比叡山
JOEの花紀行(NO.32)


 
修学院・市内方面


2012年7月29日(日) 曇り後晴れ  JOE単独

コース:
坂本〜大宮林道〜延暦寺〜ツツジ丘〜旧―スキー場〜電波塔〜キララ坂〜修学院





 ガリバー村から武奈と思っていたものの朝、珍しく出遅れてしまい、近場の比叡山にしました。前から大宮林道の途中で延暦寺に上るルートがあり、気になっていましたのでそれを行くことにしました。

  叡山坂本駅でおりて坂本登山口に向かうと、途中から比叡山高校の関係者が等間隔に並んでおられます。何かイベントがあるらしくその案内の方が待機しておられるようでした。皆さん、「こんにちは」と挨拶されとても気持ちよい感じでした。

坂本登山口 ウバユリ

  登山口から少しアスファルト道を上がりますが、この時点でとても蒸し暑く汗が猛烈に出てきます。大宮林道に入り土道に変わり日陰もありますが風は無くとても暑い状態です。

  野草は、登り始めにウバユリがあったくらいです。目的の取り付きより山道に入りました。谷道で小川もあり少し涼しい感じでしたが、途中で2つの谷に分岐し水が無い方に道がありそこを進んでいきますが乾いた明るい谷で、風もマイナスイオンもなく暑い状態でドンドンと上って行きました。標高600mを過ぎ延暦寺に着くころは、少し蒸し暑さもマシな感じです。800m近いと気温も低く微風もあり涼しい感じでした。

ノカンゾウ 弁慶水

  延暦寺は沢山の参拝客や観光客がいらっしゃいました。延暦寺の阿弥陀堂を通り過ぎて京都側の方に向かいました。食事はツツジ丘でとることにしました。ツツジ丘は大原方面の展望が良いところですが、スカッとした晴れ間ではなく、展望は霞がかかったような感じでした。

  薄らと見える大原方面を眺めながら食事していると、沢山の方が次々にここに訪れて食事されていました。ここまでの野草の収穫ですが、大変珍しいノカンゾウが咲いていました。大変見つけにくい所にひっそりと咲いていました。野山で普通に咲いているのは八重咲きのヤブカンゾウですが、比叡山でノカンゾウに出会えるとは思いませんでした。

ノリウツギ 電波塔
キララ坂 イヌトウバナ

  下山はキララ坂を降りる事にしました。このルートは多くの登山客が来られていました。キララ坂を目指して下山していくと大変な猛暑となりました。川で少し涼をとって修学院から地下鉄松ヶ崎を目指しました。

アカバナ ヤブマオ

  途中、音羽川の側面の生け垣に沢山の小さな白い花が咲いています。ハルジオンのような形の小さなキク科の花で、図鑑で調べるとカワラノギクに近いですが、この花は関東のごく一部のみ咲く花なのでこの花では無いようです。

コアカソ カワラノギク?

  この花を見て後はアスファルト道をひたすら駅を目指しましたが、太陽の照り返しは強烈です。普段は多くの汗をかかないわたしですが、さすがに猛烈な暑さでしたので汗も大量にかいて、ここまで水分は2リットル近くとっていましたが、地下鉄に着くころはヘロヘロでした。今日は、あまり多くの野草はなかつたものの、珍しい花に出会えて最高でした。