初心者オヤジ、今回はゆっくりお花の勉強に出かけたつもりなんですが
滋賀県長浜木之本町 横山岳
親父の山歩き報告(NO.68)

しかし情けない恰好やな〜
戦火を逃れてきた汗だくの難民みたいやな〜


2014年 6月23日(月)   洛西オヤジ


アクセス:
名神高速ー北陸道ー木之本インターー国道303号ー杉野農協を左に入る
網谷林道ー横山岳登山駐車場

コース:
白谷本流コース入り口−沢に沿って奥へ一旦林道に出る−直ぐ白谷に下りる−経ノ滝−五銚子ノ滝−横山岳山頂(西峰)−三高尾根−鳥越峠−コチエ谷−林道−横山岳駐車場





 こんにちは洛西オヤジです。今回は梅雨の時期なんで、なるべく降水確率の低い北部の山をと考え、最初は最近OKAOKAの皆さんがよく行かれている高島トレイルの赤坂、三国あたりを考えたのですが、中央分水嶺なんやかんやとオヤジにしてはキツそうな感じなんで、その横の花の山として有名な(?)横山岳に行く事にしました。

横山岳登山口駐車場、立派な休憩場です

 まあ花を見ながら、ユックリ歩いてとポンポン山か愛宕山のつもりで、朝もユックリ出かけたのですが、駐車場に着いて案内を見て、アレー標高1132mと書いてあるでー、武奈とあんまり変らへんな〜。「おまえ、そんな事も調べんときたんかい、まさか地図は持ってるのやろなあ〜」、それがたいがい登山の入り口に案内があって、簡単な地図も大概おいてあるので〜、「最悪やな〜地図も持たんと、どないすんねん」、「そやけど地図あってもよう見んし」、「そんな問題ちゃうやろー」、段々山歩きに日ごろのズボラな生活が影響しています。まあ今回も大きな案内の看板があります。

例に拠って説明の手間を省く為、案内板を載せます、ズボラなやっちゃな〜(見えるかな?)

 主に右の東尾根から回るコース、真ん中を行く本流コース、左の三高尾根コースとあるみたいで、オヤジは真ん中の本流コースで登り、三高尾根からコチエ谷に降りてくるコースを行く事にしました。今日の目的、花が多いと書いてあります、とにかく身支度をして(又半パン、サンダルかい)ヨタヨタと出発です。

白谷本流コース入り口、駐車場の直ぐ先です 林道を先へ先へ
昨日の雨の余韻が残り比較的に涼しい
のですが、足元はスパッツは必着です

 林道を進みます、やがて沢に入り時々渡渉しながら谷の奥へ奥へ、頭の上にガードレールが見えはじめ林道に出ます、なんとなく興ざめの感が。それにしてもこうゆう林道は各地で見るのですが、本当に必要かつ有効に活用されているのでしょうかね〜。林道を左に少し戻り、又白谷に戻ります、この辺りから沢沿いの道も段々厳しくなってきます。

沢に入り奥へ奥へ 家の近くで見ますね〜
ちょっとちがうかなー(ドクダミ)
此処から直ぐ上の林道に出ます 林道ですが、
こんなの本当に必要なんですかね〜
ちょっと興ざめですが
時々川の斜面やあぜ道でみますね
白の蛍袋ですかイマイチわかりませんが
(ホタルブクロ)
林道から再度白谷に沿って奥へ奥へ

 最初の滝、経ノ滝が見えて来ました、昔はこのあたりに宗教関係の建物が建っていたみたいで、まあ日本の山はどこも信仰の対象で、山歩きの盛んな山は特にいろんな歴史が背景にあるみたいですねー。それはともかく、なんでこんなにキツイ登りが続くのや〜、なにが遠足ルンルンルンやー。

経ノ滝 ますます奥に入って来ました
なんや心細いなあ〜
これは私の乏しい知識では
花の名前は不明です
勉強するのとちがうのかい(ナワシロイチゴ)
山紫陽花、三室戸や矢田寺の紫陽花も
ええけど自然の中の紫陽花はええなあ〜
そやけどこの辺りからメチャしんどくなります

 ますます谷の奥に入って来ました、まあ花の山とゆうほどの感じではありませんが、この左右の斜面に春先にはいろいろ咲くのでしょうが、今はそれほど嬉しくなるほどの花は見られません。しかし山紫陽花などは有名寺院の豪華さ華やかさは無い代わりに、自然界に溶け込んでいる風景は、山歩きをする人達が嬉しくなる風情なんでしょう。

なかなかエエじゃないですか
ところで花の名前は、ワカラン!
(トリアシショウマ)
お馴染み小アジサイ
オオバギボウシと教えてもらいましたが?
ちがうと思いますが気の弱いオヤジは
ははあ〜(オオバギボウシ)
五銚子ノ滝、この左側を登りますが
これからがキツイキツイ

 やがて、なかなかの名瀑と思われる五銚子ノ滝に出合います。いわれは登山口の案内板に書いてありましたが、やはり神事の関係らしいですが。まあそれはともかく、この先が今までよりももっと厳しい登りになりまして、昨日の雨は足元をうっかりすると滑らす状態。こりゃ武奈の御殿山コースよりキツイがな〜、ヨレヨレになりながら登るオヤジ、あと300mガンバレの看板があり、その後の200mまで長く感じます。

ヤマボウシ 21ブナの林は続きます
しかししんどい登りなんです
これがホンマ
あと100m、これは300mからはじまる
励ましのメッセージ、しかししんどいです
空木に似ていますが
正確な名前はわかりません。教えてー
(ツクバネウツギ?)

 やっと、あと100mの看板があり、もうアカンと思われる頃、東峰の遊歩道の分岐に到着。左に少し進むと、やっと横山岳西峰山頂、先着の男性二人、女性一人の比較的に若いグループが食事の支度をされています。なるほどもう昼前です、登山口から3時間以上、いや4時間近く掛かっています。まあヘタクソ写真に時間をかけていましたが、やはり武奈御殿山コースよりハードみたいです。

 汗だくで情けない状態ながら、シャッターを頼んで記念撮影、あとで我ながらまあカッコ悪いー、情けない写真に思わず苦笑い。この惨めさが、ええな〜(お前は変態か!なんかおかしいで)それにしても何も無い山頂で、どうして運んだかホームセンターに売っているような物置が一つ。展望は利かず、おまけにガスが出ているみたいで、まあともかくオヤジもラーメンタイム、違う違う今日はコトコトポタージュや、(どうでもええやろ)。

 三人グループは何回か来られているみたいで、今日は最近歩かれるようになった西尾根コースで来ましたとの事、まあオヤジにはイマイチ判りませんが、東尾根はもう少し展望が開けていますか、と聞いたところ、まあ同じようなもので今日はガスッているのでイマイチでしょう。此処から30分も掛からないはずです、それを聞いて予定どうり三高尾根で下りる事にしました。

ガスっています
展望は無いのですがなんだかね〜
ブナの原生林の中を下ります
まあ登りよりは斜面は緩やかです
ぬかるんでいるのは同じで
滑らないかこわごわです

 こちらのコースもなかなか厳しいコースですが、先ほどの滝からの登りに比べると少しはマシかなと思われますが、足元の滑りやすさは相変わらず、張られたトラロープに頼る場面もしばしば。こちらは花とゆうより、ブナの原生林を楽しむと結うのでしょうか、樹林帯をヨタヨタと下ります。しばらく下りるとガスも晴れて来ました、やはり結構標高が高いのが判ります、樹間越しに見る山頂はまだガスッています。

ガスを抜けると遠くの山並みが綺麗です
琵琶湖の北部方面かなあ〜
葉はカラスウリ?

 時々見る花も今回は丁寧に撮影、そうや今日はお勉強や、ちょっと余裕が出来てきたオヤジです。やがて鳥越峠に到着、目の前が墓谷山とあとで知りました、杉野の集落に墓谷山登山口の案内がありました。なるほ墓谷山ー鳥越峠ー三高尾根ー横山岳西峰とゆうコースやなあ〜、何感心してるのや地図も持ってないくせに。

やっと鳥越峠に降りて来ました。 鳥越峠の目の前の墓谷山
杉野から此処を越えてくる
コースもあるみたいです

 はいはい、オヤジはコチエ谷に入り下山します。やがてコチエ谷の登山口に下りて林道を駐車場にヨタヨタと戻って来ました、何故かウサギ追いしかの山、小鮒釣りしかの川などと可愛らしく歌いながら(あ〜気持ち悪いやっちゃなあ〜)

コチエ谷分岐 コチエ谷取り付き口
林道に出てやれやれヨタヨタ
蛙が鳴くからかえろ〜故郷の山道
最後にまじめに花の紹介。 オカトラノオ

 林道に下りてから20〜30分でしょうか駐車場に到着、スッポンポンになって(エーアカンやろ)ハンパンTシャツに着替え、さあ例に拠って今日のお楽しみお風呂は、近くの温泉施設を検索、はい北近江リゾート、北近江の湯と案内してくました。30分の距離、有り難う御座います、ナビさまさまです。

戻って来ました
駐車場まで20〜30mの林道入り口です
やれやれおつかれさん

 チョット豪華な温泉とゆうより、リゾート風の入浴施設とゆうのでしょうか、受付で「失礼ですが 65歳以上のお歳でしょうか」「はいそうですが」「なにかお齢を照明できるものが御座いましたら、通常900円のところ700円でご入浴していただけます」「はいはい、ございます、ございます」喜んで運転免許証を見せるオヤジ。(せこいな〜)温泉は広々としてサウナも二つあり、山歩きのあとのお風呂とゆうより、都会のリゾート気分を満喫して帰って来ました。

 余りにも気楽な気分で出かけた山ですが、そんなオヤジに山歩きの厳しさを、故郷の山のおおらかさと奥の深さで、今更ながら教えてくれた、横山岳に、 感謝 感謝。

*追伸
 実は帰りの車の中でなんとなく思い出したのですが、いつだったか武奈の山頂で休んでいる時に、横で同じく休憩しているグループの女性が「いぜん琵琶湖の北のほう、伊吹の近くのなんとかゆう山、ほれ滝があってなんやかんやや?+* ”きつかったね〜”、あれもう雨降って最悪やったわ〜、あれ此処よりもきつかったんと違う」、オヤジはなんとなく聞いていて(どこやろなあ〜)と思ったのが、面白いものでフッと思い浮かびました。なるほどなるほど、山は千差万別予想外だから面白いのかも知れません。

                             【洛西オヤジ記】