武奈ヶ岳
JOEの花紀行(NO.34)


 
武奈山頂


2012年8月5日(日)  晴れ/曇り  JOE単独

コース:
ガリバー村〜大摺鉢〜広谷〜細川越〜武奈山頂〜西南稜〜ワサビ峠〜中峠〜金糞峠〜青ガレ〜大山口〜イン谷口〜JR比良





 昨年も8/6に武奈に行っているので、今年も同じ時期に行くことにしました。ルートですが昨年は坊村から西南稜へのスタンダードコースでしたが、今年は7月に何度も行こうとして天候で断念したガリバー村からのルートに行くことにしました。

 最寄りのバス停である鹿ヶ瀬道でおりガリバー村に向かいました。道中では水田や畔道や道端などでオモダカ類、オニユリ、クルマバナ、名残のウツボグサ、ミソハギ等多く花々を楽しみました。7月に来ることが出来ておれば、昨年と同様にノハナショウブや満開のウツボグサにも出会えたかもしれず残念でした。

アギナシ(オモダカ類) クルマバナ
名残のウツボグサ ミゾハギ

 ガリバー村から山道に入り大摺鉢を目指しました。昨年崩落した山道は迂回道が出来ており難なく通れました。この道をを作っていただき感謝です。大摺鉢では多くの登山者が休憩しておられました。今日は貴船の滝ではなく、尾根ルートにしました。

 ここまでは、開花を待っているフクオウソウやクルマバハグマ、コウモリソウ、トリアシショウマなどを観察し尾根を登っていきました。途中、愛宕山・竜ケ岳に行かれている小てつさんから「武奈はガスっているのでは?」とのメール頂きましたが、この時点は見通しもあり時々晴れ間もある状態でした。

フクオウソウ蕾 クルマバハグマ
コウモリソウ トリアシショウマ

 広谷ではキタヤマブシが青々としていおり、後1ヶ月後に開花すると思うと楽しみです。細川越を経由して北稜を登り一気に山頂を目指しました。ここまでは、ナツトウダイやマンネンスギ、ヒカゲノカズラなど地味な花々が中心でしたが、マルバノフユイチゴの実やアカモノの赤い実がとても鮮やかで綺麗でした。

ナツトウダイ マンネンスギ
ヒカゲノカズラ マルバノフユイチゴの実
リトル比良 アカモノの赤い実

 山頂では、琵琶湖側から雲が西に向かってやってきていてややガスっぽい感じです。しかし、風はそこそこあり曇っていますので大変涼しい状況です。霞がかかった感じもあり時折ガスっていましたが、釈迦岳、北比良峠、白倉岳、鎌倉・峰床山、三国岳・百里岳方面、蛇谷・釣瓶岳方面の展望を楽しみなが昼ご飯としました。

 また、小てつさんが行かれている愛宕山も京都方面にガスがかかっている状態ですが、時折ガスがとれ愛宕・竜ケ岳の山容がはっきりと確認できました。蓬莱山はのみは終始ガスの中でした。

西南稜 ホソツツジ

 山頂はそこそこの登山者が次から次に上ってこられて皆さん昼食をとっておられます。いつもなら八雲ヶ原に行くのですが、たまに趣向を変えて西南稜に行くことにしました。以前は数輪ですがウツボグサやフウロソウ、カワラナデシコなどがありましたが花季が異なるのか、ここでは特段の野草は見つけられませんでした。

ヤマトウバナ モミジガサ

 ワサビ峠から中峠、ヨキトウゲ谷を通り金糞峠より青ガレ、正面谷を下山しました。本日は結構ロングコースで水分もここまで2リットル程とりましたが、山中は涼しく暑さでヘロヘロにはなることなく下山しましたが、大山口からは猛烈な暑さでした。途中、オカトラノオ、ヤブランなどを観察しJR比良駅を目指しました。

ヤマアジサイ ツチアケビの実
オカトラノオ セリ

 比良発14:53のJRに乗り、持ってきたビールを飲み小てつさんにメールした直後猛烈な睡魔に襲われ、いつも通り爆睡し満足して帰路に着きました。