明智越と米買い道(愛宕山) (低山ハイクながら楽は無し) |
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明智越から水尾の里を望む |
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2014年2月23日(日) くもりのち晴 森の旅人M
コース: 亀岡駅〜明智越取付〜明智越〜水尾〜米買い道〜ツツジ尾根道〜保津峡駅 ![]() ![]() ![]() ![]() 寒さの続くなか,今年はまだ市内からも北山の白い残雪がハッキリ見えている。北山へは今しばらく様子見することにして,今回の行き先は初めての明智越道から愛宕山へとしました。天候も良いとの予報にて出掛けました。 亀岡駅北口に降り立つと一番に寒さが応える。天気予報は外れて,どんよりして愛宕山系は白く見えない。駅の取り付き道路から工事中の保津橋を渡り,対岸の市街地から離れた保津町に入ります。途中,保津川下りの出発点の船を見ることができます。今回少し悩むのが,明智越の取り付き。だいたいの場所は分かっているが,実際現地に入ると結構,家が立ち並び分岐も多くあり,思ったようには行かない。
最初の信号機(保津)で右折,そのまま行くと最初の分岐を右折して進む。続く分岐も右折して直ぐに左折,完全に裏道だ。防火水槽脇を通ると広い道に出た。丁度地元の婦人を見たので,明智越の道を尋ねると「そのまま登っていくと直ぐに分かります」と教えてもらう。 多分多くの人に同じように聞かれているのだろうと思ってしまう。そのまま登っていくとお酒のケース入れが積まれた店があり,その左手奥に明智越の看板を目にした。駅から30分でした。
正式な名は「簾戸口(すどぐち)」と標識が立っている。明智越えについての立派な看板もあり,歴史の勉強にもなる。ただし今回は数行読んでからカメラに収めた。家でゆっくり読もう。準備を整え出発。粉雪が少し舞うが,既に体も温まり寒さは感じない。 直ぐに保津城跡の標識,この後も多くの標識が立っており地元の郷土歴史を説明と共に先を案内してくれる。ヒノキと雑木の荒れた坂道から緩やかな道となる。少し高度を上げていくと残雪が増えていく。ただし山道には残らず支障はない。結構歩かれているかもしれない。マウンテンバイクの跡もある。適当にハイキング道を知らす標識が立っているため,初めてでも安心して歩ける。一旦尾根に上がると平坦路が続く,天気も回復の様子で薄日が射してきた。
緩やかな下りに入り,しばらくすると神明峠−保津峡分岐になる。ここでは右手の保津峡に進む。送電線路を上空に見て通過。雑木とシダ道に変わると雪も見なくなる。2箇所目の分岐,標識にはどちらに行っても保津峡と書いてある。ここは左手が明智越道のようだ。ようやく水尾の里を一望する場所に出る。愛宕山も姿を表わす,いつも見ている南側からの山容とは違う。 鉄塔下を通過後,緩やかな下り道から大荒れの溝道になる。新道が旧道に沿って作られているほどだ。下り終えたところに標識があり,右手に進みスギ林を通り抜けた先に保津川に掛かる丸太橋に出た。水尾の里に向かって上流へ歩き出す。
水尾の里から社務所裏道で愛宕神社へと思ってアイゼンも持参したが,ここまでの歩行時間では予定時刻(15時台)の電車に乗れない。今日は諦めて水尾から初めての米買い道を辿ることにした。昼食場所を自治会バス停のベンチでと思ったが,先に米買い道の入り口探しを先にした。道路脇の標識にちゃんと書いてあり坂を上っていく。直ぐに次の標識が立っており右手の坂道を歩いて行くと,ここでも地元のおばさんが現れ,米買い道を確認。そのまま真っ直ぐ行けばよいと返事ももらう。 細道に手作りの標識を見て先に進むと前方から7〜8人の団体が下ってくる,小学生も混じっている。米買い道の状況を聞くと少し荒れているとのこと。昼食場所として,道脇に柚子の木畑の作業小屋があり,その先の広場で昼食を摂ることにした。昼食中に12時のサイレンが鳴り響く。天気も晴れ間が出てきて暖かくなってきた。今日の昼食は京都駅で買った旅弁である。いつものコンビに弁当より高いが,その分中身も充実しており満腹となる。 昼食後,米買い道へ。しばらく右に竹林,左にネットフェンスを見て歩くが,それも途切れて雑木林からスギ植林地になる。大きなアップダウンも無く歩きやすい。谷筋を越える箇所で山道が崩壊している。丸太が二本掛かっているが,安定感が無い。手前で一旦谷に下りてから対岸に上がる。安全第一の山行である。
「東のたんぼ跡」でケモノ避けの「シシ垣跡」を見る。中尾根合流点の「大岩」の丸太橋を通過して,2箇所目の谷筋の橋流出場所を通る。そしてツツジ尾根合流点の「クヌギのわかれ」に到着。女性二人組と出会うが,アイゼンを外している。今日の愛宕山頂はやはりアイゼンが必要らしい。
尾根道になり,最初は緩やかな道から坂道に変わる。愛宕山展望場所に出る,青空に山が映える。急坂を下った途中から保津峡駅が見える。急坂は続き,やがて市道へ下っていく。保津峡駅では,団体ハイカーと一緒になり賑やかな電車待ちとなりました。 低山ハイクながらそんなに楽では有りませんでした。また,初めての道を歩くことができ確かめられたことは,有意義でした。
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