比叡山
JOEの花紀行(NO.60)


キツネノカミソリ


2013年7月28日(日)  晴れ    JOE単独

コース:
坂本駅〜大宮林道〜ドライブウェイ〜釈迦堂〜根本中堂付近〜ツヅジ丘〜旧スキー場〜赤山禅院〜松ヶ崎





 昨年に続き、同時期に比叡山の野草観察に行きました。ルートは昨年と同じように大宮林道からとしました。

 JR比叡山坂本駅を降りると既に気温は高くとても暑い状態です。坂本ケーブル横の林道から上がりました。この林道横の川はセリなどの野草がありましたが今年は殆ど姿なく、遠くに1輪のみセリが咲いていました。大宮林道は日陰なのて比較的涼しい感じであるものの、風がないので汗がそれなりに出てきます。

 昨年登った取付きに着くと、地元方が休憩しておられました。お盆前のお供えに樒を取りに来られたそうです。この辺りの道の事情に詳しいそうなので色々とお聞きしました。少し休憩し汗も少し落ち着いたので出発です。

キツネノカミソリ オタカラコウ

 暫く歩くとキツネノカミソリの鮮やかなオレンジ色が目に飛び込んできます。この林道は結構野草か多く、オタカラコウやレモンエゴマなどが多く、晩夏の開花に向けて成長しています。川にはクリンソウの姿もありました。

ネジバナ オニユリ幹

 途中、川が大きく蛇行して広い河原になった所があり、林道が左に伸びています。地図見るとこの林道は途中から山道になり延暦寺に着くようです。また、地図では林道から右側の急斜面にも道が付いていました。よって、本日は横川に向かわずこの林道に進みました。

 林道の終点にはコンクリートの建物がありました。如何やらここが山道への取り付き?と思うところがありましたが、下草が多く日陰で湿気もありそうでしたので、ヒルや蛇などが嫌なので元に戻りました。もう一つの急な尾根に伸びる破線の道にチャレンジしました。取り付きは不明でしたが林道が付いていてここを使って、途中から尾根に入りました。暫くは道のようで道でない感じででしたが、途中からは薄いですがシッカリとした古道に出合いました。

水井山 北山方面

 この道は所々消えかけていましたが何とかドライブウェイに到着しました。ここで少し休憩し水分を補給しました。この地点からは玉体杉から伸びる本来の山道に取付き延暦寺を目指しました。

 昨年見つけたノカンゾウを探しに根本中堂付近に行きましたが、今年は草刈りしてあり跡かたも無くなっていました。仕方ないですが貴重な花なので大変残念です。

ツツジ丘 ツリガネニンジン

 その後は、ツツジ丘に向かい、少し霞んでいましたが大原・北山方面の展望を楽しみながら昼食としました。本日は山頂を目指さず、スキー場跡に向かいました。途中に、ツリガネニンジンが咲いている場所があり、茎を数本確認しました。スキー場からはケーブルに向かわず降りる道を使って下山しました。

ノリウツギ 京都市内
大文字山・市内 宝ヶ池方面

 途中で電波塔の広場で写真撮影して、千種忠顕の碑の横を通りキララ坂を下山しましたが、水飲対陣跡から谷筋に下山し赤山禅院前を通り松ヶ崎駅に向かいました。街中は大変な暑さで、山中ではそんなにバテはなかったのですが、街中の炎天下の中の歩きはバテバテになりました。地下鉄のエアコンでクールダウンして帰宅しました。

 目的のノカンゾウは見れず残念でしたが、キツネノカミソリや花は咲いていないものの多くの種類の野草観察ができました。