堂満岳(正面谷〜金糞峠〜東稜)
(JOEの花紀行 NO.71)

 
堂満岳山頂から琵琶湖大橋を望む


2014/2/1 快晴  JOE単独

コース:
イン谷口〜大山口〜青ガレ〜金糞峠〜堂満岳〜東稜〜ノタノホリ〜別荘街〜比良駅





 暖かさで花背方面は雪が少なく、日曜は雨で更に気温も高い予報で土曜日に都合ついたので、比良に行く事にしました。場所で迷いましたが、JOEは迷った時は堂満ですので、堂満岳にしました。

 今年は三回目です。前回、19日に小てつさんと、強風、極寒、降雪の環境で凄い新雪ラッセルで登り、二週前は沢山の新雪でしたが、暖かさと先週の雨でどうなっているか心配しながら目的地に向かいました。

 比良駅から見える比良の山々は、快晴の中、綺麗に姿を現していました。 イン谷で登山届けを出し、大山口に向かいます。雪は全く姿をけしており、晴天で気候も暖かく春と言う感じです。大山口過ぎますと雪が姿を現します。量は大きく減少しています。山道は、朝早いので固くしまった雪で傾斜場で踏ん張り効かないところは滑り易い状態でした。

 途中でアイゼン付けて、青ガレ、正面谷の最後の詰めを一気に登りました。アイゼン付けてるので滑る事がなく、踏み固められた雪道ですので無雪期と同じぐらいのペースで進みました。

 二週前小てつさんと深い新雪で悪戦苦闘した峠直下の坂も、楽々とあがれました。金糞峠は、雪は無く寂しい感じです。縦走路も雪が無い箇所が多くありました。今日はトレースもあり東レ新道を進みました。

快晴の空 金糞峠
東レ新道入口 釈迦岳

 ここからは雪は適量ありますが、絞まった雪で難なく登れました。第二ルンゼの鞍部では、2人パーティがおられ、お一人は少し降りて様子確認されてました。第一ルンゼから上がられて第二ルンゼを降り様とされましたが、足元がスリップしたら、下まで一気に滑落しそうなので金糞峠に回られるとの事でした。堂満の稜線の雪庇はやや縮小の感じがありましたか、雪量はしっかりあり、木々が雪にうもれ雪原状態で周りの山々の展望抜群でした。

北壁と堂満山頂 痩せた雪庇
シャクナゲの蕾 コヤマノ岳

 シャクナゲは快晴の暖かい天候の中で春を待つ感じでした。山頂到着です。雪の量はあまり変化はありませんが、固まり表面はザラメです。風もなく最高の天候の中、ラーメンタイムです。見晴らし良く気分も最高で、おいしい昼ご飯を頂きました。

山頂稜線 △堂満岳
山頂から蓬莱方面 山頂から琵琶湖

 下山は、東稜のノタノホリコースとしました。道は夏道ではなく第一ルンゼ方面にトレースついています。2年前、このようなルンゼ方面についていたトレースについて行って道迷いしたことがあるので慎重に確かめて進みました。暫くすると左に行かず途中から右についていて夏道に合流する感じでしたのでそのまま進みました。

 東稜ルートは沢山の方が上って来られます。皆さん共通して、口ぐちに、「雪少ないですね」「今日は暖かいですね」「3月みたいで春山ですね」と同じ感想の挨拶でした。本当に2月初めかと思うぐらいに暖かく雪も少なく春を思わせる状況です。ノタノホリ周辺は殆ど雪もなく池が凍る事もない状態です。

打見山〜堂満岳 堂満岳を振り返る

 今日は全体に雪量は少なく、締まっている雪でラッセルはなく夏タイムに近い感じでスイスイと登れました。雪を楽しみきれない状態ではありましたが、天候は最高で見晴らしも良く満足の1日でした。


                           【 記: JOE 】