池原山・駒ヶ岳・与助谷山
JOEの花紀行(NO.56)


駒ヶ岳山頂


2013年5月18日(土)  曇り後晴れ   小てつさん、JOE

コース:
デポ地〜足谷口〜池原山〜トレイル合流〜明神池〜駒ヶ岳〜与助谷山〜木地山〜デポ地





 最近は小てつさんと「ある野草」の散策の山歩きが中心です。狭い行動範囲において5時間近く動き回るもので、たまにはキチンとした山歩きもしましょうということで、小てつさんから私が未踏の駒ヶ岳アタックのお誘いいただき行くことになりました。

 日曜はハッキリしない天候でしたので、土曜に行きました。何時もの所で何時もの時間に集合して出発です。予報は晴れですが、京都は曇りでした。朽木を越えた辺りから天候は回復モードですがまだ曇っています。曇りは涼しいので私は結構好きな天候です。小てつさんと「前半晴れて駒の山頂で快晴が理想ですね」とお話ししながら目的地に向かいました。デポは、アスファルト道を前半後半で半々にすることになり、足谷口BSを過ぎて木地山との中間になりました。

 登山口に向かう途中、怖そうな犬にまとわりつかれました。顔は怖いですが、戦闘モードではなく、様子見の状態でしたので構わずに進むと、暫くした犬は止まりついてこなくなりました。足谷口の登山口から急坂をギザもない直登ルートであっという間に登り、池原山到着です。三角点は分かりにくい所とのWEBの評判でしたが結構シッカリとした場所にありました。

足谷口取付き ギンリョウソウ
池原山三角点 ブナ
ブナ 駒ヶ越

 その後、少し道を間違うもトレイル合流点目指して進みました。作業道と山道のクロスを繰り返してぐんぐん進むとトレイル合流点到着です。ハイペースでした。明神池に立ち寄り、綺麗なブナの林を楽しみトレイル道をドンドンと歩いて行き、駒ヶ岳の山頂に到着ました。

駒ヶ岳山頂から三重ヶ岳方面 駒ヶ岳

 与助谷山までも綺麗なブナの林、新緑の風景をタップリ楽しみ歩きて行くと与助谷山に到着です。ここまで、野草には殆ど出会うことがなかったのですが、葉っぱながらユキササに巡り合えました。

与助谷山 ユキササの葉

 前半のブナは低い位置から枝が分かれて横幅ある巨木の姿ですが、駒ヶ岳から与助谷山にかけての後半は、マキノの山でよく見かける幹のみが長く立ち上がり、かなり上の部分で細かく枝分かれした高い木の姿です。品種が違うのか、雪などの育つ環境で姿が変わるのか?同じブナでも異なる姿は大変興味深いものでした。

 下山は、ここから直接木地山に降りる尾根ルートで降りました。初めはブナ林ですが、途中から杉の植林となりました。この辺りの下地は乾燥し痩せているせいか草らしいものは全くなく、杉の枯れ葉と中国ワラビの枯れた葉とその新芽の殺風景な場所です。

ブナ イワカガミ

 しかし、道はシッカリしていて緩やかな下りが多く登りに使えそうな道です。暫くすると植生は変わり、下草や低木も現れました。

 木地山に近づくとイワカガミの葉を本日のルートで初めて見つけました。すると小てつさんからのイワカガミが咲いているとのコールがありました。数輪ですがイワカガミの綺麗な花を楽しめました。

 本日は早い時間帯の下山でしたので、車での帰り道を散策しながら帰ることとなりました。この帰り道でエビネを発見し、ハンカチノ木の不思議な花を観察し、フジ、アケビ、タニウツギ、ヤマツツジを楽しみ、レンゲツツジとサワグルマの群生地を見つけ、本日は下山後に花紀行のタイトル通りタッブリと花々を観察し、二人とも大満足で帰路につきました。

マムシ草 ヤマツツジ
フジ サワグルマ
エビネ ハンカチノ木

 予測通りの天候となり、エビネも見れ、赤、白、黄、藤、エンジ、オレンジの様々な花々を楽しみ、「ラッキーコンビ」は本日も健在でした。

レンゲツツジ