初心者オヤジ、今回は秘境の温泉とランプの山小屋を尋ねて
(北アルプス高天原)
親父の山歩き報告(NO.51-4)


まだ少し雲が厚い感じですが何とか
良い天気になってくれそうです但し午前中はですが


平成24年8月26日〜30日     洛西オヤジ

なんだかツアー会社の宣伝文句みたいですが、今回の行程です。
コース:
▼8月26日(日)
京都駅八条口から夜行バスで新穂高へ

▼8月27日(月)
新穂高ー林道左保谷ーワサビ小屋ー鏡平小屋ー双六小屋(宿泊)

▼8月28日(火)
双六小屋ー中道コースで双六岳ー三俣蓮華岳ー三俣山荘
黒部源流コースで岩苔乗越ー水晶池ー高天原山荘(宿泊)温泉往復

▼8月29日(水)
再度温泉へー竜昌池ー高天原山荘ー高天原峠ー雲ノ平山荘(宿泊)

▼8月30日(木)
雲ノ平山荘ー太郎平小屋ー折戸ーバスでJR富山駅ーJR京都






▼8月30日(木)

  夜中に雨の音がしていたので心配しましたが、何とか朝になると止んでくれました、ただ天気予報は午後から雨の予報で、晴れのち雨とゆう極端な天気です。今日は太郎平小屋が目標です、まあそんなに遅くならないうちに入れると思うので、朝食後ユックリ支度をして出発です。

雲ノ平らしい木道、何のコッチャどうちがうねん 水晶、赤牛方面ですが雲がかかってイマイチ
チョット芸術的に 笠岳遠望です

 今回はまあまあ何とか前回よりは雲ノ平を楽しめたかなあ〜と思いながら1時間、いよいよ薬師沢への強烈な下りです。誰もが嫌がる有名な急登坂、急下り、靭帯のないオヤジの試練です。岩がゴロゴロ、しかも苔むしています、登るのはもちろんキツイのですが思い出します、前回は雨の中を登りました。慎重に時間、恰好気にせず、芋虫みたいにヨロヨロ下ること2時間弱でしょうか、やっと薬師沢の渓流に下りました、ヤレヤレです。

こちらは槍です 長い間続くゴロゴロ下り
やっと沢に下りて来ました、 このつり橋の向こうが薬師沢小屋です
薬師沢つり橋から 薬師沢小屋

 さて後は太郎平までの登りかえしです、皮肉な事にえらいピーカンになって来ました、汗が吹き出てきます。まあ周りの花や景色を楽しんでと余裕をかましながらヨタヨタと登るオヤジです。しかししんどいな〜太郎平、薬師沢、雲ノ平、と結うのはV字型の地形の典型でしょうか、難儀な渓谷です薬師沢とゆうのは。

太郎平に向かう途中です
もう秋の気配?その割には暑いです
まあ癒されますね〜このあたりはまだ余裕
天気も良かったのですが

 太郎平の最後の直下で、もう少しで太郎平の小屋やと判っているのですがダウン、あ〜あ年はとりたくないな〜と落ち込むオヤジ。10分ほど休憩、何とかヨレヨレで小屋にたどり着いたのですがなにか突然、今日帰ろうかな〜とゆう思いが涌いてきて時間を確認12時5分です、たしか変ってなければ折立〜富山の最終バスは15時10分のはずです。

 小屋の人に確認したら、やはりそのとうりとの事「今すぐ下りられたら間に合うと思います」オヤジは昼、カレーを食べたかったのですが、「カレー食べてる余裕ありますかね〜」「いやーまあどれだけの体力が残っているかですが、すぐに下りられたほうが、早い人で3時間弱、普通は3時間ともうちょっと掛かります」とのこと。

 そのときはオヤジはもう、今日帰るモードに、とゆうのもこれから雨で又山小屋で半日は辛いものがあります、早速下ろしたリュックかついで、木道を急ぐオヤジです。小屋を目前にダウンしていた時間が悔やまれます。おまけに天気予報がこーゆう時に限ってあたるんですね〜、曇ってきたかと思うと大粒の雨が降り出しました。

 大分ガマンしましたが、三角点の手前で雨具着込んで急ぎます。今回これほど焦って歩くのは初めてで、今回とゆうより最近はないです、オヤジの苦手な下りです、時間はドンドン過ぎてゆきます。おまけに雷が鳴り出して、まあ尾根から下って樹林帯に入っていましたが、時々すれ違う団体さん大丈夫かな〜。

 本来はオヤジが下りで道を譲るのですが、10名以上の団体さんにはリーダーに了解してもらって下りさせてもらいながら、折立を目指しました。何とか折立の遭難者慰霊碑にたどり着いたのは3時5分、もうバスがエンジンかけて待っていました、イヤーきつかったです。

 あわててキップを買って乗り込むオヤジ。普通は水場もあるので、汗を拭き着替えも済ませてとゆう感じなんでしょうが、ただバスは5〜6人の乗客なんで、座席を一列使いバスの中で雨具を脱いでリュックを開けて、チョットだけ残った水を飲み、やれやれなんとか落ち着きました。

 2時間弱かけてバスは富山駅に到着、駅の多目的トイレでスッポンポンになり着替え、なかなかこの多目的トイレとゆうのは助かります。はあ〜お腹へった〜駅前の食堂で食べた天蕎麦定食のうまかった事。カーチャンに一日早く帰りますと連絡して、サンダーバードに乗り込むとすぐにうつらうつら、お疲れさんでした。

 今回は出発がチョット変った状況で出発。おばさん山歩き隊のT先輩、堂満の急斜面でオヤジは今ごろ鏡平に向かってあるいとるのやろな〜と思われたとの事ですが、まさにヘトヘトでご想像どうり鏡平を目指していました。IKOMOCH先輩ネット検索有り難う御座いました、銭湯なかなか昔ながらの風情のある銭湯でした。師匠パンの差し入れ有り難う御座いました、3日間行動食で食べさせてもらいました、助かりました。
                                     感謝感謝


最後にいつものパターンでヘタクソ花写真、名前は道子師匠にお世話になってます、スンマセン。

ハクサンチドリ? サンカヨウの実?
シナノオトギリ? チングルマの実?
イワショウブ? タカネナデシコ?

                             【洛西オヤジ記】