権現・ホッケ山
JOEの花紀行(NO.44)


権現からの雲海


2013年1月13日(日)  晴れ/薄曇り   小てつさん、JOE

コース:
足尾谷橋近くデポ地〜平〜旧道〜権現登山口〜アラキ峠〜権現山〜ホッケ山〜小女郎峠〜小女郎池〜坂下道〜坂下〜デポ地





 お正月にこの3連休に「何処かに雪を楽しみに行きませんか?」とお誘いしており、当初は12日と思っていましたが、小てつさんのお仕事の関係もあり13日の日曜に山歩きに行くことになりました。場所は、雪が少ない感じでしたが、平・権現・ホッケ・坂下のルートにあっさり決定しました。

 12日はPMは晴れたものの午前中は薄曇りですっきりしていない感じの天候でしたが、結果的に13日は前半快晴で、琵琶湖の雲海も見れ、後半は薄曇りながら暖かく大変天候に恵まれた感じです。

 小てつさんの稲妻号で目的地に向かいましたが、大原、途中過ぎ花折トンネル手前まで行っても雪は殆どなかったのですが、トンネル過ぎると一変、雪景色ですが、積雪量は大変少ないものです。

 平を過ぎデポ地に到着し準備を開始しました。雪の状態が分からないので、アイゼン、ワカン、シューのフル装備を用意したのですが、相談の結果、スノーシューはおいてワカンをザックに装着しました。

 気温は大変低く−2℃で路肩は凍結しています。旧道は殆ど雪が無く、流れる水が凍結した状態で大変歩きにくい状態です。このような少ない雪はこの数年で初めてです。

 山道に入りましたが、積雪量は少ないのですがツボ足では急斜面は滑りやすく踏ん張りながら登り、アラキ峠に到着です。この風景も初雪の後かと思うぐらい少ない積雪量です。しかし、葉が落ち木々の隙間から北山方面が素晴らしく綺麗にみえました。

折立からの権現山 琵琶湖が雲海状態

 折立山に行きました。ここから見る権現山も大変綺麗な山容で素晴らしい風景でした。アラキ峠でアイゼンを装着し植林地の急坂を一気に登ると、積雪量は少ないながらも白一色の雪原で、皆子、大原、京都方面の展望抜群で桟敷、愛宕も綺麗に確認できました。琵琶湖側は、何と、雲海です。素晴らしいの一言です。琵琶湖一面は雲の下で、町・田畑など山以外はすべて雲の下です。素晴らしい眺めで、10年近く来ていますが、このような風景は初めてです。

霊仙・琵琶湖方面の雲海 権現山
皆子山方面 ホッケと蓬莱方面

 権現からホッケまでの尾根筋から見える展望は最高ですが、雪屁は何も見当たりません。このルートは2ヶ月前は秋の山野草を楽しんでいたルートで、ホッケの最後の登りも、毎年ならスキー場のような雪原ですが登山道が確認できる状態です。ホッケ山で権現山に続き展望を楽しみ小女郎峠に向かいました。

ホッケ山 峰床・鎌倉山方面

 蓬莱山頂はスキー客が多そうなので行くの見送り、小女郎峠で昼食にしました。小てつさんはどん兵衛カレーうどんで、カレーの香りは大変食欲をそそるものでした。私はスタンダードなどん兵衛うどんです。お互い、おにぎりを残りのスープに入れて雑炊風にして締めました。

蓬莱山 堅田・大橋方面

 食事後、小女郎池に行きました。池は全面凍結していて足跡もありましたが、パッキッと落ちても洒落にならないので、池中央には行きませんでした。ここでワカンを付け下山開始です。この辺りはワカンに対しては適当な積雪量で、雪をタップリ楽しむことができました。

 下山ルートは、予想では無トレースでしたが、お一人登ってこられた方がありました。この方はほぼ正確に夏道のルートをたどっておられ、地元の方か、精通された方のようです。我々はいつものように一気に下山しました。高度600mを切ると雪は極端少なくなり、イノシシが虫を捕り落ち葉が掘り返されています。落ち葉と中半端な雪で滑りやすくて歩きにくく、一度、ツルンとしてしまいました。

雲海が晴れた琵琶湖大橋 下坂下登山口のダム

 最後の急坂を下りて川沿いに坂下に向かうのですが、スギの伐採後の木々が道をふさぎ、「リンボーダンス」「障害物レースのハードル」状態で、ここも大変歩きにくく苦労しました。少々苦労しましたが無事に坂下に降りて、少し歩いてデポ地到着しました。

 本日も小てつさんにいろいろとお世話になり、抜群の天候に恵まれ、雪も楽しめ最高の山歩きを行うことができました。