金剛山 (文殊尾根/千早本道)


 
金剛山山頂


2013年1月13日(日)  晴れのちくもり  森の旅人M

コース:
府営駐車場〜伏見峠道登山口〜文殊尾根道分岐〜第1ベンチ〜第2ベンチ〜寺谷道合流〜山頂展望台〜転法輪寺〜葛木神社〜千早本道〜千早城跡〜府道705号〜府営駐車場




 冬季の雪の北山は避けるため,この間の行き先は毎年ほぼ愛宕山・西山等同じ様な山域に行っているので,今年は以前から思っていた金剛山に初めて行ってきました。金剛山と言えば大阪の一番高い山と思っていたら,地図をみて実は完全に奈良県の山だと知りました。ライブカメラで山頂に雪が無いことを見て行くことを決めました。

 高速道路が整備されているので,千早赤阪村へは自宅から1時間半で到着しました。登山口近くの民間駐車場はほぼ満車で予定通りに高台の府営駐車場に入れました。20〜30台はもう停まっています。

 金剛山の登山コースは多く迷いましたが,往路は駐車場近くの登山口から入山し途中から文殊尾根道に入り山頂を目指します。復路はメインコースの千早本道を下り,府道を府営駐車場まで上り返します。 登山口では早速,下山者のグループに出会います,また明日と言って別れる声が聞こえます。次々と下山者と出会う。有名な早朝登山者のようです。伏見峠道は坂道で始まります,この途中で文殊尾根道に取り付くため場所が分からないので,丁度横を歩いていたおじいさんに聞くとすぐそこだと言う。取り付き場所まで一緒に歩く。

府営駐車場 伏見峠道登山口

 文殊尾根道はいきなりの急斜面でロープも張ってある。後先これほどの急斜面はこの取り付き場所だけでした。その後も尾根稜線に辿り着くまで急斜は続きます。スギの植林地で整備されたスギ林を歩くことは気持ち良い。登山道には丸太の階段が取り付けられている,段差も低く歩きやすくなっている。アベックに抜かされたものの,後方から登ってくる気配がない。やはりこのきつい急斜面を避けているためだろう。ただし,下山者には時々出会う。

文殊尾根取付 急坂の丸太階段を登る

 尾根稜線に乗りその後,平坦路と急坂を繰り返したあとに第1ベンチがあった。丸太を並べて長ベンチとなっている。その後も平坦路と急坂道がありすぐに第2ベンチ。ここからは北西の市街地が一望できるが煙ってすっきりと見えない。やがて小ピークを越すと道端にわずかに雪を見る。ササが目立つようになり金剛山の石碑を見て急坂を上がると右手に寺谷道が見える,寺谷道から分岐した道と合流。「大変お疲れ様」の表示板を見てその先の葛城家御廟所を通過する。鳥居を潜ると山頂に着いたようだ。

第1ベンチ 山頂に着いた「大変お疲れ様」

 山頂に入ると目に入るのが錬成会員の登拝者回数を示す大掲示板である。3枚4枚とある。5千回以上の人もいるようだ。売店にトイレ,警備詰め所,錬正会事務所,テーブルとベンチなどある。次いつ来るのか判らないが錬成会員カードを入手する。青バッジもついてきた。山頂展望台広場に行く。晴れからくもり空になってしまい,大阪平野が一望できるはずであるが今日は残念ながら見えない。展望台広場は広い次々と山頂者がやってくる。早いが空きベンチで昼食を摂る。

売店前 山頂広場

 昼食後は,売店前に戻ると人出が多くなっている。100人以上は間違いない。ロープウェイがあるので乗車してきた人もいるのだろう。真冬の山頂でこれだけの人に会うとは予想外である。近くの転法輪寺にお参りする,石段下は雪で真っ白だ。次はスギの大木を見ながら葛木神社へ向かう, この神社裏が最高地点であるが入山禁止となっている。裏参道を下った参道で北に葛城山を見ることができました。千早本道から下るため,先ほどのにぎやかな場所へ戻る。

転法輪寺 葛木神社

 復路の千早本道は,下り始めから丸太の階段になっており,どこまでも続く。八合目では本道と新道が合流している。細尾根を通り丸太階段を下る。千早本道を登ってくるとこの階段にうんざりするらしい。途中には休憩所があり東屋もある。上り登山者も相変わらず多い。楠木正儀公の墓を見て更に下ると千早赤阪城跡との分岐である。

千早本道 丸太の階段が続く
休憩所東屋 千原城跡分岐

 本道から外れて城跡を見に行く。急に道は山道に変わる。やがてコンクリートの休憩所が見えた。先に進むと千早城跡の千早神社境内に入った,人気はない。表に出ると10人近いグループが上がってきたようだ。府道へ下る道は石段で段差が大きく,歩きつらい道が続く。老夫婦が上がってきたが気の毒なほどの石段である。最後の表参道の石段は更に急斜面であった。ようやく府道に出た,下った目の先には交番があった。ここから約2Kmを駐車場まで上り返しました。駐車場に着くと,朝と違い満車状態で一杯になっていました。

千原神社 急坂の参道石段

 出発地点の標高が高いため,1100m級の山ですが1時間30分で登頂できました。今回歩いた登山道はしっかり整備されて問題もなく,安心して登ることができます。何より他にない登山による健康を目指す錬正会があり,いつも多くの人が集まる山だと思いました。