権現山・ホッケ山・蓬莱山
JOEの花紀行(NO.40)


 
蓬莱山


2012年10月20日(土) 快晴  小てつさん,JOE

コース:
栗原デポ地〜権現山〜ホッケ山〜小女郎峠〜蓬莱山〜小女郎峠〜ホッケ山〜権現山〜霊仙山〜電波塔〜デポ地





 小てつさんのご都合がつき、先週、桟敷・城丹尾根に行ったことから、今週は、ホッケ山・蓬莱に行こうということになりました。今週は、前日までとは一変し、快晴のお天気となりました。この天候は、展望が最高のコースですので最高の日取りとなりました。

 目的はきまりましたがルートをどうしようかと悩みましたが、時間帯が早く少しでも長いコースということで、栗原から上ることにしました。

 電波塔の取り付き付近のデポ地を目指しましたら、なんとタクシーと出会いました。先客が一組おられました。トレイルランの方でした。てんくう温泉まで7時間コースのランだそうで、体操を入念にして体の準備しておられました。我々も支度しほぼ同時にスタートです。ラン組みはあっという間に姿がなくなりました。植生なのか途中でフジバカマの群落を見つけ、名残のキタヤマブシをみながら植林の中をどんどんと登っていきました。

 霊仙山からの道の合流点で少し休憩しました。紅葉が少し出ています。ここからはブナ、コナラ、サクラなどの広葉樹の林に代わり、坂もどんどんと急になります。

北山方面 ガマズミの実

 かなりの急坂が現れここを一気に駆け上ると澄んだ青空が一気に目に飛び込みました。権現山の山頂直下の草地に到着です。かつてはここにもリンドウがあったのですが、ワラビとベニバナボロギクの林に変わっています。

リンドウ カワラナデシコ

 権現山には先客があり休憩されていました。琵琶湖側は温度が上がり水蒸気が多いのかガスが沸いていてモンヤリしていますが、蓬莱の山地や北山側はすばらしい眺望です。権現の見晴らしのよい尾根を歩き、ホッケを目指しました。

 最高の天候の中、澄んだ空気の元、大変気持ちよい気候を楽しみ、途中、小てつさんにOkaokaさんが下山に使われた尾根の取り付きを解説しながらホッケ山に到着しました。

ホッケからの権現山 センブリ

 山頂でであった方のお話では、21日には100名の子供たちと来られるそうでその下見です。また、情報によると比良チャレンジで400名の方が来られるとのことでした。それを聞き小てつさんと都合により20日にしたのですが、21日に登らなくてよかったとお話して先を急ぎました。

武奈方面 山頂付近

 小女郎池を見て先を急ぎ蓬莱山に到着です。蓬莱山ではパラグライダーの方が次々空中に飛び立っていかれています。琵琶湖側は少しガスがあるものの最高の展望です。沢山の方が秋を楽しみに来られていました。

紅葉 琵琶湖方面

 山頂でラーメンタイムにして、時間が大変早いのでどうしようかと相談した結果、霊仙山経由で戻ることしました。同じコースでも、行きの見方と帰りの見方では、道を見る角度が異なるので、また、違った野草との出会いが期待できます。

終わりかけのテンニンソウ 琵琶湖大橋方面
権現山山頂 ゴマナ

 霊仙山は思っていた以上に距離があり、山頂では団体さんとお会いしました。名残のミヤコママコナがありました。山頂からは、急坂を一気に駆け下りるように下山し電波塔に着きました。ここで少し野草散策して、デポ地に向かいました。

 この日は、綺麗な青紫色のリンドウと白く可愛いセンブリを沢山観察できて二人出堪能しました。また、一厘ですがカワラナデシコにも出会えました。デポ地付近では、実をつけかけているオオハンゲが沢山群生していました。

 アキノキリンソウは不思議に少しだけでした。年々、野草が減っている感じしますが、青、白、赤、黄色の今日は多くの花々にめぐり合え、また、最高の秋晴れの澄んだ青空の中、始まりかけた紅葉など大変満足した一日でした。小てつさんに感謝です。





アキノキリンソウ