赤坂山
JOEの花紀行(NO.21)


 
雲海状態の琵琶湖


2012年1月22日(日) 晴れ     JOE単独

コース:
マキノ高原〜スキー場〜ブナの木平〜粟柄越〜赤坂山〜粟柄越〜寒風への稜線〜粟柄越〜ブナの木平〜スキー場〜更紗





 22日は北部の天候回復が望めそうなので赤坂山に行きました。家を出た時は真っ暗ですが空を見ると曇り空でした。湖西線から見る比良山系は、まだ暗いのではっきり見えないものの、ガスがかかっているようで天候を心配しながら目的地マキノ駅を目指しました。

 行きのバスは、7:11マキノ駅発で、大概は一人が多いのですが、本日はカップルの登山者が1組おられました。目的地は同じようです。

 駅周辺は積雪もない状態ですが、マキノの田園地に入ると一面雪原となりました。しかし昨年と比べると雪は少ない感じです。高原前で降り、スキー場へ向かい歩き始めましたが、やはり昨年同時期と比べると積雪量は少ない状況でした。街中は霧状態でした。

 スキー場は時間的にまだ営業されておらず人の気配はありません。雪は細か目のザラメで早い時間帯なので結構凍ってしまっています。少し滑りやすい状態でした。

霧で雲海状態 ブナの木平

 登山口に着き登り始めて、スノーシューかアイゼンかを決めようと考え進みました。踏み跡は結構しっかりついていて、スボッとした感じもなく滑りやすいのでアイゼンにして進みました。山頂までは一人旅で、順調に歩ける状況でしたので無雪状態とほぼ同じ時間経過で進めました。ブナの木平くらいからは霧もなく山の上は晴れています。

晴れ間がある雪の林 雲海状態のマキノ町・琵琶湖

 途中、琵琶湖やマキノの町方面が見渡せる所に着きますと、地上は霧なので雲海状態の風景が目に飛び込んできました。粟柄越え手前では、夏道ではなく鉄塔にむかってトレースがついていましたが、トレース通り登りました。鉄塔からも、粟柄越えには向かわず山頂手前の鉄塔付近から山頂に向かってトレースがついていて、ほぼトレース通り上って行きました。

雲海状態の琵琶湖・伊吹 山頂手前からの山頂

 ここまではガスや霧もなく良い天気の中で上ってきましたが、粟柄から見た山頂は少しガスがかかっていました。登るにつれ山頂の山容がしっかり見え始めて、山頂到着時にはガスもはれ、日本海も見える状態です。三国山はガスでしたが乗鞍岳や大御影、比良方面は眺望抜群で、琵琶湖方面は霧がかかり雲海状態で素晴らしい風景です。この4年この時期に来ていますが、このような抜群で風景が素晴らしいのは初めてです。

赤坂山頂1 赤坂山頂2
大御影山 日本海方面

 ここまで、締まった雪でしたので山頂には無雪期に近い9:48に着きました。5時起きで来ていますので少し早い昼食をとりました。15時近くには帰宅したいので13:17のバスを目指す必要がありますので、どうしようかと思いながら山頂発が10:15でしたので、一旦、寒風を目指すことにしました。

乗鞍・芦原岳方面 粟柄越

 戻りルートは粟柄越を正確に通過して寒風に向かいましたが、この時間帯はだんだんと気温があがり雪が緩んで大変歩きにくい状態です。暫く寒風に向かいましたが、このままでは13:17のバスには間に合わないと判断し途中の尾根でおり返すことにしました。下山時には沢山の登山者が来られていました。

 帰り道は、雪が緩んでズボズボのような状況ではありましたが、多くの登山者がスノ―シューやワカンで踏みこんで頂いており、順調に無雪期並みの時間帯で歩くことができました。よって、予想以上に早く進むことができ、少し急げは13:17ではなく12:22のバスが乗れそうなので、いつも通りギアチェンジして超特急で下山しました。

雲海の切れ目のマキノ町 寒風方面
在原方面 比良・武奈方面
白山 赤坂山山容

 スキー場では、既に営業の時間帯ですので多くのスキー客やそり客の方々がそれぞれ雪を楽しんでおられました。私は、更紗前で帰り支度をしてバスを待ち12:22のバスでマキノ駅に向かいました。JRではいつも通りビールを飲んで爆睡して帰りました。天候が良い赤坂山を楽しみ本日も大満足の1日でした。

《追伸》
この紀行の後、この1週間で寒波と積雪でマキノスキー場は50cmの新雪があります。赤坂山もそれ相当の積雪があると思います。28,29日の土日に登山者が多く訪れておられるとは思いますが、先週とは紀行のルートは雪で様変わりしているかもしれません。





クレパス状態の川