赤坂山
JOEの花紀行(NO.62)


赤坂山頂


2013年9月8日(日)  雨・曇り時々晴れ間あり    小てつさん JOE

コース:
黒河林道デポ地〜黒河峠〜三国湿原〜明王の禿〜赤坂山〜鉄塔 往復





 土曜は用事があり日曜に山歩きと考えていましたが、毎週のように週末は天気が悪く、今週も今一の状態でどうしようかと悩んでいた所、小てつさんからメールを戴き、雨の予想なか、三重ヶ岳、湖北武奈などいくつか候補があったのですが、イワショウブの状況も見たいので赤坂山を推奨していくことになりました。

 朝、何時もの時間より15分早く最近の何時もの場所で待ち合わせです。雨の中目的地に向かいました。比良は上部がガスの中で目的地が見え始める場所に気幕下がやはりガスの中でした。レーダの雲の流れから予想するとこの地方は11時ぐらいまでは雨模様です。

 マキノ高原近くに到着し、屋根のある場所を見つけそこで支度しました。目的のデポ地に到着し小雨の中スタートです。

 黒河林道では野草の期待が大きくありましたが、期待の大きさのわりには殆どありませんでした。高度を上げるヤマボウシの赤い実が沢山実っています。もう秋は近づいています。

ヤマボウシ実 栗の実

 雨は小雨で時々止む天候で、雨が止んでいる間は琵琶湖方面の見晴らしも出てくる状況です。湿原に着き、ややガスっぽいなか赤坂山に向かいました。ここまでどなたとも会うこともなく貸し切りでした。時間もあるので粟柄越えから少しマキノ高原に向かう道を進み、途中にあるキタヤマブシの状態観察しました。まだ、緑白い固い蕾でした。

イワショウブ 琵琶湖方面

 近くの見晴らしの良い鉄塔で昼食としました。ここでは急に天候が回復し、福井側はガス模様ですが滋賀側の展望が開きました。琵琶湖やマキノの町を見ながらのラーメンタイムです。今日も、二人で行くと天候回復に恵まれるラッキーコンビとなりました。

 食事を終えピストンコースで戻りました。ピストンコースは行きの視線とことなるため思わぬ野草を発見することが多いのですが、本日も小てつさんがカワラナデシコを見つけられました。伊吹山と異なり2輪のみの開花で少し萎れていましたが、大変癒される花でした。そのご再度、山頂に着きましたが残念ながらガスが再び発生し帰路は雨の中となりました。

カワラナデシコ イタドリ

 本日は貸切と思いきや、湿原手前で8名位のパーティと出会いました。レインジャケット無しで長靴に傘のスタイルが多く、山登りというより自然観察目的か学校のトレッキングの下見のような感じでした。黒河峠で、この方々と思われる車が止まっており、ここから先ほどお会いした所までピストンされたようでした。

 本日は、沢山実を付けた若い栗、未開花ながらエゾリンドウ、センブリを確認し、少し開花しかけている秋のキリンソウや、前記のカワラナデシコ、ミヤコママコナ、ピンク色のイタドリ、イワショウブの花を観察できました。いよいよ本格的な秋の野草が開花し始めており大変楽しみです。

ミヤコママコナ アキノキリンソウ

 行き帰りの道路では、高砂ユリが沢山咲いていました。車の中からですが楽しめました。本日は雨の中でしたが、途中は雨も止み展望も楽しめ秋の野草の状況を確認でき大満足の山あるまでした。小てつさん、ありがとうございました。