権現山・ホッケ山・小女郎峠
JOEの花紀行(NO.26)


 
ホッケ山


2012年3月3日(土) 晴れ   JOE単独

コース:
平:花折旧道取付〜アラキ峠〜権現山〜ホッケ山〜小女郎峠〜小女郎谷〜薬師滝〜JR蓬莱





  週末の天気予報では土曜は晴れが期待できそうなので、展望の良い所に行こうと考えました。平から権現・ホッケ・蓬莱の雪の尾根歩きはまだ行けていないのですが、出町柳からの朽木行き京都バスは、冬場は運休ですので、堅田駅からチャレンジすることにしました。

  少し早目に駅に着きましので、バス停では先頭になりましたが振り返ると凄い登山者の列でした。バスは満員状態で発進しました。花折峠口を越えると江若バスはフリー乗降になります。京都バスなら平までいくのですが、運転手さんが平側の花折旧道の取り付き手前で「降りる方あれば」とアナウンスされましたので、「降ります」と申し上げて降ろしてもらいました。

  10名前後が降りられました。ここのスタートは9:20でした。私を始め、単独とペアの3組は早々に歩き始めました。旧道はところどころアスファルトが出ていて雪は薄ら残っている程度です。

ドン谷取り付き アラキ峠

  アラキ峠の取り付きからは、山道はシッカリ踏みこまれた雪道でズボ足で少しの距離を歩きましたが、前日までの雨でザラメとなり固く踏みこまれて水分も少し含んで結構滑りやすいのでアイゼンを付けることにしました。ところどころ地肌が出ているところがありました。日・月曜日は雨の予報ですからシッカリと雨が降ればこの道も雪が相当無くなりそうな感じでした。

  アラキ峠はすでに雪は無くなっており、権現までの登りはそれなりに積雪はありますが溶け始めの状態で、ザラメが固まった状態でサクサクした感じで雪は少なくなっている感じでした。

権現山手前 権現山山頂

  権現山はまだまだ積雪もあり雪原状態でしたが、気温も高く、ザラメ雪で既にくさり出しており、ひと雨ごとに雪が無くなっていく予想ができる感じでした。

権現から琵琶湖 権現からの皆子方面

  尾根道は大きな雪屁もありますが、一方で部分的には木々の下が完全に雪解けし、イワカガミの葉も沢山見えている部分もあり、春近しを思わせる状況です。

巨大雪庇 春近し

  ホッケ山までは結構の積雪でありますが、溶け始めていますので深く沈み込む事が多く、山頂近くの雪屁はクレバスが走ってドンドンと下に滑り始めている感じしました。

クレパスのアップ ホッケ山頂越しの蓬莱

  ホッケ山頂も殆ど積雪はありません。しかし、山頂付近を始めこの尾根は霧氷がとてもきれいに残っていて素晴らしい光景です。ここまでは本日付けられたと思う踏み跡もあったのですが、ここからは踏み跡も鮮明ではなく、雪は溶けてくさり始めていますので、スボズボと沈む雪道を踏みしめながら先を急ぎました。特に日が当たる部分は雪が水分を含んだザラメです。

霧氷 霧氷
蓬莱山頂 峰床山頂

  バスの時間が遅く9:20登山開始でしたので、小女郎峠で前のピークで11:30に到着でした。ここで、昼食としました。本日は日清焼そばと味噌汁です。少し風は有りましたが素晴らしい眺めを楽しみながら、おいしくお昼ご飯を頂きました。片付けましたら12:00であったことと、蓬莱は多くのスキー客がおられると思い、蓬莱山頂には行かずに小女郎谷を下山しました。

尾根の雪庇 小女郎峠

  急な坂は尻セイドを少し楽しみましたが、この道も溶けかけていますので、スボズボと深く踏み込む状態です。途中でお昼ご飯を食べておられるパーティと逢いましたが、この谷は終始一人旅で下山しました。

小女郎谷 蓬莱の村から見たホッケ方面

  今日は、天気も抜群で眺めもとても素晴らしく、暖かさもあり「雪」「展望」「春の予感」「暖かく気持ちよい天候」を十分に楽しめました。積雪はまだまだ多いですが、既に山は春近しの状態であり雪は溶け始めています。この後、温かな紀行と雨が降り重なると相当速さでの雪は溶ける予感がありました。

  蓬莱の町はポカポカ温かく、村では笛太鼓が響きわたり、伊勢から来られた方による厄払いの行事をされていました。13:38駅に到着で、13:43発の電車で持ってきたビールを飲んみながら帰路につきました。