堂満岳
JOEの花紀行(NO.68)


堂満山頂


2014年1月3日(金) 晴れ    JOE単独

コース:
イン谷口〜大山口〜青ガレ〜金糞峠〜堂満岳〜東稜〜ノタノホリ〜別荘街〜比良駅





 昨年2013年の11、12月は山歩きはしていたものの、一度紀行を書くのを溜めてしまうとタイミングを外してしまって未完成のままで掲載できずでしたが、その中で12月22日には比良の雪の状態を確認しようと(年明けの初登りの下見を兼ねて)堂満岳に行きましたのでこの時の状況を少し触れます。

 22日は麓には積雪が無く大山口からは少しある程度で、その後は少し増えて青ガレで30センチ程度、金糞峠から縦走路に入ると50センチ前後の雪でした。今日は、東レ新道ではなく縦走路から冬道を進むことにしました。雪は新雪状態でズボ足ですと急斜面はキツイので縦走路の途中でワカンを付けました。冬道の尾根は急斜面で雪深く苦労しましたが、途中で合流した二人組方々とお話ししながら登っていきました。

 急な尾根を登り切り緩やかな山頂への尾根では、毎年独特の見事な雪屁ができますが、この日はまだまだの状態でした。まだ木々がシッカリと姿を見せている状態でした。山頂付近は1m程度の雪でした。天候は最高の快晴で展望も抜群でした。このまま年末に雪が更に降ってくれればと、年明け初登りを楽しみにして年を越しました。

 今年は例年通り3日からスタートすることにしました。年末の天気予報では曇りでしたが前日の2日には晴れモードに変わりました。

 3日は雪も増えていると考え時間がかかることを考慮して、いつもより一本早い電車で比良駅に向かいました。堅田を過ぎて比良を見ると山は全くガスの中でした。

 比良駅について堂満に向かいながら山々の状況を観察すると、釈迦岳は薄ら姿が見えてガスが少し途切れる気配があり、何とか天候が回復すること信じてイン谷口に向かいました。

 イン谷口では、いつもよりは30分程度早いにも関わらず車は結構止まっていました。雪は12月22日と同じく大山口まで、麓では全く積雪がない状態です。

大山口 金糞峠からの琵琶湖方面

 大山口を過ぎると少し積雪があり、人が踏み固めた雪で、かつ、朝早いため凍結していて滑りやすい状態でした。青ガレまでは雪が多くないので、滑りやすい状態ながら、踏まれていない雪の部分や、岩や、雪のない土の部分を意識して歩きました。青ガレからはそこそこの雪があり、斜面もきつくなるのでアイゼンを付けて歩きました。踏み跡はシッカリついているので大変歩きやすく夏場と同じようなペースで金糞峠に着きました。

金糞峠 東レ新道分岐

 縦走路は12月22日とは異なりシッカリとして踏み跡がありました。東レ新道との別れでは東レ新道方面にはトレースが無く、縦走路にトレースがついていたので今日も冬道の尾根から上ることにしました。冬道の尾根の雪は先月22日よりは増えていましたが、適度に固く絞まりアイゼンも良く効きました。

釈迦岳 堂満山頂方面

 雪屁も少し大きくなっていましたが、例年からするとまだまだ発展途上の雪屁でした。しかし、先月は山頂手前のピークでは雪が少なく木々のため展望はなったのですが、今日は雪が増えていて木々が雪に埋まりその上を歩くため展望がありました。もう少し積雪があると例年の雪原状態になります。

琵琶湖方面の雲海 蓬莱山方面

 10時12分に山頂に到着しました。雪は先月22日よりは増えていましたが、まだまだ雪が少ない状態です。気候は、暖かく空は快晴で澄んだ深いブルーで空気もおいしく、北山や比良の道々が木々の間から見え最高の状況でした。琵琶湖側は雲海状態で、志賀の町並みは見えませんでしたが、琵琶湖大橋や対岸の野洲方面はスッキリと晴れわたり展望を楽しめました。

山頂からの釈迦岳 琵琶大橋湖方面

 小てつさんに雲海の写真を付けた報告メールして、この雲海を見ながら今日はカレーうどんを作り少し早いですがお昼ご飯を食べました。私の後、少し遅れて二人組が上ってこられて、こちらもラーメンタイムにされていました。

 昨年は公用で4日スタートでしたが、2011、2012年と連続で山頂でお会いしたグループは今年は日時が異なったのか?、登りにこられなかったのか?、お目にかかることはできませんでした。

 10時54分に下山を開始しました。ルートはいつも通り東稜より降りました。このルートでは8名4組の登山者と出会いました。

 ノタノホリ周辺は全く積雪がなく、池も凍ることがない状態でした。全般的に今年は例年よりは積雪が少なく、特にこの時期に麓で無雪は初めてという感じでした。

 スノーシュは新雪が深い場合に使うべしで持って行きましたが、結局使う場面がなく持って行っただけとなりました。例年よりは雪も少なく物足りない面はありましたが、天候にも恵まれて十分に雪山を楽しむことができ、満足の一日でした。2014年の山登りは順調にスタートが出来ました。