オヤジひっそりと雲取山

親父の山歩き報告 (NO.45)


やっとたどり着いたワンゲル小屋
いつもは誰か食事や休憩しているのですが
誰もいません静かなものです



2011年 2月7日(月)  洛西オヤジ




(コース)
別所廃校横から−スキー場跡−寺山峠−一の谷出合い−雲取り峠雲取山山頂−二の谷−立命館ワンゲル小屋−二の谷出合い−一の谷出合い−寺山峠−別所

▼所用時間は5時間ほど、オヤジの歩きはヨレヨレ歩きで余り参考になりません



 こんにちは、洛西オヤジです、此処しばらく人気のコース、しかも土曜日とゆう歩きが続き、特に前回は高見山で、梅田のラッシュ状態に巻き込まれ人に酔いました。(オーバ表現すぎる)孤独をこよなく求める(オタクや)オヤジ、今回は平日にひっそりと、しかし土日で沢山の人が行かれて、踏み跡がありそうな月曜日に(相変わらず、姑息なやっちゃ)と近場の雲取山に行く事にしました。

 例に拠って、軽四ロールスベンツで別所に向かいます。鞍馬からの先、心配していましたが、きれいに除雪されて難なく別所に到着。停めるのも軽四は便利、適当に雪の少なそうな、路肩にゴメンなさい駐車。いつもよりユックリ出たので、朝のラッシュに巻き込まれ、9時半ごろのスタートとなりました。

 以前は子供達の声がしていた学校の横から(なんか、廃校と結うのは寂しいです)ヨタヨタと校舎の中にある時計だけは、まだキッチリと9時半を指しています。此処から先は、先輩方が歩かれて報告されているそのままのパターンで、スキー場跡でアイゼン付けて、しばらく進んでワカンも付けて、雪道はしんどいです。

 正月からジーとしていたオヤジ、最近やっとヨタヨタ動き出したオヤジには、しんどいーなーの一言。おまけになんや雪までチラチラ、だだやはり土日に相当歩かれたようで、踏み跡は結構在ります。何とか寺山峠に到着、さあー此処からどうしょう。巡視路尾根か一の谷から谷筋か、どちらも踏み跡は在りますが、結局雪の無い時に歩いた巡視路はやめて、一の谷に向かいます。

お馴染み寺山峠、右が巡視路尾根コース
前方が一の谷出合いコース
さてさてどちらに行ったものやら
一の谷出合いの先にある雲取山荘とか
結うのでしょうか

 雪の量が増えてきます、杉の木も雪で沢山折れています。やっぱりものすごい雪なんやなあ〜、唯このコースで、以前オヤジは木の上から落ちてきた雪が、頭に直撃相当な量で前に倒され、軽いムチ打ちになった恐怖のコースです。

 今日も時々ドカンと雪が落ちたり、バキと枝が折れる音がしています、怖いです。自然と足早になってと言ってもしれてますが、そのうちいよいよ雲取峠直下の雪の吹き溜まり箇所に。以前胸の辺りまで雪があって、難儀したのを思い出しました。今回はそれほどのことはなく雲取峠に到着、ああしんど、です。

雲取峠、雪だらけやなあ〜(あたりまえや) ここから上って来たのですが
雪が吹き溜まっているのです
ああしんど

 ここまでしか行けないかなあ〜と思っていましたが、何とか山頂に行けそうです。踏み跡もしっかり在りますが、今日は静かです、誰にも会いません。やがて山頂に到着、相変わらず色気の無い山頂です。(山頂に、色気もへったくれもないやろー)

雲取山山頂
さて何処から帰ろうかなあ〜
山頂、左に落ちるように二の谷コース
直進してすぐに右に落ちるのが三の谷
どちらも雪は多そうです

 さて何処から降りるか、元来たコースか二の谷か三の谷は離れるし、迷った挙句二の谷コース、まあ折角やし、もうチョット訓練歩きをしようかなーなどと、甘い考えが。すぐにオヤジは後悔の後悔、大後悔、二の谷の雪の多さは半端じゃないです。踏み跡が在っても関係なく沈む沈む、いややあー助けてー師匠ー後の祭り、ほうほうのていで、立命館ワンゲル小屋に辿り着きました。

 時間も正午を回り白いものがチラチラ、此処でオニギリタイム、久しぶりにラーメンなど炊いてユックリしましょう。それにしてもほんま、誰もいないですね〜、ふと気がつくと小屋の入り口に向かって、まだ小さい鹿の遺体が、まるで小屋に入りたがっているようです。畑を荒らす鹿を見ると憎らしく思いますが、こんな状況の鹿を(特にまだ若いのに)見ると哀れです。網が足に絡んでいるみたいです。

 さて、屋根のある炊事場の下でユックリしたオヤジ、二の谷の出合いにヨタヨタと向かいます、結構長いのです。雪があると特に長く感じます、二の谷出合から一の谷出合いに、ヨレヨレで戻りました。

ワンゲル小屋のドラムカン風呂
風呂好きなオヤジもこの状況の風呂は
遠慮します
やっと戻って来ました一の谷出合い
しかしここから寺山峠に向かう途中が
落雪恐怖なんです
(チョットトラウマになってます)

 一の谷出合から寺山峠に向かう途中、又しても雪が5〜6m離れた斜面に、ドカンと落ちて来ました。童謡、とうりゃんせの歌のとうり、行きはよいよい帰りは怖いです。以前も帰る途中でした、まともにくらったのは、そそくさと寺山峠を離れて下りるオヤジ、結局誰にも会いませんでした。正にオタク好みひっそり山歩き、感謝、感謝。

久しぶりに洛西雀の一句
             雪谷の 静寂哀れ鹿骸

               【 記: 洛西オヤジ 】

北山の冬、厳しいです
それにしても誰もいませんね〜