愛宕山と滝谷から竜ヶ岳 |
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滝谷鞍部 |
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2013年12月14日(土) 晴 森の旅人M
コース: 清滝〜梨ノ木林道〜月輪寺道〜ジープ道月輪寺分岐〜愛宕神社〜竜ヶ岳分岐〜ジープ道より滝谷下降〜滝谷上流部〜アンテナ板下降点〜竜ヶ岳支尾根〜竜ヶ岳〜芦見谷〜首無地蔵〜梨ノ木谷〜梨ノ木大神石碑〜月輪寺道出合〜大杉谷出合〜清滝 ![]() ![]() ![]() 寒波襲来により積雪の可能性があり遠方は避けることにして,決めた行き先は愛宕山。冬型の天気で良く晴れている。清滝の駐車場に着くと,空気がひんやりして明らかに街とは違う。駐車場代が800円とうれしいことに安くなっている。 今日は久しぶりに月輪寺道を登って行く。最初から急坂が始まり月輪寺まで続く。気温が低いが発汗のため,途中で服装調整する。お地蔵があり月輪寺まで30分と標識がある。誰にも会わないと思って歩いていると,男女の年配5人組グループが休憩している,挨拶して通り過ぎようとすると,一人の女性が突然アメを渡してくれた。思いも掛けない事で「おんぶでもしましょか」と言って御礼していただいた。 月輪寺に着くと,飼い犬に吼えられての歓迎である。住職が布団干しに忙しそうだ。休憩後の道も上り坂が続く,前日に雪が降ったのだろう,道端の日陰には薄く雪が残っている。大岩に着く,ここからは京都市内が一望できる。良く晴れて眩しい光が街に振り注ぐ。
ジープ道に出てから,愛宕神社境内に入る。神社に向かって石段を上がる,積雪も無く神社に着いた。休憩所前の温度計は氷点下5℃,やはり寒いはずだ。中に入ると数人いるが誰も寒そうだ。ストーブに火が入っていない。火付けの準備は出来ているようなのでライターで火をつける,神社をお参りして戻って見てみると消えていた。そこへ神職が火を付けに来てくれた。休憩所の椅子の下のあるマキを斧で細く割箸のように切ってストーブに入れるとようやく火がついた。 次々と登山者が休憩所に入ってくる,先ほどアメをいただいたグループも到着したようだ。この間におにぎりを食べ終えた私は,席を立ち出発。
これから歩くルートが本日のメインである。竜ヶ岳分岐を過ぎたジープ道から直接,滝谷の支流谷に下降して地蔵山のアンテナ板からの下降点を目指す。芦見谷分岐辺りは薄く完全に真っ白になり雪化粧している。竜ヶ岳分岐を過ぎて下り坂になっている場所に三本スギが立っている。目印としてここから下降を始める。当然道は無いが冬枯れで見通しは良い。結構広い鞍部があり,獣道らしき道が付いている,ここを通過すると谷合流,細谷になり少し荒れてくる。
地図では,この支流谷にはハッキリした谷合流点は2箇所である。最初の谷合流点でも枯れ沢で水は流れていないが,やがて細い流れを見ることになる。谷全体を覆う大木の倒木があり,どうして通過したらと近づくと大木の下に人の通れる隙間があり無事通過。左からの谷との合流点,2箇所目の合流部である。右岸に大岩が突き出た場所を通る。
谷が右カーブした先に小ナメ滝があり,右岸の急斜面を歩き通り過ぎた先で谷に下りる。やがて少し先に見えた谷合流部は見慣れたアンテナ板からの下降点でもある。道は無かったが歩きやすい谷であった。
竜ヶ岳目指して右岸の急斜面を登る。相変わらずしんどい急斜面である,悪いことに右足の太腿がつってきてしばらく動けない。休みながらの上りとなる。ピンクのリボンを頼りに上りようやく支尾根から鞍部へ下り,上り返して竜ヶ岳道に入り山頂へ。竜ヶ岳山頂には若いアベックが休憩中だった。芦見谷から登ってきてジープ道に出るそうだ。
地蔵山を見て芦見谷へ下る。雪が降ったため足跡がハッキリ残っている。途中単独男性と出会う。上る時間として遅いので一言かけると,本人も承知のようだが竜ヶ岳は初めてのこと大丈夫かな。芦見谷に到着後,竜の小屋前を通ると珍しく多数の人が賑やかに火を囲んで楽しんでいる。 首無地蔵から梨ノ木谷を下ると,大きく変わった谷を目にする。荒れ果てた谷は以前と大きく異なり大岩と倒木に対して,今は何も施しようがないようだ。スギの伐採地が谷全体に広がり保水力が無くなり,そこへ豪雨となれば自然の驚異に立ちふさがることは出来ない。梨ノ木大神の石碑手前まで荒れた様相が続いていた。
復路の月輪寺道出合そして大杉谷道出合と,次第に下山者が合流しながら清滝へ向かっていく。今日は,初めて歩いた滝谷上流部の情景と梨ノ木谷の荒れ果てた姿に自然を感じて帰宅しました。 ![]() ![]() ![]() |
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