初心者親父ズッコケ中央アルプス
木曽駒から空木岳 (NO.52-1)


 
こちらは駒ヶ岳です、乗越浄土を基点にウロウロです。


平成24年10月2日〜4日     洛西オヤジ

今回の行程表ですが、チョット参考にならないズッコケぶりです。

コース:

▼10月2日(火)
早朝5時 車で名神高速、中央高速、駒ヶ根インター −菅原台駐車場−バスでしらび平−ロープウエイ−千畳敷−乗越浄土−伊那前岳往復−中岳、駒ケ岳、往復−宝剣岳−極楽平−千畳敷−ロープウエイ−しらび平−バスでJR駒ヶ根駅前−ビジネスホテル宿泊

▼10月3日(水)
JR駒ヶ根バス停からバスで−しらび平−ロープウエイ−千畳敷−極楽平−檜尾岳−熊沢岳−東川岳−木曽殿山荘宿泊

▼10月4日(木)
木曽殿山荘−空木岳−駒峰ヒュッテ−駒石地帯−ヨナ沢頭−小地獄、大地獄−池山小屋−タカウチ場−林道終点−少し下ってタクシー乗り場ータクシー菅原台駐車場−家族旅行村こぶしの湯−中央駒ヶ根インター−名神高速−帰宅





▼10月2日(火)

 こんにちは洛西オヤジです、台風の影響で天気予報とにらめっこしながら出かけたのですが、甘くは無い山の天気です。相変わらずの遠方山歩き報告ですが、おまえなー京都北山OKAOKAクラブでなんで遠くの山ばかり報告するのやーとゆうお叱りが聞こえますが、オヤジも地元の山は歩いてはいるのですが何分にもそうそうたる、先輩諸氏の緻密でおまけにマニアックな報告がなされているなかで、余りにも稚拙な歩きの報告しか出来ないオヤジの事情お察しください。

 事実今回も情けない初日の歩きです。初日の行程表なんかおかしいでしょう。千畳敷から上の乗越浄土まで行って、なんでその日の宿泊がJR駒ヶ根駅前のビジネスホテルなんやと思われるのではないでしょうか。まあ今回も鈍くさいオヤジの山歩きにお付き合いください。

 しばらく好天が続きましたが、オヤジが行こうかな〜と思っている月末から1日にかけて、どうも雲行きが怪しくおまけに台風が二つも近ずく有様、予定より2日ほど出発を遅らせてカーチャンすんません。

 中央はあまりとゆうより本格的に入るのは初めてで、現役のときに社員旅行で千丈敷きに行ったような行かなかったような(どっちやねん)まあロープウエイがあるとゆうことで、当日にユックリ出かけました、(早朝5時がユックリかい)駒ヶ根インターからすぐの菅原台の駐車場、9時ごろ到着、平日でも沢山の人が、まあこれほどの人気があるとは、後でなるほどと実感させられました。

 本格的な山歩きの装備をしている人はまばらで、ほとんどが一般の観光客や写真を撮る人達で、ほぼバスは満員、途中運転手さんがバスを止めて「カモシカがいます」となかなか親切な事です、「ワーどこどこ」とカメラ構える人座席を乗り出し見る人、団体観光のツアー状態、40分ぐらいでしらび平に到着。

 すぐにロープウエイで千畳敷に(8分だそうです)ロープウエイの中でも「ウワー綺麗、キャー素敵、」「生きていて良かったー」そらちょっと大層やろー。到着した千畳敷は天気も良く皆さん満足、ホンマに2500M以上の高い所に歩かずにいきなり来るのですから、そりゃ観光客がワンサカきますよねー。

菅原台バス停 千丈敷き到着
ワー綺麗、キャーチョット大層やろ 千丈敷きカール
千丈敷きロープウエイ前 涸沢カールと比べてどうやろな〜
こちらは来るのが楽やな〜

 オヤジも千丈敷カールを下から眺めてユックリ支度です、整備された遊歩道を上部の乗越浄土に向かいます。結構普通の観光客もがんばって登っています。30分ぐらいでしょうか乗越のコルに到着、目の前に今晩泊まる予定の宝剣山荘が見えています、時間はタップリあります、先ずは伊那前岳に行き、戻ってチョット早いお昼ご飯、その後、中岳、駒ケ岳、を回って宝剣山荘に戻って来ましたがまだ14時にもなっていません。

 山荘のベンチではさすがに登山の人が多く、「ワーすごかったね〜怖かったーどうしょうなんてオモッチャッター」オバチャングループ、どうも宝剣岳に行ってきたみたいです、宝剣岳は目の前にあります、オヤジは明日越えて空木岳に向かう予定です。

 「あのー宝剣岳はそんなにキツイのでしょうか」なんかエライ怖そうなベテラングループに恐る恐る聞くオヤジ、「アラ有名よ、でも此処まできたらやっぱり行かなきゃー」「ねーでもなんか、ヤッターとゆう感じだもんねー」ワイワイ、どうも関東弁はイマイチ怖いですが、地図を見ていたオヤジ、そうか、今日宝剣越えて極楽平からロープウエイ駅に戻り、千丈敷ホテルに泊まるかーと気持ちが先に進むオヤジ。

 そんなにヤバイのならユックリ今日のうちに越えて、まあ明日極楽平まで又30分ほどかけて戻ればよいのだし、ユックリお風呂に入れそうだし、ガイドブックにも駒ケ岳近辺の山にこだわらず空木岳に行くのなら、ロープウエイ駅から直接極楽平に向かい、空木岳に向かうと良いと書いてあります。よし、そうしょう、目の前にある宝剣岳に向かいました。

乗越浄土の広場、
ここまでは元気な観光の人はきます
千丈敷駅です、伊那前岳の稜線から
伊那前岳山頂、左奥が宝剣岳です 駒ケ岳山頂神社です
この雲はなんかいやな感じやなあ〜
この後予想が当たりました

 山ではいやな予感はよく当たります、特に天気は肌が感じるのでしょうか、まあまあの天気が宝剣岳に取り付く頃には曇だし山頂ではガスの中、期待した展望はバツでした。宝剣岳そのものはやはり、なかなかの厳しさで、オヤジのような初心者には怖いクサリ場や三点保持が必要な箇所があります。なるほどなるほど、乗越浄土までの観光気分とはエライ違いです。山頂は岩場で何処が山頂やーと結う感じですが小さな祠がありどうもそこが山頂みたいでした。展望も無いのですぐにヘッピリ腰で極楽平に向かいます。

宝剣岳山頂、全くガスに包まれて展望は残念 コリャ怖いわ!
大キレット並みのクサリ場か?
チョットおおげさかいなあ〜
下りてきたら晴れてきた、コンチクショウ
ガスの中でチラッと見える、のが憎いやんかー
(アホかそんなことゆうてたら落ちるぞ!)
極楽平

 宝剣岳を越えるのにまあそれほどの時間は掛かりませんでしたが、それでも1時間半以上ヨタヨタしていたでしょうか、極楽平に着いて、すぐにしたの千丈敷ホテルに下ります。明日の朝又登る事を考えたらチョットもったいない気がしますが、まあそれほどの事もないでしょう。と此処まではオヤジの思惑どうりだったのですが、千丈敷ホテルに着いて、フロントで宿泊したいと申し出たところ、今日は満室でダメ、エーそうなんやー山小屋感覚でいたオヤジ、アチャーいまさらながら人気の千丈カール、この時期当然の事です、といわんばかりの対応、どうしょう、もう一度宝剣山荘に戻るか、又明日宝剣岳越えなあかんな〜しょうがない明日又出直すか、8時がロープウエイの一番やそうです。8分で上って来てすぐに出発したら充分いけるやろーと(甘いな〜)一旦下りる事にして今日の宿泊を考えます。

 お金ないし、やっぱりビシネスホテルやなあ〜、駅前やったらあるやろ結局菅原台近辺の温泉街を通りこして終点までバスで戻り、駅前の交番で聞いてなんとかビシネスホテルでお休みなさい。なんだかね〜オヤジらしいといえばそうなんでしょうが、自己嫌悪に陥ります。

                             【洛西オヤジ記】