皆子山
JOEの花紀行(NO.48)


皆子山頂


2013年2月9日(土) 曇/雪/薄晴  Okaoka哲郎さん、道子さん、小てつさん、JOE

コース:
平〜P837〜P941〜皆子山頂〜西尾根の鞍部〜皆子山頂 往復ピストン





 昨年12月時点で小てつさんから「皆子山東尾根のスノーシュプラン」の案内を頂いており、今週実現しました。しかしながら先週木曜までは雪が少なく、2/3の赤坂山や比良の状態では皆子山東尾根のスノーシューは楽しめそうに無く、小てつさんから場所の相談メール頂き、小野村割岳などいろいろと検討していました。

 ところが、金曜の朝、仕事で彦根に行く道中見る光景は雪が5センチ程積っていて山はもっと積雪があると考え、早々に小てつさんに連絡し哲郎さんとご相談頂き、初志貫徹の皆子山と決まったメール頂きました。

 当日、花折峠の道の凍結の心配もあり7:30にいつもの所で集合し出発です。市内は薄らした積雪でしたが大原からは、やはり世界が変わりシッカリした積雪になりました。途中越えからは道路も少し雪模様です。凍結を心配しましたが、花折峠を無事通過し平のデポ地到着です。

平バス停 平の村

 積雪は15〜20センチというところでした。平の橋を渡ると数名の先行者がありました。トレースは東尾根方面にありましたが如何やら途中断念したみたいで、寺谷方面に伸びていました。我々は平のお寺横に向かいに東尾根の取り付き到着しました。いよいよ登山開始です。新雪がフワッとした感じで積っているので暫くはズボ足で上がりました。

登り口取付き 雪の雑木林

 急坂をドンドンと登っていって650m付近からは積雪も多くなり暫くしてスノーシューを付けました。植林の急な登りを登り切り750m付近からは右手が植林、左手が雑木林の緩やかな尾根にでました。この尾根の雑木林は素晴らしいの雪原です。今までの杉植林とは異なり葉の落ちた雑木林ですので積雪量が多くなっています。40センチ前後です。私はこれを見るとアドレナリンが噴き出で、皆さんのルートからは外れて新雪を楽しみました。

雪の林 迷いやすい場所の道標
雪林の尾根 雪の杉林

 P837に到着しコースを右にとり更に登るとP941の手前の展望の良い場所にきました。ヒノキが枯れ、樹氷状態の木々があり素晴らしい風景です。P941に到着しました。ここから目標の皆子山に向かう稜線がはっきりと確認できました。少し急坂を下り登り返しますとこの辺りは開けた尾根で植林をくぐり登り切ると皆子の山頂が視界に入る大変展望のよい場所に付きました。帰りにはここで薄らと視界が開け展望を楽しめました。

木々からの谷間 山頂の山容

 一旦下り雪原の斜面を登ると山頂からの南尾根に合流します。少し登り山頂に到着しました。750mから上の積雪は雑木林で平均40センチ程度ですが、植林と風の通り道は少なく、吹き溜まりは1mを超す積雪です。

樹氷状態

 山頂は雪屁が出来ていました。西尾根に少し行った鞍部で昼食としました。この西尾根は雪屁が出来ていて自然の風の力が作る芸術的な雪の吹き溜まりの上を歩き目的地到着です。ここは開かれた広場のような所で少し風が日も差し込みここも抜群の風景です。

 皆さんには少しお時間を待たせしましたがJOE作成のワンタン汁を皆さんに食べて頂き、小てつさんの準備された紅茶に、これまた小てつさん準備の秘密の液体を入れてグレードアップし、Okaokaさんからのお菓子とともに戴きました。これらで体を温めエネルギーを補給し一息つきました。下山は、シューをアイゼンに付け替えて降りることになりました。山頂折り返しましたら、多くの方が来られたトレースがありました。トレースは北尾根にも伸びています。

西尾根からみた山頂 西尾根から戻るokaoka隊

 我々はピストンの往復ルートです。東尾根の取り付きに付くと、トレースは寺谷方面から伸びていました。朝に平らで見かけた先行の別の団体と思われます。その団体は東尾根に向かられたようでトレースは大変シッカリしたものでした。東尾根に入り見晴らしの良い場所で、小てつさんから「5分たつと晴れ間が出ます。」と声がかかり待っていますとボヤっとした感じはあるものの辺りは展望が開けました。

 その後は黙々歩きP941に付くと、その団体が休憩しておられました。少しお話しして我々が先に下山することになりました。トレースは我々が朝付けたものに変わりましので、スノ―シューの薄らしたものでした。P941からは終始下り坂で雪もたっぷりありますので、またまたアドレナリンが噴出し、抑制できず一気降りモードになってしまいました。皆さん、大変申し訳ありません。

 下山した平では親子連れがソリ遊びされていて楽しそうでした。先程の団体も降りてこられました。デポ地に到着すると我々の隣の車でした。帰り仕度し小てつさんが用意された黒ビールを、皆さんはノンアルコールの飲み物を戴き一路京都にかえりました。

 念願の皆子山の東尾根に登れ、しかもスノーシューを楽しめました。小てつさん、Okaokaさん、ありがとうございました。今日も満足の1日でした。