初心者オヤジ初秋の山を訪ねて
(北アルプス笠ヶ岳から槍ヶ岳)
親父の山歩き報告(NO.59-3)


 
今回最後の槍ヶ岳の姿です、やはり名峰ですね〜


平成25年9月24日〜28日     洛西オヤジ


コース:
▼9月24日(火)
午後から自宅を車で出発−名神ー東海北陸道(飛騨清見インター)−新穂高温泉(登山者駐車場)車中泊

▼9月25日(水)
新穂高温泉−左俣谷林道−笠新道登山口−笠新道−抜戸岳出合い−笠ヶ岳山荘

▼9月26日(木)
笠ヶ岳山荘−抜戸岳−弓折岳−双六小屋−双六岳往復−双六小屋宿泊

▼9月27日(金)
双六小屋−西鎌尾根−槍ヶ岳−大喰岳−中岳−南岳−南岳小屋宿泊


▼9月28日(土)
南岳小屋ー南岳新道ー槍平小屋ー白出沢出合ー右俣林道ー新穂高温泉
*往路と同じコースで帰宅





▼9月27日(金)

 朝食を済ませて直ぐに出発です。昨日の団体さんもワイワイガヤガヤ、どうも今日も同じコースみたいです。失礼ながら自分の事は棚上げにして、お年の割にはお元気です、しかしうるさいな〜。

 昨日の台風接近はたいした被害もなかったみたいです。しかしその影響は、嬉しい状況をもたらしてくれました、台風一過の澄んだ空気です、こんなに気持ちの良い朝の空気は体験した事がありません。よし今日もいくぞ〜と気合が入ります。

 しかし思いと実際はなかなか一致しません、縦沢岳の山頂でのご来光は間に合いませんでした。まあ20分では無理ですね〜、残念しかしそれでも朝の空気は変わりなくオヤジを包んでくれています。あ〜あきれいやなあ〜さあ西鎌尾根、登り縦走、一応5時間半の目標でエッチラです。

朝一番の笠ヶ岳
空気が昨日までとは全然違います
ウワア〜なんやこの空気は
縦沢岳です、がんばって登りましたが
ご来光はちょうど山陰で見えませんでした残念
コンチクショウです
草紅葉と槍ヶ岳 段々近ずく槍ヶ岳
しかしさすがは西鎌尾根クソえらいな〜

 段々近づく槍を励みにエッチラです、相変わらず空気はおいしくまあオヤジでも予定より早く千丈乗越に到着。ここで若い男女のお二人さんに出会いましたが、このお二人さんが後で又楽しいお話を聞かせてくれるとはそのときは思いませんでした。

槍の頂上に立つ人が
見えるようになってきました
槍平へのエスケープルートで有名な千丈乗越
前回こんな綺麗な標識やったかいな〜

 お二人さんに挨拶だけして先に進むオヤジ、槍はもう頭の上ですが此処からが中々、厳しい登りで1時間以上もがいてやっと小屋の前に到着、あ〜あしんど、オヤジにしては予定より早く着きました。

 ヨレヨレながら一息いれて前にそびえる山頂に向かいます、2年いや3年ぶりかな〜心配した混雑も無く、頂上に到着、そしてオヤジの目の前には、過去にこの山頂で体験した事が無い展望が待っていてくれました。ただただ、もう呆然と眺めるばかり、オヤジのほか3人ぐらいの人が山頂にはいたのですが、誰しもが言葉少なく、たただ眺めているとゆう状況はどう説明してよいのか。

やっと槍山荘前にたどり着いて
よっしゃ久しぶりに行きますかー山頂に
何もゆうことはありません
この空気、美味すぎます

 遙か上空をジェット幾が飛んでいますが、なんと飛行機雲が出ていません、水蒸気も埃もきれいに台風がもっていってくれました。そこへ先ほど千丈乗越で遭った若いお二人さんが到着、うわ〜綺麗!その後は言葉無し、実は後で聞くとこのお二人さんは新婚旅行中だとゆう事でした。新婚旅行で山歩きとはなかなか気の利いた話で、おそらく今日のこの槍ヶ岳の山頂で見た風景は、一生の思い出として残る事でしょう。思いなしか涙ぐむ新婦(ちょっと出来過ぎなうそっぽい話です)まあドラマチックな風景に満足して下りるオヤジです。

話には聞いていた槍から見る富士です 360度をみてください
今回はこれでおしまいにしましょう
満足通り越して、涙がでます

 予定より大分早く、もう南岳に向かうのにためらいはありません、出発をしようとデポしてあったリュックを担いでいる時に例の団体さんが到着、お年の割りに(お前もや!)結構早い歩きの団体さんです。ガイドの人が山頂に行く人達を確認しています、まあガイドさんもこれだけの大人数になると大変ですね〜。

 オヤジはお先に出発、大喰岳を目指します、この稜線はそれこそ久しぶりです。中岳、南岳と進みますが、ピーカン天気が南岳あたりでチョット、ガスが沸いて来ました。南岳名物のゴロゴロ岩場で又ラーメン炊いてお食事タイム、例の新婚さんが手を振って上から降りて来ました。今日は南岳小屋泊まりだそうです、「ユックリして私も後で行きます。」と告げてたまたま入っていたインスタントコーヒなど飲んで余裕のオヤジです。

大喰岳です 見返り槍です、大喰岳から

 そうや、まあ何もないやろけどカーチャンに連絡しましょう。北は稜線ではほとんどauでもつながります、南と違うのがありがたいです、「なにもないけど、いつ帰ってくるのや日曜日のところになんや予定が入っているのは覚えているかー」「ああそうやー忘れていたとゆうか、帰れなかったら連絡するつもりやったんや、そうかー、そうやなあー分かったー明日帰るわー」。はいその時点で明日の下山が決まりました。

天狗原への分岐です、
今日は下の天狗池には逆さ槍が
きれいに映っているでしょうね〜
南岳小屋もうこんなにガスッて
同じ一日とは思えません

 何のコッチャ分からない会話ですが、まあそんなもんです、オヤジの行動はいつも、はい。コーヒも飲んでユックリして、南岳小屋に到着、「予約されていますか」「いえしていないのですが」「次回からなるべく連絡ください、前日でも結構です」南岳小屋は予約がないと注意されますよ、とゆう話は聞いていました、スンマセン以後気をつけます。

 結構早く到着しましたが、生憎ガスが沸いて来ました、小屋の中で夕食まで過します。例の新婚さんにいろいろお話を聞きました、新郎は京都にも縁のある方で余計に話が盛り上がりました。それにしても今日で7泊目とゆうことです。関東の山岳クラブで知りあい、めでたく結婚されたとゆうなかなか嬉しい、うらやましい話です。

 面白かったのは、去年オヤジも行った高天原温泉で新婦が大胆にも囲みの無い河原の温泉に他の男性入浴者と浸かったとゆう事で、新郎に盛んに「ゴメンネー」と謝っているのが、おかしくて、おかしくて、出来たらオヤジもご一緒したかったです(なにゆうてんねん、よぼよぼオヤジが)

 そんな話をしていたら、そこへ例の団体さんが到着、まー結局にぎやかな団体さんと今夜もご一緒みたいです、どうも明日は大キレットに挑戦するみたいです、いやはや脱帽です。

                             【洛西オヤジ記】