ナッチョ(トンボユリ北尾根ルート)
(小てつ NO.68)

 
ナッチョ(天ケ森)ピーク


平成26年12月14日(日) 晴れ(小雪) 小てつ単独

コース:
小出石(北滝橋たもとP309ポイント)〜トンボユリ北尾根ルート〜P686鞍部〜ナッチョピーク   *ピストン





 今夜はokaokaclubの懇親会があり、懇親会の時には定番となっていますトンボユリ北尾根ルートから登るナッチョに行ってきました。

 先週並の寒波が来るということだったが、京都市内はそれほどでもなく、大原に入っても路面凍結は無かった。途中越えの道から小出石に入った所から望む権現山は白くなっている。小出石の路面温度表示はマイナス3度。

朝の権現山 小出石マイナス3度

 いつもの北滝橋のたもとの小広くなった路肩に稲妻号をデポし、準備にとりかかる。8時少し前に出発できた。

 橋の脇から(塩化カルシウムの置き場がある方)入っていくのだが、前ならジャブジャブと川を渡っていけたものが、大水のせいで岸が崩れて高くなっていて、向こう岸の植林地にあがれないから、斜面を高巻いて行かなければならない。ところが今年の初めより踏み跡が鮮明になっていて、林業の人が通ったか?団体さんが歩いたか?

朝の北滝橋あたり 小広い路肩にデポ

 堰堤の向こう側、一度川を渡るポイントも、鹿の通り道ができていて簡単に渡れるようになっていた。正面の尾根に取り付く。地形図には破線の道が谷に沿ってあるが、もはや痕跡は無いように見える。20mほど登ると、トンボユリのユリコースと北尾根コースの分岐。okaokaさんの標識が健在だった。

 尾根コースに取り付く。コースと言っても踏み跡は無い。古道跡なのか雨水の通り道なのか、掘れたところはあるが、落ち葉がたまり歩きにくいので、あまり気にせず、適当に登って行く。

 今の時期、衣服調整が難しい。体が寒さに慣れておらず、厚着がちになるが、動けば汗をかき、風が吹けばちぢみあがり。とにかくも汗をかかない程度、息を切らさない程度で登ることを心がける。

 あまり風は無いが、朝日に照らされた落雪なのか何なのか、ダイヤモンドダストのように樹幹でキラキラと光るものがあり、写真に撮るがうまく写らない。この尾根のシャクナゲにも来年の花芽は全く無く、どこの山とも同じ。寒そうに葉っぱを丸めにかかっている。

健在 シャクナゲの葉っぱは丸まり

 1時間ほど登ればP700の転進箇所のピークとなる。北に向きを変え、一旦急坂を鞍部に降りていく。鞍部から左手を見れば、前畑峠からの林道が見える。登り返して植林地の中を進む。このあたりからは琵琶湖が望めるが、今日は雲海が発生しておらず、ただモヤで霞んでいるだけだった。

 林道分岐の登山口に合流する。ここにはタコがハチマキを巻いたような切り株があり、小てつが勝手に「タコ分岐」と呼んでいたのだが、切り株がどこかにいって無くなっていた。その代わりに、何故か「台車」が置かれていた。意味不明??

 ここからは、普通のナッチョの登山道。ひと登りして斜面をトラバースしていくのだが、廃村八丁のトラゴシ峠からの道のように、無くなってしまわないのが不思議なところ。それでも細い踏み跡に落ち葉がのり、気を抜くとダメなところだ。先々週は、こんな斜面をゴロゴロ転がってしまった。1回転目で受身をとったのだが止まらなくて5、6回転転がっただろうか、天地がわからなくなり、それなりの恐怖を感じた。皆さん、横向きに転がると止まりません。

 ナッチョピーク手前のネットの扉は、もう開け閉めの必要というか、開け閉めしていた部分のネットがどこかにいって、開けっ放しになっているし、その先ではネットが倒れ、もはや役割をなしていない。こうなると、ただのゴミですね。

 ひと登りしてピークに立つ。ケルンができていた。少し乗り越して、比良の様子を見に行く。蓬莱も武奈も吹雪いているようで、ガスにかくれている。「今日は堂満」とおっしゃっていたJOEさん、大丈夫だろうか?と心配する。(あとで懇親会の席で聞くと、行き先変更で大文字山だったそうです)

琵琶湖はかすみ 比良は吹雪

 さて、ピークで9時40分、お昼というよりまだ朝ごはんの時間だが、儀式のようにラーメンタイムとする。(とは言っても、今日もカレーうどん)北風が冷たく吹くので、琵琶湖側にちょっと降りたところで店を広げる。風さえ当たらず、陽が当たれば、ポカポカと暖かい。しかし、標高812mといえど、おそらく氷点下のはずなのに、パッチもはかずに寒くないのは山だからだろう。下界で仕事なら、パッチはいてても寒いのに・・。

 のんびりと琵琶湖を眺めながら、ゆっくりとカレーうどんタイムを過ごし、おにぎりはおみやげにして、仕舞をして降りにかかる。今日は無理せず来た道をピストン。デポ地には11時20分着。早く帰って選挙に行こう。

ピストンで下山
切り株の無くなった林道の取り付き
ピストンで下山
北尾根の取り付きの堰堤、顔みたい

 プチ山歩きでしたが、十分に肝臓も揺らすことができ、今夜の懇親会の準備も整ったというところです。お手軽ナッチョでした。  

 さて、恒例のokaoka clubの懇親会ですが、mashioさんの予定が合わず不参加と残念でしたが、その他のメンバーは全員参加され、前回夏の懇親会では、初参加だったユッキー様の美貌に当てられたオヤジ殿の調子が今ひとつで、「ドーン」とか「バーン」の武勇伝も出ず仕舞で、盛り上がりもイマイチだったのですが、今回はオヤジ殿も慣れたのか、「ドーン」「バーン」の名調子も出て、今まで誰も飲まなかった「熱燗」も手伝い、皆さん大盛りあがりとなりました。料理もお酒も言うことなしで、感謝、感謝!と、言うことになる。


                           【 記: 小てつ 】