悲劇の事故から丁度一年目の記念日歩きは比良へ
白滝山〜長池〜夫婦滝//比良 親父の山歩き報告(NO.48) |
長池ですがこちらはまだ雪が多い感じです。 |
2012年 4月17日(火) 洛西オヤジ
コース: 坊村−明王谷林道−伊藤新道−白滝山−長池−関電巡視路−白谷リフト基地−汁谷リフト基地−夫婦滝−牛コバ−坊村 ◆所用時間9時間半ですが、今のオヤジの足の状態と鉱物研究(?)しながらの為全く参考にはなりません。 またまた大層な見出しですが、忘れもしない昨年4月の17日にオヤジは自分の余りにも情けない不注意で、左膝関節脱臼とゆう事態になってしまいましたが、あれから早いものでもう一年が経過しました。最近洛西オヤジは全然山歩き報告しとらんな〜、ついにくたばりよったかとゆう声が来ていますと師匠から聞いていますが、もう死んだも同然の状態で、もともと冬は苦手で、寒いし雪があるし、皆さんの報告見てはようあんな恐ろしい所にいかはるな〜と、感心するばかりでコタツに入っていました。 結構ストレスは溜まるし(なんのストレスやー)過食症に陥り、医者から糖尿病の入り口で少し入っています。それに肝臓はフオアグラ状態で、このままではどうしょうもない事態になります、と宣告されてしまいました。しかたないので痛む足を引き摺り頭から毛糸のマフラー被り、いつもの赤いチャンチャンコ着て(完全に怪しいオヤジ)近所のコンビニに行ったり、地区の古墳公園に行ったりして、ぼちぼち春に向けての準備をしてきました。 やっとチョット歩けそうな雰囲気に(雰囲気で山歩きするのかー)なってきたので、記念日に思い切って比良に行くことにしました。実はオヤジはまだ長池からの関電巡視路を歩いた事がないので、記念日歩きに行くことになりました。 がんばって朝早く出発したので、わが愛車軽四ロールスロイスは7時に坊村に到着、ヨタヨタと準備をして歩き出します。此処だけの内緒の話ですが、地主神社の裏から斜面をよじ登りチョット近道して林道に取り付きます、あまりお勧めは出来ません。 エッチラエッチラ、林道歩き、膝は痛いし息は切れるし、ホンマに行けるんかいな〜と痛む膝を気にしながら歩きます。朝早いので、鹿はいるし、サルもいるし、ホンマにこんな人里近くにまで、住んでいる人は大変でしょね〜。
何とか伊藤新道の取り付きにたどり着きました、もう帰ろうかな〜と思いましたが、まあ行ける所までとヨタヨタ登ります。ああしんどいな〜山歩きはなんでこんなにしんどいのやろー。そうそう以前このコースで間違えてエライ事になったな〜、エライもんや火の用心の看板に落書きで、この先50M川を渡って左に、右は間違いと書いてあります、そうなんやみんなよく間違えるのやー。
滝の左上に出んとあかんのや、ワサビ天井とか書いてあるな〜、なんや滝だらけやな〜、それにしてもしんどいな〜とヨタヨタ進むオヤジ、やっと白滝山直下のくの字登りから山頂へああしんどいな〜。
なんとかたどり着きました、ああしんど、(わかった、しんどいしんどい何回書くねー)オトワ池は何度か来ましたが、その先長池、関電巡視路は初めてです、師匠の地図片手にヨタヨタ進みます。しかし師匠も書いておられますが、なんでこんなに登ったり、下ったり何回もするのや〜、それに残雪で関電名物プラ階段が見えへんがな、ウロウロしたらしんどいがな。
もう膝が痛いがな、お腹がへったな〜と思いながら歩くオヤジの目の前にやっと広い沢が、どうも白谷みたいです、もう一ピーク越えたら汁谷でしょうか。そのまま少し上流へ行くとリフトが見えて来ました、白谷チャンピオンコースのリフト基地です、お腹へった〜ごはんごはん。
今年の春の営業はもう終わり、停まっているリフトに腰掛けておにぎりタイム、それにしても誰もいないな〜エエ気分やな〜ユックリして汁谷に向かいます。丘を一つ越えると汁谷の大きなリフト基地です。もうよれよれなんで上の琵琶湖バレイ基地には行かず、汁谷を下って夫婦滝に向かいます。 ところどころ雪が残っていますが、それほど気にせずに歩けましたが、一ヶ月前なら大変でしたでしょうね〜、そんな時はオヤジには無理無理。
夫婦滝に何とかたどりついて、お堂で休憩、相変わらず誰も来ていません。バレンタインで貰った明治の板チョコかじって又ヨタヨタと歩き出します。
後は例の流されていた橋が心配やな〜、それにしても下りは膝にまともにくるな〜、つらいな〜カ〜チャン、師匠〜、田口先生(誰や?はいリハビリの先生です)案の定、橋は流されて引っ掛かったままです。恐る恐る流木につかまって渡ります。
何とかヘッピリごしで渡るオヤジ、誰もいないのでカッコ悪いとこ見られないのでよかったよかった。牛コバに着いたのはなんと4時半ゲーなにしてたんや、まだ坊村までチンタラチンタラ歩かんとあかんのやでー。 しかたないな〜、林道をヨタヨタ歩くそんなオヤジを、今日はじめて登山者が追い抜いて行きました、若い男性であっとゆうまに姿が見えなくなりました。
帰りも神社の裏の斜面をヘッピリ腰で下りやれやれ、車に戻れました、カーチャンに「下りました」報告して、今日は遅すぎ(17時まわっている)てんくう温泉は諦めて帰りました。途中郵便局の辺りで先ほどオヤジを追い抜いた若者が歩いています。「どうしたんや、車何処に停めてるのや」と聞いたところ、車ではなく堅田行きのバスに乗り遅れたとの事、聞くと大阪から来ているとの事で比良は初めて、バスの時間も詳しく調べずに来たとの事でした。 まあ帰り道なんで、国際会議場まで送る事にしました、喋る相手がいれば退屈な鯖街道も気が紛れます。最近大阪に仕事で移ってきたそうで、なんと大阪の梅田のモンベルの店に勤めているとの事でした。今度いくからまけてー いろいろ関東の山のことや、モンベルのことなんぞ話しながら国際会議場に帰ってきました。いつもの事ながら名前も聞かずに一期一会、バイバイ又どこかで会いましょう。無事に歩けた今日の一周年記念山歩き、感謝、感謝。 【洛西オヤジ記】 |
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