小てつのよも山話(NO.96)
この季節になれば

何を隠そうあの野草たちは、
JOEさんと小てつが「ある花」の探索の時に見つけた。


2012年6月12日(火)            小てつ







 久しぶりのよもやま話。

 そう言えばJOEさんの花紀行や小てつの紀行文もアップされないと感じてお
られる読者もいよう。愛宕で家族や近所の子供と遊んでいると見せかけて、実
はこの季節になると、小てつはJOEさんと「ある花」の探索に、「ある山域」に足
しげく通っているからなのである。

 JOEさんはもう数年前から、小てつは2年目となる「ある花」の探索。「春に花
咲く大木」の探索でさえ4回かかって諦めかけた時に見つかった。今度は「花」
だし、その山域にひと株だけあるというのだから困難は百も承知。おまけに「大
木」の時よりも範囲が広いときている。

 ただ小てつは最近「花」を見つける目的よりも、その山域がお気に入りとなっ
て、深い懐に驚愕するばかりなのだ。めざとい読者の方はお気づきだろうけど、
前回のokaokaさんの紀行にはレポも山地図も無い。山紀行の扉の中にだけ同
行者が記してあって、JOE、小てつの名前が出ている。何を隠そうあの野草たち
は、JOEさんと小てつが「ある花」の探索の時に見つけた、言わば「副産物」と
言うべきものなのだ。

 あれだけの花たちだから、「芦生研究林の中」と思われるかも知れないけど、
どっこいそうじゃないから大変なのだ。うっかりバレたらエラいことになる。
しかし小てつには「反面教師」がたくさんいるので、絶対にバラすこともない
だろう。

 「反面教師」の総代表みたいなのがお一人おられて、なんでもかんでも大勢
の人にふれてまわる。山で通りすがりの人にでも「秘密の場所」をバラすもん
だから、その後バスで大挙して訪れられたりして困ったもんだ。

 インターネットの中でも「反面教師」はいて、「場所の特定はしませんが・・」
などと注記はしていても、GPSの歩行ルートを表示しているものだから追跡し
て歩かれたらドンピシャで見つけられてしまう。多く見られる花なら別だけど、
「絶滅危惧種」にあげられている花くらいは扱いに注意してもらいたいと痛切
に思う。こういう方々とお付き合いはできない。

 しかし、

 'ええ年したオッサン二人が、花を探して山に通いつめる'

 'ええ年したオッサン二人が、飲み屋のおねーちゃんにゾッコンになって通
いつめる'

 だったら、前者の方がキモイなぁ。でも面白いんですよ、これが。


 さて、この季節になると出てくるのが虫。再三お伝えしているけれど今一度。
ハエやブヨなどたかってくる虫には'ハッカ油'。原液を半分から3分の1くらい
に薄めて使います。使うときにはよく振って使わないと分離しますから。
下手な虫よけスプレーよりも効果絶大。エアサロンパスも効きますが、濡れる
と恐ろしく寒くなるので、雨の心配がある時にはお薦めできません。

 そして何より'山ビル'。何度もお伝えしていますが、キンチョーの'虫よけプレ
シャワー'。新しい香りのも出て3種類の香りになりました。何故か普通の薬屋
さんにはあまり置いてなくて、「コーナン」にあります。値段が¥398円と、
'山ビルファイター''昼下がりのジョニー'などより安いのでお薦めです。
含まれているディートに忌避効果があると言うことですが、忌避効果だけでな
くヒルに直接かけると死ぬので、そういう効果もあるようです。もっと安価なの
は'塩水'です。

 最近、この山ビルの生息地域も変わってきているようで、昔ウジャウジャだ
った所にはそうでもなくて、昔居なかった所に出ているようです。これは鹿など
の生息域が変わってきていることからで、山ビルは鹿のヒヅメなどに食いついて
運ばれるためです。歩いているところに、鹿の足跡やフンなどが目立つようなら、
山ビルに注意です。


 K日山荘やLッジに、いつまでたっても'プレシャワー'おかんなぁ。店員
okaoka clubの小てつのよもやま話読んどらんな。けしからんぞ〜という話。


                        【 記: 小てつ 】

JOEさんはもう数年前から、
小てつは2年目となる「ある花」の探索