岩屋山南尾根 |
快適に歩けた岩屋山南尾根 |
平成25年9月10日(火) 晴 長岡山人
コース: バス停岩屋橋9:20−薬師峠10:10−岩屋山10:30−P564m11:25−P517m12:20−持越峠13:30−足ヶ谷尾根14:10−真弓川14:55−杉坂口15:30
雲ケ畑の岩屋山の南に延びる尾根を歩いてみた。雲ケ畑川(鴨川水系)と真弓川(桂川水系)の分水尾根である。踏み跡はあるが方向転換点が多く、地図が読める人でないと歩きにくいだろう。所々にある伐採地からは展望が効き、自然林も多く、紅葉の時期は素晴らしいプロムナードになると思われた。 コミュニティバス「もくもく号」で北大路から岩屋橋まで入る。乗客は僕一人だった。薬師峠までひと登りし、六地蔵と薬師様にごあいさつする。
岩屋山までの道ははっきりとしており、多くの人が歩いているとうかがえる。三角点は山頂の少し手前にある。その上の岩屋弁財天の祠は傷みが激しくなっている。
壊れた宝篋印塔のある岩屋山山頂から、東南方向に伸びる尾根に入る。入口にはテープがある。最初は平たんな尾根で、踏み跡もしっかりついている。
地図をよく見ると、その先で東に伸びる小尾根に降りていかなければならないが、尾根の先が丸かったため、その方向を誤り、30分のロスをした。その場所が今日の最も難しいポイントだった。その地点にはテープがあり、左(東)の方向、人工林と自然林の境に、急激に降りていく踏み跡がある。踏み跡が無くなったらコースを間違えているので、元の地点まで帰って、踏み跡を探すことである。(末尾地図を参照)
尾根の形と方向がはっきりし、歩いている場所に自信が持てたころ、大きな伐採地があった。木の展望台(伐採木の搬出用の集積台か?)もあり、魚谷山から比叡山にかけての展望が広がる。しばらく見とれたあと、植林保護ネットに沿ってその横を下っていく。
564mピークにはおなじみの標識があり、テープには「薬師峠と持越峠の方向転換点」である注記も書かれている。その後は、快適な自然林の下を進んでいく。所々にテープもあり、方向を案内してくれる。ヌタ場もあり、鹿の姿も見られ、動物の活動も旺盛である。
517mピークにも標識があり、方向転換点注記が書かれていた。その先にも伐採地があり、同様の展望が広がって、下には雲ケ畑の集落も見られた。この先に、西方に伸びるなだらかな尾根があるので南に進むよう要注意である。
持越峠に近くなると、右(西方)に伐採地が広がり、ネットで保護されている。真弓から半国高山方面の展望が良い。尾根を進んでいくと、ヤブに突き当たり、踏み跡が途絶える。左にも保護ネットが現れるので、両側のネットの間の、歩きやすいところを選んで、南に進んでいく。すると間もなく育った植林地に入り、歩きやすくなる。この間だけ、踏み跡がないので要注意である。 尾根を西南に下っていくと狭い平地があり、「大圓覚塔」と書かれた石柱のある墓地に出る。ここが持越峠の名前の由来となった、雲ケ畑の人々を荼毘に付した斎場跡なのである。さらに西南に下っていくと道路の落石防止ネットの裏に出るので、東に進んで開口部から道路に出る。
元々の計画では、白木谷山から氷室、舟形山火床まで歩こうと思ったが、時間が足りないため、杉坂口に出ることにした。舗装道歩きは苦痛なので、持越峠の次のピークから西南方向の足ヶ谷に降りる尾根道をたどってみた。(末尾地図を参照) 持越峠から林道を進むと、南方向から北東方向にV字型にターンするところがある。そこから西南に伸びる尾根に進むのである。尾根への入口の踏み跡はないので、歩きやすいところを選んで、尾根に乗る。
植林と自然林の混じる快適な尾根である。かっては仕事道として盛んに使われていたようで、荷車でも通れそうな、はっきりとした道が続く。ただ、所々は生え込みがあってわかりにくくなっているので、注意しながら下りていく。
谷に近くなると傾斜が急になるが、道は尾根をジグザグに切り、歩きやすく工夫されている。初めて歩いたが、良い道だった。
谷に降り着いた地点で、渡りやすいところを選んで、川を渡り、足ヶ谷林道に出る。30mも下ると真弓川に合流し、舗装道に出る。あとはのんびりと杉坂口バス停まで歩いた。
【長岡山人 記】 |
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