愛宕山 町内登山会(NO.18) |
![]() |
帰りは感動 |
![]() |
![]() |
||||||||||||
平成24年5月13日(日) 晴れ 小てつ町内有志11名
![]() ![]() ![]() ![]()
小てつが「稲妻号」を置く駐車場は公園と隣接している。いつも山行から帰ってくると近所の子達が公園で遊んでいることが多い。
言い出しっぺのY嬢のところのTa家と、丁度年回りの似通った兄弟のいるTu家、去年の5月の「お見合い登山」の時に一緒に山行したK家に声をかけ、小てつだけでは心もとないと言うことで、町内の山ライバルのYさん御夫婦にもサポートの声をかけ、皆さん快く参加してくださるということで総勢11名での山行となりました。 愛宕山と言っても普通に登るのは皆さんの登山経験では「しんどい」だけの思い出しか残せないと思うので、ここはひとつ'ズルの手'を使うこととする。3月に「森の旅人Mさん」が使われた谷山林道から雲心寺駐車地まで車であがる愛宕神社裏参道を利用する手だ。標高700mまで車であがることになり、残りの美味しいところだけ歩いてもらおうという計画だ。 当日はメンバーの誰の行いが良いのか快晴となった。駐車場に集合し、取り急ぎ周山街道は高雄を目指す。神護寺のところから谷山林道に入るのだが、一応この林道も一般車は進入禁止となっている。最近はマシになってきたがゴミ捨てが多かったし、不審なものの進入も多かったらしい。今は松尾峠分岐のところのゲートも開いたままのことが常であるけれど、ひと昔前にはクサリがかけられていた。そのクサリに自転車が突っ込んで大きな事故になり、クサリを開けたままにするようになったとか。小てつの場合、地元の消防団の方に知りあいがいて、何かの折りには名前を出していいとのお言葉をいただいているので、わりあい堂々と入れるのだが、いずれにしても建前は進入禁止場所であるので、okaokaclubの読者の方々には、入るなら自己責任であるということと、入らせていただくという姿勢で、地元の方への配慮をお願い致します。 車酔いが心配な子もいたが、どうにかいっぱつで雲心寺駐車地まで登ってこれた。今日は大盛況で、駐車地は車でいっぱいだ。早速に準備をし、今日はみんなで柔軟体操をする。体もほぐれたところでいよいよ出発。 既にここから眺望があり桂川が見えていることなど解説するが、子供たちは今ひとつ感動が薄いようで、首なし地蔵の由来など話すも気味悪がりもせず。
ここで裏参道ではなく一旦「クリン草群生地」に向かう。先週つぼみだったクリン草は満開一歩手前まで咲いていてほっとするが、ここでも子供たちは驚きもしない。唯一、Ta家の次女のKちゃんが「きれいだし写真に撮っておこう」とカメラを向けてくれたくらい。他の子は'花より団子'。 クリン草群生地をどんどん遡行し、二又の左又に入る。対面の傾斜にギザの踏み跡があるが、そのまま谷を詰めると裏参道の展望場所にドンピシャで出る。 K家の長男R君は、まだいくらも歩いていないのに、お腹が減ったといい、オニギリを食べてもいいかと言う。R君がオニギリを食べる間、小休止とする。 まだぜんぜん3歳までいってないだろう子が自分で歩いて登ってくる。父親さんが今風背負子も担いではいるが、しっかりした子だ。この子は将来火事には遭わないだろう。 小休止を終え、愛宕神社に向き歩き出す。ここで子供たちが面白いこと言い出す。'山道に酔った'と言うのだ。木漏れ日や、山道の起伏、落ち葉などで目のピントがずれるのか、小てつには理解不能の現象だけど、全く山歩きの経験がないとそんなものなのだろう。
みんなのペースは先程のTa家のKちゃんが「おっちゃん早い!」とか「うしろが着いてきてへん。」と逐一報告してくれるので、それに従いゆっくりと進む。それでも裏参道のこと、クリン草群生地に寄り道をしたが1時間少しで神社下までこれた。神社下でYさんが留守番をしていてくれるとかって出てくださるので、みんなは、空荷で神社にお参りする。 お参りのあと、おまちかね昼食予定地の三角点に向かう。K家のR君が愛宕山の標高を聞いてくる「924m」と教えると、924,924、・・・と繰り返し暗記している。今丁度社会で地理をやっているそうで、そのあたりに興味があるようだ。そのまま大きくなれれば将来両親はバラ色なんやけど・・・。 三角点は以外にも空いているが、多人数のためベンチ付近は避け、手前のところでシートを広げて昼食とする。 昼食の後の腹ごなしなのか何なのか、子供達は三角点の小山でシート滑りを始めた。(お〜い、山の形変えるなよ〜) 昼食後のお茶タイムと言うことで、少し降りた水場でコーヒーと久々の野点の準備をしていると、子供達は「鉱物観察」に夢中になりだした。よくよく見ていると、どうやらYさんの主導であることが判明。意外にもYさんは「子供あしらい」にたけていて、うまく遊ばせているようだ。ここらの石は砥石にできそうな薄く剥がれる石や、石英を含んだ石もあり、K家の兄弟は持って帰ると言い出した。(この子らは将来オヤジ殿のようになるんか〜???) それぞれお茶も飲んだところで、水の出どこをバラす。愛宕山系で一番美味しいことを話すと、皆それぞれ開いた容器に詰め直して持ち帰ることとなる。
さてここからがお楽しみの芦見谷源流を降っていくことにする。皆さんには長靴を用意していただいてきたので、ここで履き替えてもらう。(いくらなんでもゴミ袋履きは山歩き経験無しの方には危険と判断) 連休に家族で来た時よりも水位は下がっているものの、やはり難所もある。長靴履きということもあり、ワーワーキャーキャーはさほどないが、慎重派のTu家のT君にはYさんがバッチリサポートについてくださり、やはり頼んでおいて良かったと思う。 お調子者のK家の兄弟が一回ずつはまっただけで被害は最小で済み、皆無事に竜の小屋まで降りてくる。お調子者のくせにビビリのK家兄弟は、ここまで来てしきりに帰れるかどうかを聞いてくる。長い時間山道を歩いて来て不安になりはじめたようだ。 でも、首なし地蔵に飛び出すと「首なし地蔵や!」と驚きの声をあげる。ぐるっと一周して同じ所に帰ってきたことに驚いたようだ。行きにはさほど感動もしなかった京都市内の眺望に、帰りには感動したようで、子供達の表情が変わっている。 出発地に帰りつきTu家のおねえちゃんNちゃんは緊張が一気にとけたのかグッタリ気味。大人達は一旦解散となるものの、子供達は公園で延々元気に遊び続けているではないか。(山ではシンドいとか言うとったくせに・・) 'お前たち、今度は下からじゃ!!!' 付き添い参加のTa家、Tu家のお母様、サポート参加のYさん御夫婦、大変ご苦労様でした。今すぐでなくても、子供たちには山でやったアホなことが、いい思い出になると思います。また機会があれば行きましょう!
![]() ![]() ![]() ![]() |
|||||||||||||
![]() |
![]() |