大杉谷左岸コースを探索しました |
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日暮の滝 |
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2013.8.17(土) 晴れ 35℃ ikomochi
コース: 三条京阪発清滝行8:02⇒清滝着9:05→高雄分岐9:30→大杉谷道取付分岐9:45→大杉谷道分岐10:15→第一ベンチ10:30→大杉谷川10:50→日暮の滝11:05=11:20→昼食11:40=12:05→山道分岐12:09→谷12:10=12:15→山道分岐12:20→倒木の谷間12:30→道を探しながら山道に出会う13:20→行き止まり13:40→大杉谷道に出会う13:55=14:10→第四ベンチ14:25→第二ベンチ14:45→第一ベンチ15:25→大杉谷道取付分岐15:50→清滝バス停16:15=清滝発嵐山行16:26 ![]() ![]() ![]() ![]() 6月頃から調子がいまひとつだったパソコンが、盆休みが終わり仕事も本格的に動こうかという時になって、どんどん重くなりいきなりプリンターが動かない。手入れをしてもエラーが増えるばかり。一大決心をして、春に買っていたウィンドウズ7機に乗り換えることにしたものの、各種データを取り出すのも機械をなだめながらのハラハラドキドキ。酷暑に半徹の日々を乗り越えて、2週間ほどかけてやっとなんとか新機種ソフトにも慣れつつあるので、地図や紀行も書こうかという気力が出てきました。 故障の原因はマルウェアです。新しいPCにも、データ移動でウィルスを一緒に連れてきたらしく、こっちの対策にも手間取りました。会社のPCもこの間2台クラッシュで、原因はウィルス。常日頃注意を払っているつもりなのですが。皆さんもお気を付けください。 そんなこんなでパソコンと格闘している間に、山歩きおばさん隊さんが大杉谷左岸コースに行ってくださったようです。8月18日にokaokaの面々とオフ会で、左岸コースで迷った話をして、「なんでそこでそっちに行くんやあ!」と毎度のことながら呆れられておりました。自分でもあとで考えれば、なんですぐそこまで行ってんのに違う道に行っちゃうんだろう?と悩むところではありますが、いやいやまあ その場ではいろいろ考えてのことでして。詰めが甘いと言われれば、それまでのことですが・・・。
ことしの夏は35℃以上の日々が続き、雨も局地的豪雨で偏っていて京都はカラカラ。お盆明けの土曜日、せめてもの涼を求めて愛宕山大杉谷に行くことにしました。谷川沿いの左岸コースは滝もあり涼しそうなので、地形図とokaokaさんの略図を握りしめて出発。清滝川では大勢の人が河原にテントを張って水遊びに興じている。川風が涼しい。水分を含んだ冷風に身体がはあっと緩む。夜も30℃は下らないし寝苦しい今年です。 大杉谷道取付分岐から坂道を上る。これが結構傾斜があって、5分も歩くと汗が噴き出息が弾む。ひと登りしては休み、また歩きと30分ほどかかって谷道との分岐に差し掛かったころには、足元がよろけそうになって、熱中症かも。第一ベンチの水場で顔を洗って一休み。
いよいよ谷へ下る道に入る。クリンソウを守るため?鉄条網が敷いてある山道を谷を巻きながら歩くこと20分で道が途絶え、谷に降り立つ。川沿いに遡り、左岸に渡ると左側に急斜面を上っていく道が見えた。ここが地形図に破線のある道かな。斜面を登らず、川沿いの細い道をどんどん進んでいく。流れに沿うように歩いていたが、次第に高みを巻く。
汗をかきながら登っていくと、轟々と水音が聞こえてきた。3差路を左側に川へと下ると、黒い岩盤をまっすぐに落ちてくる滝。水は少な目だけれど、あたりは清々しさにあふれている。滝つぼに下りて、ミストシャワーを浴びた。滝から先ほどの分岐に戻り、また川沿いを進むと、谷の分岐に出た。水色の紐が東の谷に沿ってひらひらしているが、踏み跡も薄いので、山道に戻って谷を高巻く斜面の細い道を慎重に歩く。しばらくして谷を横断。水色紐もここで合流するようだ。杉植林地の道をどんどん登っていく。急登りで汗もかきエネルギーも切れてきたので、少し広い道端で休憩することに。今日も気温がぐんぐん上がっているのだろう。木々や水に近くても暑い!
ザックに放り込んできた大きなオレンジ。重かったけれど、ここでぺろりと食べたら、身体が回復した。山ではやはり柑橘系です。ゆっくり休憩して、12時過ぎいざ出発。斜面の道を少し上ると分岐。右に上っていく道と、左に下る道。これは谷に下って行くのだろうと、数分進むとすぐに広めの河原に出た。ガマズミ?の実が花のよう。さてさてここはどう行くものか。谷の中にさきほどの水色の紐がひらひら。対岸の杉林の中に踏み跡らしきものもありそうなのだが。ここではたと思案した。
水色紐は谷間の岩を越えていくのが好きなようだが、暑さで参っている私にはその元気はないし。対岸も道かなあ。あまり気の進まない道に行ってみてえらい目に合うのは嫌だなあ。じゃあ 先ほどの分岐のはっきりした道を上ってみようかな?お盆の16日、谷に突っ込んで遭難者を発見してしまった記憶がよみがえる。だからお盆を避けて、山に来たんだけど・・・。まだ終わったばっかりだし。そんなこんなが脳裏をぐるぐる。 後ろ髪ひかれながら道を引き返し、先ほどの分岐から東へと道をたどっていく。結構広いし蜘蛛の巣はないし、みんな歩いているんや。赤いプラ板の標識。意味は不明。でも道は次第に怪しくなって行き止まりになった場所は、一面に伐採した大木が折り重なって放置された深い谷あいだった。見上げる頭上は、尾根の稜線で、たぶん月の輪道方向そう。上から人声が響いてくるから、いよいよ月の輪方面だろう。先ほどまであんな立派な山道だったのだから、どこかに続きはあるはず。
きょろきょろするのだが、荒れ放題でよくわからない。引き返すにもさっきの谷は今日の気分ではないので、とりあえず斜面を上に上っていく。頭上の稜線の下あたりに見えるのは道型っぽい。谷間をぐるっと囲んで山道があるように見える。太い丸太の上を乗り越え迂回し、獣道をたどって100mほど谷間を上り詰めたところで、平らな作業道に出た。稜線より一段下がった道らしく、一般道ではない。
紐がぶら下がっているので、道なりに西に前進すると、支尾根の付け根を乗り越えたあたりで道は途絶えた。でもその先の斜面に紐が誘導していて、下っていくようだ。どうしようかなと考えていたら、下のほうで登山客のにぎやかな声が響く。杉木立から透けて見えるのは大杉谷。どこかに出合いそうだなあ・・と、声を頼りに植林地の斜面を横歩きして西に進むと、出ました!!大杉谷道が月の輪道との出会いにかかる最後の急斜面の登り口あたり少し上でした。ということは、先ほどの紐に沿って尾根を下れば、左岸コースのどこかに出るのかもしれない。いやはや、愛宕はマニアックな人が多そうです。
倒木谷の急な登りですっかり足が疲労して攣っているし、身体も熱がこもっているので、登山道の横に座り込んで休憩。その間も上から下ってくるグループが続々。登ってくる人もちらほら。大杉谷は人気コースです。
今日は山頂に登る以上に歩き回ったので、ここで下山します。第4ベンチで涼風に吹かれていたら身体が楽になりました。あーやれやれ。大杉谷面白い。下山中も脇道一本一本のぞきこみながら、地形図で確認しつつ歩きました。
清滝川沿いをバス停に向かっていると、救急車が止まっています。河原で事故があったようで、錦鈴橋の駐車場には消防自動車も来ていました。夏は水辺の事故 怖いですね。 バス停前のお店に入って、冷たい生姜湯をいただきました。今日は山頂の自販機にはたどりつきませんでした。おばさんが大急ぎで作ってくれた自家製生姜湯、疲れた身体に沁みわたりました。ごちそうさま。 オフ会で、どこで間違ったんだろう・・と道を聞く私に、okaokaの哲郎さんが、大杉谷は道がいっぱいあるから10回は遊べるよと笑っていました。そうです。今年後半は愛宕で充分遊べそうです。次回は迷った道をしっかり探索してみます。 帰宅してネット検索したら、結構みなさん迷っていて、月の輪道に出た方が多そうですね。わたしは高度計もGPSも持っていず、地形図と太陽頼みのアナログなので、ネットに出ていたGPS軌跡は参考になります。地形図を眺めながら、自分の迷った場所を探すのが下山後の楽しみです。
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