岩篭山・夕暮山
JOEの花紀行(NO.58)


岩篭山頂の道標


2013年7月15日(祝)  曇り    小てつさん、JOE

コース:
市橋コース:デポ地〜尾根〜夕暮山〜岩篭山〜インディアン平原〜デポ地





 13日からの三連休前に小てつさんからお声掛けいただき、15日の月曜に、涼しいとの見立てで岩篭山に行こうという事になりました。Okaokaの哲郎さん、道子さんもお誘いしました。

 金曜の時点で、土曜がまずますの天候で日と月が曇りでしたが、実際には13日になると昼過ぎから京都はバケツひっくり返したみたいなドカ雨になり雷もゴロゴロ、14日日曜も、降ったり止んだりで降る時はドカ雨状態となりました。

 結局、OKaokaさんは自重され、小てつ&Joeコンビで行く事になりました。当日の天候しだいで岩篭が本命、対抗に湖北の武奈として一路、近江今津に向かいました。

 前日までのネットのレーダ分析では、野坂、岩篭方面には雨雲が少なく北山、西山、比良はドカ雨パターンでした。15日の朝5時過ぎ、起床と共にレーダー見ると、今日は、野坂、岩籠方面に強い雨雲がありましたが、雨の帯は小さく、時間と共に薄まっていきました。

 何時もの時間に待ち合わせし、とりあえず近江今津で決めましょうとして出発しました。比良方面は蓬莱がガスが掛っていましたが、堂満はくっきり見えました。高島あたりから見ると湖北武奈はガスの中、大谷、赤坂も上部はガスで岩籠方面は空が明るく、スマホのレーダー確認では雨雲がないので初志貫徹で岩篭となりました。

トリアシショウマ ヤマアジサイ

 目的地に近づきましたが、人の気配がなく、デポ地もいつもは3,4台止まっていますが、我々だけの貸切状態でした。道は水はけよいのかぬかるんだ所はあまりなく、川も思ったほど水量がなく、澄んだ水でした。

 暫く進むと花は終わって結実していましたがギボウシが沢山ありました。この市橋ルートはよく観察するといたるところにギボウシがあります。途中で見つけたラン?と思った花はホソバノシュロソウでした。その後も沢づたいに登っていくと、花は咲いていないもののダイモンジソウ、アキギリ、イワタバコ、ギボウシ、オヤマボクチの葉が確認でき、数株のホトトギス、沢山の白、ピンク、青のヤマアジサイ、クリーム白のトリアシショウマが満開でした。あと、花の終わったササユリも目立たない場所で発見しました。

ホソバノシュロソウ マルバノフユイチゴ

 沢の水が涸れる所まで登ると、一変しマルバノフユイチゴがジュウタン見たいに当たり一面に茂っています。そのうちに、谷から斜面のジク道に取り付くと、2010年の嫌な出来事であったスズメバチに刺された場所に到着です。一応、状況確認して巣跡を後にし尾根に向かいました。

尾根の分岐 夕暮山三角点

 ここまで、花観察の時間が多く我々の普段のペースよりはかなり時間がかかりました。尾根上部は、ガスでしたが夕暮山に行きました。特段の花はなく、三角点を確認して一路、岩篭山に向かいました。オオキバスミレの季節外れの開花したものを一輪見つけお互い喜びました。

オオキバスミレ インディアン平原

 山頂で昼のラーメンタイムとしました。スマホで雲の流れを見ると特に雷雲、雨雲も無く、ひょっとしたら雲が切れるかもと、淡い期待をしながらラーメンをいただきました。すると、インデアン平原方面が明るくなり、ガスが風で流されていく状況が、目に入りはした。食べ終わる頃には、ガスがとれ展望が開けました。急いでしたくし、インデアン平原に向かいました。インデアン平原は、数年前の様な腰近くまでのクマザサはなく、背の低いササに変わっていました。平原では、ガスがとれ視界が開けていました。

敦賀市内 岩篭山山頂

 少し低い雲が掛かっているものの、敦賀市や敦賀湾が見え、琵琶湖も見えました。西方ケ岳、愛発山、乗鞍岳、赤坂山地などは雲の中でした。展望を楽しみ帰路につきました。新たなホソバノシュロソウ、花の終わったコクランを見つけ下山しました。

インデアン平原の巨石 ホソバノシュロソウ

 人気の山ですが、皆さん本日は天候不安定で敬遠された様で、我々だけの貸切でした。スマホの雨雲分析のお陰で我々は涼しく、沢山の野草に会え、展望も楽しむことが出来た安全登山でした。麓でヤブカンゾウ、オカトラノオを観察できました。小てつさんに遠出いただき感謝です。

ヤブカンゾウ オカトラノオ