霊仙山
JOEの花紀行(NO.68)


最高点を望む


2013年11月2日(土) 曇り時々晴れ    JOE単独

コース:
醒ヶ井駅=上丹生〜屏風岩〜一の谷〜横道分岐〜広〜井戸の洞〜四丁横崖〜避難小屋〜経塚山〜霊仙三角点(昼食)〜最高点〜経塚山〜猿岩〜汗ふき峠〜榑ヶ畑〜養鱒場〜西谷商店〜醒ヶ井駅





 毎年、トリカブトのシーズンに霊仙山に行っていますが、台風、秋雨前線などで行くタイミング逃し、花は期待出来ないと思いながら、土曜日は比較的に天候もましそうなので霊仙山に行きました。

 米原駅で乗り変えた時、沢山の登山者でしたが醒ヶ井駅では、私一人降りただけでした。電車の皆さんは伊吹山のようです。

 バス停は、大垣方面からと思われる登山者が4名程で定刻に発車です。霊仙山は10年前に初めて行きましたが、当時は一ノ谷コースが使えたのですが、後に台風の影響で一ノ谷コースは瓦礫、土砂で使えなくなったことがありましたので、谷山道は台風18号の影響が心配でした。ネットで調べると、10月27日に行かれた方がありましたので上丹生で下車しました。

 しかし、いきなり谷山道は通行止めの看板があり、その後も、至る所に谷山道が通行止めの看板ありました。少し迷いましたが先週の方の実績を信じて進みました。

 林道前半は何も変化は在りませんでしたが、デポ地は無残な瓦礫で流され、屏風岩近辺の林道は大きく崩落し、山道に入ってからは川底がえぐられ、山側に切ってあった道も所々、崩落し無くなっていてルート取りに苦労しました。

デポ地 ゴマナ

 一の谷出合は更に荒れまくっていて凄い状態です。谷山道はあの状態なので、当面通行止めと思います。先週の方や私の紀行見て行こうと思われる方もあると思いますが、ガレ場や川縁では落石のリスクがあり、道も崩落し消えている部分もあり、滑りやすく行かない方が良いと思います。特に初心者や道の目利きに自信のない方はやめた方が良いと思いますし、私も当面、通過できるようになるまではこのルートは使わないと思います。

一の谷出合 広畑

 本日は改めて自然の力の脅威を目の当たりにしました。大きな石や岩も水圧で流されていますし、流れた土砂の量も半端ではなかった感じで、恐らく川は土石流状態だったと思います。悪戦苦闘して何とか進み、横道分岐に到着し、その後、急坂を登り広畑に着きました。何かホッとした感じでした。

 広畑からはあまり人が歩かれてない状態で、道はぬかるんだ所が多く獣の足跡で道はグチャグチャで、とても歩きにくいものでした。井戸の洞からの小さな谷を詰めますが、ここも荒れまくり何とか谷山の四丁横崖に到着です。ここまで何時もの20分余計に時間がかかりました。

紅葉 避難小屋の地図

 尾根道は特段の変化もなく何時もの道でした。避難小屋に向かい経塚山を経由して三角点に到着です。大勢の方が昼ご飯を食べていらっしゃいました。私もラーメンタイムとしました。

最高点・三角点・経塚山を望む 経塚山

 山頂を少し散策すると、足元に何と綺麗なピンクの花がありました。よく見るとヒメフウロです。時期が異なりますが花・葉・茎を見る限り間違いないと思います。この花を見て大変癒されました。最高点に向かい、いつもの汗ふき峠へのルートで下山しました。

霊仙山山頂 ヒメフウロ
霊仙山最高点 霊仙山最高点から三角点を望む
色付き始めの斜面 実りの木

 榑ヶ畑の登山口手前では工事の跡がありました。静かな登り口なのに重機で掘り返して綺麗に整地してあり、治山工事らしいのですが自然を好む私としては無残な姿でした。

榑ヶ畑の登り口 リュウノウギク
ヤクシソウ 名残のカワミドリ

 林道を進むとリュウノウギクが大変沢山咲いていて、これを楽しんで下山しました。カワミドリのある場所で探してみると既に花は終わっていました。養鱒場にはバスの時間よりは50分近く早くついたので醒ヶ井駅まで歩きました。川縁に咲くシュウメイ菊、ソバなどを多くの花を観察しました。

アキノキリンソウ シュウメイキク
ソバ ヨメナ

 醒ヶ井に着くと14時3分であり、14時12分の電車に乗れました。米原からは何時ものように爆睡して帰りました。本日は前半は気も使い体力も消耗しとても疲れましたが、沢山の花に出会えて満足して帰りました。