赤坂山
JOEの花紀行(NO.47)


赤坂山


2013年2月3日(日)  晴れ   Hさん、小てつさん、JOE

コース:
マキノ高原デポ地〜スキー場〜ブナの木平〜粟柄越え〜赤坂山〜粟柄越え〜寒風〜スキー場〜マキノ高原デポ地





 今週は、Hさんと小てつさんと昨年に続き武奈ヶ岳の予定でした。前週に雪の状態で赤坂も候補に挙がりましたがHさんのご希望もあり武奈に決定としました。前日に小てつさんから、Okaokaさんが武奈に行かれて雪が少ないとの情報でしたのでスノーシューは止めてワカンにしました。

 3日、朝は山科で待ち合わせして湖西道路で一路、武奈を目指しました。色々なお話しで盛り上がっていると、真野手前近くで、小てつさんから「雪少ないので、赤坂にするなら今判断が必要です。」との突然の振りでした。Hさんも私もあまりに突然で声なくそのまま進みました。和邇に近づき本当のラストチャンスでしたが誰も武奈との声は無く、車は減速することなく近江今津方面に向かいました。アッという間に行き場所変更です。

 私は、家内との約束もあり必ず目的地とコースをきちんと告げて行くことにしているため携帯メールで変更した目的地とコースを家に送りました。

 その後、3名で話し込んでいるうちにアッという間に近江今津に付き、その後アッという間にマキノのメタセコイヤ道でした。辺りは雪がありません。2月にこのような無積雪のマキノの町を見たのは初めてです。

 マキノ高原のデポ地に到着して準備しました。コースは下山にワカンで一気おりを楽しみたいので、小てつさんのご意見である寒風〜赤坂ではなく、逆の赤坂〜寒風のコースを推奨し皆さんご賛同頂きました。スキー場は、見事なほどに雪はありません。

漸く現れた雪 雪が無い登山道

 赤坂コースの取付きに到着し登り始めました。少し登った所から雪が現れました。恐らくブナの木平付近からはそれなりの積雪があり粟柄越えからはシッカリと積雪があると考えていました。ブナの木平まではほぼ予想の積雪でしたが、ブナの木平は例年なら東屋は雪洞みたいになっていますが、夏の東屋のような情景です。今年は雪は少ないです。

大谷山方面 雪の少ない東屋

 その後、3名でお話ししながらハイペースで一気に粟柄越えに到着です。積雪状態はほぼ予想の通りでした。ここで皆さんはワカン、私は締った雪を楽しむためにアイゼンにして山頂を目指しました。

赤坂山頂 芦原・乗鞍岳方面

 山頂は風が強いですが見晴らしはそこそこありました。展望を楽しみ寒風を目指しました。粟柄越えを越えて登りになると結構雪が緩んでいてズボズボと沈みます。暫くは頑張って登りましたが、ワカンの皆さんはスイスイと進まれていたので、坂を登りきったところでワカンを付けました。ここからは大変見晴らしが良い尾根歩きです。天候は更に回復して金糞岳・伊吹などがクッキリとみえました。

 雪原の尾根は大変風が強いのですが雪原を楽しみ歩ました。途中のピークでは風が弱まっていたのでここで琵琶湖方面の展望を楽しみながらお昼ご飯としました。小てつさんはカレーうどん、Hさんはお汁ものとサンドイッチ、私はうどんを作り頂きました。

粟柄越え 寒風方面

 小てつさんのカレーうどんはやはり素晴らしい香りを漂わせていました。少しここでゆっくりして寒風を目指しました。寒風も大変素晴らしい雪原で展望も抜群です。大谷往復案もありましたが、少し南に下った雪原をピストンしました。木々の影が雪原に照らされている風景を小てつさんに教えて貰いましたが素晴らしい光景です。比良もクッキリ目に入りタップリ風景と雪を楽しみました。下山は寒風からスキー場にむけて予定通りワカンで一気降りしました。

小規模雪崩跡 巨大雪屁
谷間の琵琶湖 雪原からの琵琶湖

 「雪のJOE」「下りのJOE」の異名(自称???)がある私にとって、アドレナリンが大噴出する要素がダブるで重なり、お二人を置いて一気降りしてしまいました。Hさん、小てつさんすみません。天気は抜群、展望は素晴らしく、雪もそこそこ、下りはすっきりと一気降りし、大変楽しい山登りでした。デポ地に付き、帰り仕度して帰りました。

 「赤坂へ行きませんか?」との小てつさんの囁きあればこその本日でした。感謝です。Hさん、小てつさんありがとうございました。とても楽しい素晴らしい登山でした。

PS 本日の楽しい雪山歩きができた最大の殊勲者は、小てつさんに「赤坂行き」の発想をもたらされたOkaoka哲郎さん(前日行かれた武奈の所感)かもしれません。

三国・赤坂方面