日)                小てつ







 先日、新聞に烏丸今出川の老舗「わびすけ」が閉店との記事が載った。「イモ
ネギ定食」が名物で、イノダコーヒーと同じで、頼んでもいないのに最初から
ミルクの入ってるコーヒーが出てくる店だった。京都に生まれたからには、一
度食べておいたほうがいいと、娘に言ってあったのだが、ついに機会のないま
ま店が無くなってしまった。時代の波はいやがうえにも流れていくのだと感じ
させられてしまう。

 実は、裏通りはもっとひどいことになっていて、あれだけあった喫茶店群は
ことごとく消滅していて、昔の姿は面影もない。と、こんなのを書くと、小て
つの素性も知れてしまうのだが、まぁどうでもいい。

 そんな中、昔ながらの味わいで、今も元気に続けておられる店があると元気
も勇気もわいてくるもんで、酒場を放浪するような財源のない小てつでも放浪
できる「昔ながらのコロッケ屋さん」の紹介です。

 まず、北野天満宮近く、一条商店街の漬物屋の北隣にあるコロッケ屋「山田」。
揚げ物を中心とした弁当や総菜もやっているが、主力はコロッケだろう。最近、
少し値上げをしたけれど、よそより少し大きめなので許してあげて。なんせイ
ンターネットの検索で、「コロッケ」で調べると必ず上位で出てくるから驚きだ。

 次に、出町商店街のお肉屋さんのコロッケ、「岡田商会」。ここのコロッケを
仕入れて高野川と加茂川の合流地点の三角州(通称デルタ)で食すのが、一時
流行ったことがある。もっと贅沢な時には、「ほんやら洞」でカレーを食し、そ
の後向かいの「ニコニコ亭」で大音響に体を預けるなどというのが究極の贅沢
だったが、カレーの味も変わっちゃったし、「ニコニコ亭」はずっと昔にもうな
いし。でも、コロッケは今だ1個50円でがんばっておられます。

 最後に、東福寺の「京家」。えらい高いところに看板があって、うかっり見落
としてしまいそうな店で、第二日赤病院を過ぎたら、よくよく注意していなく
てはいけない。ここのも1個50円。

 「他にもおいしい店があるわい」、と御当地自慢の方もおられるだろうが、
昔の京都を知る方々には、なるほどと思っていただける三店で、実は、この三
店、昔の市電「22番」系統で、全て訪ねられる店なのだ。今では市バス「2
02」系統と「203」系統を乗り継げばクリアできるが、昔懐かしい「京都
一周22番系統」路線にある。

 半日あれば、全店クリアできますので、一度「味比べ」を・・・!


 「22番」でよく乗った市電の車両「1631番」、同級生がふざけていて、
吊皮切っちゃったけど、今はどこで何しているやら?

という懐かし話


昔のバイク乗りには懐かしい喫茶店、マキノの「LIFE」。喫茶店はもう閉めち
ゃってますが、マスターの森野氏イラストによるTシャツは、「道の駅 追坂峠」
にて展示販売していますので、お寄りの際には御注目!
(トレイルの駐車場所確認しに行って、見つけました〜)

マスター最近、なんと「タレント」もしているそうな!!!
そういや'ええ声'したはったもんな〜


                        【 記: 小てつ 】

「道の駅 追坂峠」にて展示販売