三重ヶ岳・大御影山
JOEの花紀行(NO.55)


大御影山鉄塔


2013年4月27日(土)  晴れ    小てつさん、JOE

コース:
林道ゲート・デポ地〜ノトマタ登山口〜ノトマタ尾根〜本谷橋ルート分岐〜三重ヶ岳〜北尾根〜大日分岐〜大御影山鉄塔〜本谷橋〜林道ゲート・デポ地





 小てつさんと山歩きに行こうと連絡は取り合いましたが、行く目的地は中々決まらず、金曜日に電話で話しあったところ、JOEの携帯が電池切れで途中で切れてしまうアクシデントがあったのですが、結局、三重ヶ岳、湖北の武奈方面で詳細は当日となり決定しました。

 小てつさんとの二人の場合のいつもの場所で何時もの時間に集合し出発です。一路、石田川ダムを目指しました。順調に石田川ダムに到着です。小てつさんから、ここからの展望で蛇谷と比良の武奈・釣瓶岳が見えるとの事で、そのスポットに着きそこを見ると霞んでいましたが、蛇谷と比良の武奈・釣瓶岳・蓬莱方面がバッチリ見えました。素晴らしい眺望です。

 石田川ダムの林道は崩落しかけの危険な個所が二ヶ所ありました。将来侵食すると通行止めになる可能性があるような感じでした。

 当初は武奈から三重ヶ岳のプランもありましたが、林道が通れるので結局、ノトマタルートになりました。デポ地をスタートして暫く歩くと川の向こうに大きなシャクナゲの木があり花を付けていました。ノトマタのシャクナゲがとても期待できるものでした。

バイケイソウの新芽 ノトマタ登り口

 ノトマタの取り付きにはあっという間に到着しました。最初は急坂を登ります。暫くすると、一気に明るさがある環境に変わりました。すると、シャクナゲが咲いていました。ここから暫くの間、シャクナゲが沢山咲いています。

シャクナゲ シャクナゲ
アカゲラの技? エンレイソウ

 しかしとても急坂で大変な登りです。今年は不作の年と思われましたが、ここはそこそこシャクナゲが咲いていました。シャクナゲがなければ敬遠したい急坂を登り切ると、比較的登りやすい尾根歩きとなりました。本谷橋ルートの出会いに到着し山頂を目指しました。山頂手前では結構の雪原が所々残っています。

イワウチワ 本谷ルート合流点
バイカオウレン 山頂付近の雪原

 山頂では、長尾ルートから来られた単独の方がおられ少しお話しした。定年され桟敷や皆子など毎日山三昧だそうです。うらやましいですね。その方はピストンでしたが我々大日分岐より大御影を目指しました。晴れているものの風は強い状態ですが、快適な尾根歩きを楽しみました。

大御影方面 三重ヶ岳山頂

 大日分岐の手前でラーメンタイムです。今日は、小てつさんが仕入れて下さった大分ラーメンです。鶏ガラ醤油味で大変おいしかったです。

大御影山 タムシバ

 その後、大御影を目指しましたがブナ林とても美しく、芽吹き始めで神秘的でした。大御影の手前では、バイケイソウとトリカブトが群落を作っていました。

カタクリ ブナ林

 反射板・鉄塔に到着し、本日は本谷橋に直接向かう尾根ルートで下山することになりました。このルートは快適なコースですが終盤は道が荒れ消えかけてい、テープもあるものの中途半端な付け方で、初心の方には向かないです。我々はテープを見ながら頭で方向を考え、適当にルートを探りほぼ予定の下山口に降りました。

ヤマエンゴサク ハシリドコロ
イワカガミ イチリンソウ

 その後、林道をひたすらデポ地に向かいました。結構の距離があります。林道は両岸、バイケイソウとトリカブトの超巨大群生地化しています。

 デポ地に到着して一路京都をめざしました。途中の石田川の林道でも沢山の野草と出会いました。本日は、シャクナゲ、イワウチワ、エンレイソウ、バイカオウレン、カタクリ、ヤマエンゴサク、ニリンソウ、イカリソウ、イチリンソウ、ニリンソウ、バイケイソウの若芽、トリカブトの若芽、イワカガミ、スミレ類、タムシバ、クロモジ、マンサク、ヤマサクラ、イワナシなど多くの野草・花木とめぐり会えました。

 天候は快晴で日本海も見え、快適な尾根歩き、沢山の野草に巡り合え最高の山歩きでした。三重はバス等では行けないところであり、小てつさんに感謝です。