堂満岳
JOEの花紀行(NO.51)


山頂と第二ルンゼ壁


2013年3月9日(土) 比良晴れ  JOE単独

コース:
比良駅〜イン谷口〜大山口〜青ガレ〜金糞峠〜堂満岳〜東稜〜ノタノホリ〜比良駅





 先週、風邪で咽喉が痛く、加えて花粉症も重なりダブルパンチで体調が悪く、無理をせずに、市街地ウォーキングにしました。今週は、病み上がりでもあり堂満岳に行くことにしました。

 朝、家を出ると抜群の天候で晴れていました。大変暖かく、比良駅からイン谷に向かう田畑や別荘街の林は、春をうかがえる日差しと暖かさです。

釈迦岳 打見山

 イン谷口から正面小屋を少し行った駐車場では大変多くの登山者が準備されていました。少し前まで雪一色の風景が信じられないほど、春を感じさせる風景です。

堂満岳 春の「紅葉トンネル」

 大山口までは雪は全くありませんでしたが、300m程進むと山道はザラメの雪道に変わりました。積雪量は多くはありませんが残雪はシッカリとありました。

大山口 金糞峠直下

 ザラメの雪は日当たりの良い場所は少し溶けかけて滑りやすく、青ガレを登った所でアイゼンを付けました。正面谷を登り切り金糞峠に付きました。空は素晴らしい青色の快晴ですが、峠から見る琵琶湖方面は薄ら霞がかかったような状態です。

金糞峠 金糞峠からの琵琶湖方面

 縦走路は風当たりの強い場所は全く雪が無く、イワウチワの赤い葉っぱが見えていますが、雪が吹きだまる所はアイスバーンのような状態に、ザラメが乗った感じの雪道です。日陰や吹き溜まりのような場所はまだまだ沢山の残雪があり、雪道は下がシッカリしていて歩きやすい状態です。

コヤマノ岳 第二ルンゼ

 東レ新道を歩き第二ルンゼに到着しました。ルンゼをのぞくとは下までボブスレ―コースみたいな感じて吸い込まれる感じです。

山頂と雪屁 蓬莱山と烏谷山方面

 雪の急坂を一気に登り切り山頂への稜線に出ました。山頂手前の巨大な雪屁はまだまだシッカリと残っています。しかし状態はザラメで少し溶けかけて感じがありましたので、この気候が続き雨が降ると一気に無くなる感じですので、今シーズンとしては最後の雪屁光景と思います。山頂は雪が吹き溜まる所ですので1.0〜1.2m位は積っています。

北山方面 堂満山頂

 天候は快晴ですが、花粉、黄砂などの影響で周辺は薄い霞がかかったようなボヤッーとした展望です。今日は、うどんを作り食べました。暖かく穏やかな気候で風もなく花粉、黄砂の影響はあるものの抜群の展望を見ながらお昼ご飯を食べました。帰りは東稜を降りました。600m位からは雪が無くなり春を待つ林という感じでした。

残雪の林 木の陰

 比良駅手前の田んぼの土手では、土筆が目を出しオオイヌノフグリなどの春の野草が沢山咲いていました。一気に春を迎えた感じです。天候に恵まれ春も感じ今日も満足の山歩きが出来ました。

土筆 オオイヌノフグリ