初心者オヤジ修験道入門(無理、無理) 日本三彦山、兵庫県姫路市夢前町 雪彦山 親父の山歩き報告(NO.67) |
天狗岩の上ですが、チョット顔が強張っています 今さら遅いですが、普通は登らないところみたい |
2014年 6月15日(日) 洛西オヤジ
アクセス: 中国自動車道ー福崎インター県道67−県道504−雪彦山キャンプ場(駐車場)自宅から約2時間半 コース: 一般者登山口ー出雲岩ー覗き岩ー馬の背ー大天井岳ー天狗岩ー雪彦山三角点(三辻山) 鉾縦山ージャンクションピークー虹の滝ー登山口 こんにちは洛西オヤジです。諸般の事情により(大層な)山歩きをする時間が少し増えました。京都北山テクテク隊を信奉するオヤジとしては心苦しいのですが、以前から京都より西の方面の山を歩いてみたいな〜と思っておりました。 そんな関係で此処しばらく篠山などに足を伸ばしていますが、今回も兵庫の姫路市夢前町、因みに福岡の英彦山、新潟の弥彦山と共に日本三彦山と呼ばれる雪彦山(せっぴこ)とゆう、なんともチンケな読み方の山に行って来ました。ところが知らないのはオヤジだけで、いずれも修験道の行場で、雪彦山は関西有数の岩場登りの山だそうです。又、前ブリが長くなりました(あ〜あ、いつものこっちゃ)。 早朝5時、あくびをしながら洗面だけ済ませて、半パン、Tシャツ、サンダル履きのまま出発です。前日にリュックや衣装は(芸能人かい)車に積み込んでいますので、特に高速を使うときは途中のサービスエリアで朝食しながら行けるので、ズボラなオヤジはいつもそんな感じです。 悪名高き中国道の宝塚付近も早朝の為難なく通過、福崎インターで下りて県道3号から504号に向かい、夢前町(ロマンチックな地名やな〜)(オヤジがゆうな気持ち悪い)の奥にひたすら走ります。集落に入ってしばらく走ると正面に峻険な山が見えます。お〜お、なかなか厳しそうな山やなあ〜よっしゃいったるぞー。
まもなく雪彦キャンプ場(登山口)に到着、車を停めるスペースにはもう3台停まっています。あまり大きなスペースでは無いので早く来てよかったー、さあボチボチ支度です、今日は途中で衣装を着替えなかったので余計に時間が掛かります。 出発7時半でしょうか、目の前の一般登山道の案内がありヨタヨタ登り出しますが、ものの20〜30mも行かないうちに、まあなんとゆうのか、比良の大津ワンゲル道の悪路と呼ばれているような急な登りが始まります。うわーいきなりきついな〜、ヘロヘロになって登っていると頭の上に声がします。展望岩と呼ばれている所でしょうか、5人の熟年グループが写真を撮っています、これぐらいの年配のグループの場合必ず女性の方が多いです。(歳を重ねるほど、女のほうが元気なんや)
オヤジも一息入れたかったですが、気の弱いオヤジはそのまま先に進みます。相変わらず急な登りは続きますが、頭の上に巨岩がせり出す岩場、出雲岩と呼ばれる所に出ました。結果的には此処からが岩場の登攀のメインイベントみたいなもので、オヤジのようにヨレヨレストック頼みの人も仕舞ったほうが良いです。
長いクサリ場をよじ登り、覗き岩、続いて馬の背、笑ったのはセリ岩と呼ばれる狭い岩盤の間を通り抜ける時、腰に下げていた飲料水が引っかかり、行く事も戻る事もできずに真ん中でギャーどうすんねん。結局腰から飲料水のポシエットを外し何とか抜けてみると、右の方に迂回する所があり、一人でテレ笑い、あ〜あ。
もう一つドジは、その直ぐ後の斜面をヨタヨタ登っていると、後ろの方に人の気配がします、見ると行者姿の男性が登ってこられます。ヨレヨレのオヤジはうっかりと浮石に足を掛け、こぶし大の石を落としてしまいました。 うろたえながらも、「ラク、ラク、落」と必死に叫びました。行者さんは落ち着いて「大丈夫です」と一言、何事も無かったようにオヤジを追い抜いて行かれました。いやーかっこええー、その後直ぐに頭の上でホラ貝がなり、「ハンニャハラ$#*+”!」と声が聞こえます。 大天井岳の山頂です、先ほどの行者さんが祠の前で祈っておられます。さて此処で雪彦山についてなんですが、とにかくややこしいのです、この大天井岳山頂は雪彦山の表示がありますが、国土地理院の三角点ではなく、後で行く三辻山と言われる山が雪彦山の三角点で、国土地理院ではそちらを雪彦山としています。その辺の説明をした案内板がありますので載せておきます。(ズボラなやっちゃ)
さて大天井岳の山頂から急に下り鞍部へ、直ぐ登り返す途中に天狗岩とゆう案内があり、オヤジはそちらへ向かいます。ほんま、やめりゃエエのに必死にしがみ付いて岩の上に、リュックを置いていきゃーエエのに、あ〜あバカと何とかは高い所に登りたがるの見本みたいなオヤジですが、しかしそんなクライムもどきの登りはここまでで、この周回コースとしてはその後淡々とした歩きになります。
これも後での話しですが、この先の地蔵ヶ岳の分岐から下りる裏登山道と呼ばれるコースは、もっと強烈なクサリ場があるそうですが、オヤジは一般的なコースで雪彦山の三角点に向かいます。三辻山(雪彦山三角点)に到着、三角点とゆうだけの展望の全く利かない地味な山頂です、そそくさと先を急ぎます。
最初に比べればきつい登りも無く進みますが、途中で久しぶりにギンリョウソウに出合いました。去年かな〜、奥賭けの弥山の近くで見て以来です、OKAOKAのみなさんは北山の奥地でみておられるのでしょうか。 そうこうしているうちに鉾立山に到着。こちらはこのコース最高点だそうで丁度愛宕山ぐらいでしょうか、展望も良く案内の看板もありますが、古くてイマイチです。ただ、どの地点でも案内の標識はしっかり立っています。前回の篠山でもそうでしたが、兵庫県のポリシーですかね〜。 さてさて先を急ぐオヤジ、通称ジャンクションピークと呼ばれる地点に到着、面白い所やな〜と想像していたのですが、三コースぐらいの分岐点で標識がやたら多いだけでした。
此処から尾根歩きから一転植林地帯を下ります、やがて沢沿いの道に出ますが、ほとんど最後までこの沢に沿って下ります。なかなか沢歩きとしては厳しい地点もあり滝もありで変化に富んで、それなりに楽しませてくれました、途中滝を撮っていたら、右の斜面から狸ちゃん特別出演もあり面白かったです。
滝はいくつかありましたが、やはり案内がある虹ヶ滝とゆうのが一番大きく、それなりの迫力ですがナイアガラほどではありません。(当たり前や、第一お前ナイアガラの滝みたんかい)後で気がついたのですが、この虹ヶ滝の辺りから、裏登山道と呼ばれる分岐があるのでしょうが見落としました。 沢を下っている途中で若いアベックさん(古い表現やな〜)が追いついて来ました、最近は男女ペアーの山歩きがよく目に付きます、いや〜うらやましいなあ〜(年寄りがなにのぼせた事、ゆうてんのやー)そのアベックサさんの女性が「きゃーあんなとこに人がー」見上げると垂直の崖に人の姿が、地蔵岳かな〜例の分岐から裏登山道と呼ばれる所かなあ〜、それにしては強烈やな〜(あかんアカン、又変なムシおこして行こうと思てるやろ) それはともかく、若い二人についていくオヤジ(いやがらせかい)、時刻はボチボチ12時になるところですが、そのまま登山口のキャンプ場までがんばりました。
登山口に着くと駐車場は満杯で、車道に相当車が停まっています。やはり日曜日なんですね〜、その割りに あまり登山者には会いませんでした。2〜3組でしょうか、閉鎖中のキャンプ場のベンチでユックリラーメンタイム。若いアベックさんは、もう食事は済ませたとゆうことで、いつもの一期一会、「お気をつけて」の挨拶でお別れです。感じの良いペアーさんでした。 食事の後は、来る途中に目をつけておいた雪彦温泉とゆう看板、単純な温泉ですが、時間も早い所為でしょうか、地元の人が2〜3人入っておられただけでユックリあ〜あ、山歩きが楽しみなんか、温泉が楽しみなんか、まあドッチでもええのや硬い事いわずにね。
来た時の半パンTシャツに着替えて朝のコースを又戻ります。高速で眠気が襲ってきてコリャ山歩きよりヤバイがな〜、眠気覚ましのガムを噛み何とか宝塚停滞にも巻き込まれずに帰宅。あまり早い帰宅にカーチャンもビックリ「姫路の方まで行ってたのと違うの」はい高速のおかげです、これで料金がもっと安ければええのにな〜今日は天気に恵まれ、何処かの山のキレット気分も味わえました、感謝 感謝 【洛西オヤジ記】 |
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