荒島岳
初心者オヤジ近場の100名山、荒島岳をヨタヨタと登って来ました 親父の山歩き報告(NO.62) |
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嬉しい事に荒島岳の魅力、パノラマ展望を充分楽しませてくれる天気です |
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2014年 4月15日(水) 洛西オヤジ
コース: 北陸自動車道福井インター 大野市から郡上に向かう国道158号線カドハラスキー場跡− ゲレンデ跡を歩き荒島岳登山口ーシャクナゲ平、荒島岳山頂往復して来ました。 登り約3時間半下り3時間ぐらいでしょうか、例によってエエ加減なオヤジ歩きの所用時間です。 ![]() ![]() ![]() 初心者オヤジ近場の100名山荒島岳をヨタヨタと登って来ました。登山口に向かう158号線はちょうど桜が満開でお花見も楽しんで来ました。 お久しぶりです、やっと温かくなったと思ったら、世の中は三日見ぬ間の桜かな、あっとゆうまに満開でもう今は京都は散り終わってしまいました、なかなか野暮用に追われ山歩き出来ないでいました、本来今回の荒島岳はもっと雪のある時に人気がある山みたいですが、残念ながらこの時期なりました。 早朝4時半出発、オヤジの年齢になると朝の早いのはそれほど苦になりません、高速代を節約の為に京都東まで下を走り(ケチくさいな〜)名神、北陸道とつなぎ福井インターまで、大野市の158号線で横を走る一両編成の列車がローカル色満載でええな〜と見ながら、馬返しトンネルの手前のカドハラスキー場跡にたどりつきました。 唯案内は何も無く、カドハラスキー場の案内も今は無いので、気をつけていないと通り過ぎてしまいます。以前は158号線沿いに車を停めていたらしいのですが、今は少し国道より上部のおそらくスキー場の駐車場跡に車を停める事が出来ます。私が車を停めて歩きだす用意をしていると、カメラを持った男性が近づいてきて「あのーこの状態を見てどう思われますか」と少し興奮気味に話してこられました。 男性が指差す所には、明らかに最近捨てられたと思われるゴミが散乱していました、実はこの男性はこの土地のオーナーさんで、以前はスキー場の経営者に山を提供されていた方で、今は無償で登山者の為に土地を提供されているとの事でした。「私は登山される方が少しでも気持ち良く歩かれるように、ボランティアで自分の土地とはいえ清掃をしています、実は昨日の朝も清掃をしたところなんです、そして今日きてみるとこの状態なんでガッカリしています、もう此処は立ち入り禁止にしようかと考えていますがどう思われますか」
オヤジはびっくりしてなんと答えてよいのか困りましたが「いや〜お気持ちはよくよく分かります、高い駐車代を払って登山しないといけない状況のところもあります、このように無料で安心して停められるのはありがたい事です」と答えましたが、その後も山歩きされる方はマナーをキチンと守る人達ばかりだと思うのですが、実際はどうなんでしょうかと質問されました。これはなかなか厳しい質問でした、確かに北や南アルプスやその他の沢山の登山者が押しかける山などでも問題が起きています。まあこれは私などが講釈を垂れるまでもない事ですが、ただこの状況は困りましたし、知り合いのホームページに載せてもらいますと慰めるしかない状況でした。男性は写真を撮って市の方と協議しますと言われていました。まあ大変残念なことにならなければよいのですが、再度各人が自覚しないといけませんね〜。 前置きが長くなりましたが、何とか準備を済ませてスキー場跡を歩き出しましたが、なんか出だしから思わぬ展開で、案の定アイゼンをぶら下げるのを忘れてしまいました、まあ全く雪の気配は無くいつもの調子で「まあええかー」とゴロゴロ石が転がる道を本来の登山口を目指しました。途中の車窓から見た荒島岳は上部に雪が見えていたのですが、ゲレンデの上部に出て本来の登山口から登り出してからも、雪は全くなく例に拠ってヨタヨタと登っていきます。
ここでチョット荒島岳の講釈を垂れます、荒島岳1523m100名山、主な登山コースはオヤジが取り付いた一番ポピュラーなカドハラコース、佐開コース、一番ロングな中林から小荒島岳経由のコース、いずれもシャクナゲ平で合流します。佐開コースは少し(20m〜30m)山頂寄りになりますが、そして、もちが壁といわれる名物コースを急登坂をして山頂に向かうわけです。売りは山頂からの白山連峰や遠くの北や南のアルプス、御岳の迫力ある展望です。しかし地味なコースで今はまだ花も無くハイキングコースの姉さんみたいな(シャクナゲ平までは)登山道をヨタヨタと登ります。 ところが1000mを過ぎる辺りから雪が現れシャクナゲ平は雪で標識も埋まっている状態、アチャーオヤジのアイゼンは必要な時に無く、持ってくれば邪魔になるようになっているみたいです。
もちが壁の下で上から降りてくる男性二名と会いましたが、いずれもしっかりアイゼン装着、「アイゼン忘れてきたのですが、どんな状況ですか」と聞くと、気の毒そうに「まあ慎重に行けば大丈夫でしょう」との返事が、まあそんな回答のときは相当覚悟がいります、案の定もちが壁の急な登りは「キツイーなんでわすれるのやー」でした。まあ何とか尾根に取り付き山頂にたどり着く事が出来ました。
嬉しい事に荒島岳の魅力パノラマ展望を充分楽しませてくれる天気です。しばらくすると男性二人組が到着、石川県の人だそうでしっかりアイゼンを装着して来られました、結局今日は先の男性二人とオヤジと後の二人組の5人だけが登山者のようでした。二人組は山頂で食事をする用意をはじめましたが、オヤジは「年寄りはもう少し下の暖かい所で食事にします」と挨拶して下りて来ました。 下りは何とかアイゼンなしでも苦労しなくても下りられました。シャクナゲ平からもう少し下の雪の無い辺りまで下りてラーメンタイムとしましたが、二人組は食事中も車に戻ってからも追いついては来ませんでした、まあユックリと山頂で展望を楽しんでいるのでしょう。車に戻ったのは2時過ぎで6時間強の歩きでした、まあ山頂の展望はともかく地味なコースやなあ〜とゆうのが印象ですが、比較的に冬季でも入山しやすいので積雪期に人気があるとゆうのもうなずけます。
もと来た158号を戻りますが、沿線の大野市郊外は今桜が満開であまりの良い雰囲気に車を国道から外れて走らせ、山の歩きならぬ里歩きをしてヘタクソ写真を撮りました。いつもよりチョット遠出となりましたが好天に恵まれ山頂の展望も満喫、下界では春の田園風景を楽しむ事が出来、感謝感謝の一日でした。 【洛西オヤジ記】
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