2015.4.25(土) 快晴 25℃ ikomochi
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コース:
JR京都駅8:18発⇒ 蓬莱8:52着=9:10発〜休憩10:10=10:20〜金毘羅神社10:45〜峠入口11:35〜休憩12:45=12:55〜金毘羅峠13:15〜昼食13:35=14:10〜打見山山頂14:30⇒ロープウェイ⇒びわ湖バレイ15:15発バス⇒蓬莱駅
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「あんた 山に行くならスカンポ採ってきてよ」最近スカンポ(イタドリ)料理にはまっている母のリクエストなんだけど、そうそうどこでも生えているものでもなし、わたしの行きたい山や時期もあるし・・と、頭をひねって、そうだ 比良の金毘羅か 小女郎谷ならば もうイタドリも出ているかも! と、春の花を観察がてら金毘羅峠に登ることにした。記録を見ると、もう10年近く歩いていないので、いい機会かも。
湖西線沿線からのアプローチだと出発時間が自由に組めるので、のんびりと出かけることにする。蓬莱駅から住宅地を抜け、琵琶湖国定公園の保護林の中を歩く。ここの道はさりげなく野の花が咲いていてお気に入りの道。野離子川沿いの林道を登っていく。山は薄緑色に濃い緑、白い桜と春のグラデーションに覆われ、あーいいなあ。しかし、徐々に気温が上がってきて暑い。坂道を登ってきたので汗だくで水分切れ。1時間歩いたところで道端で休憩していると、後ろから男女2人連れがやってきた。へえ 金毘羅道で人に会うなんて珍しいなあ。
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牡丹満開 |
タチツボスミレ |
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タニギキョウ |
サルトリイバラの花 |
急坂を上った金毘羅神社の横に流れ出る名水、まろやかでおいしいので、すでに空になったポットに組む。今夜のお茶が楽しみやな。金毘羅峠登り口までの少し荒れた林道は谷からの風が吹き心地よい。あれ なんか白い物が眼の前を過ぎたけど・・・よーく見ると、山桜の花が優しい風に舞って、歓迎してくれているのでした。涼風にほっとしながら歩いていくと、年配の男性が下ってきた。早朝から登ってこられたのだろうか。かたくりの様子を尋ねると、花数がかなり減っているとの悲しい話だ。
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春です |
金毘羅神社の名水 |
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桜舞う |
マルバコンロウソウ |
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ノイチゴ |
ミヤマカタバミ |
金毘羅峠の取り付きには、ロープがぶら下がり、道の崩れが進んでいるようだが。ともかくじぐざぐ斜面を登っていく。まだ新芽が出たばかりの林は明るく、頭上からは容赦なく陽が照り付ける。足元に咲くスミレやいろいろな小さな花たちを眺めながらゆっくり登っていると、また男性が一人下ってきた。ここはマイナーコースやのに、今日はよう人に会うもんだ。
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葉影のない山道は暑い |
やっと木蔭を見つけ一服 |
以前見つけたイヌブナの芽吹きを探したが、少し時期が早かったようで、小さな双葉を種から出したばかり。そんなこんなで地面を眺めながら這いつくばるように斜面の道を登っていくが、木陰がないので暑いのなんの。へとへと もうダメだと、やっと大きな杉の木陰を見つけて倒れこむ。あー 天国や。靴も脱いでへたり込んでいると、頭上から女性の声がする。また人や。今日はどうなっているんやろう?お茶を飲みながら、下ってくる人を眺めると、なんか見慣れた人やん。あれえ okaokaさん! 向こうも私に気づいて、手を振っている。
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okaokaさんに会った |
カタクリ |
なんでえ こんなとこにいるの? と双方でおんなじ質問を交わしつつ、大笑い。
okaokaさんたちは出町から出て同じ時間に比良に取り付きもう下りやのに、わたしはまだ道半ば。時間かかりすぎや と呆れる哲さん。しかし、今日の暑さではへとへとで、じりじり登る金毘羅道は堪えますねん。しばらくおしゃべりして、okaokaさんたちは元気よく下っていった。さて、わたしももうひと踏ん張りしますか。
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バイケイソウ |
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マキノスミレ |
イワカガミ |
金毘羅峠にやっとたどり着き、イワカガミの群落がお出迎え。鮮やかなピンクが春らしい。峠に着くと、若い男性が一人下ってきた。それから後は、団体さんが次々と下ってくる。いつも静かな金毘羅道が今日は大賑わいで、ちょっとびっくりである。
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ショウジョウバカマ |
チャルメラソウ |
峠を越えたところで古い道は大きく崩れているので覗くと、さらに崩落は進んでいる様子。ルートにもロープがぶら下がっているくらい崩れ始めていて、驚きながらよじ登る。峠であった方が、「外人さんが滑落して騒ぎやった・・・」と話していたが、この道も気を付けて歩かねばならない。
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山はさらに崩れ |
ロープにつかまって登る |
やっと蓬莱山からの水平な道にたどりついたので、道端の灌木地帯に座り込んで昼食タイム。風が心地よく、眼下に広がる琵琶湖を眺めながらのんびり過ごした。
今日は小女郎谷から下るつもりだったが、暑さですっかりばてて山頂到着も遅くなったし痛めた膝も完治というわけではないので、毎度お助けのロープウェイに頼ることにした。花も見たし、無理せず下山してよかったかな。
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きゃー 歓声が響くジップライン |
親子連れでにぎわう |
ところで、目的のイタドリはまだ遅く、少しだけ採りました。今年やっと習得したイタドリの調理法をご紹介。おいしいですよ。
@60℃のお湯にイタドリをさっと浸ける(この温度が大事、熱すぎるとぐたぐたになる)。茎が緑色に変わり皮がむきやすくなる
A皮をむいて冷水にさらす
B合わせ調味料を作る(醤油・みりん・砂糖 お好みで)
Cさらしたイタドリをざくざく拍子切りにし、熱してごま油を引いたフライパンで炒める
D酸味としゃきしゃき感が好きな人は、さっと炒めて色が変わる前に火を止め、熱いうちに先に合わせておいた調味料を回しかける。
E酸味が苦手な人は、さらす時間を1日くらい、炒める時間も少し長めにするとあくが飛ぶので食べやすい。火に長くかけすぎるとくたくたになるので、注意してください
F最後に鰹節をかけてもいいですよ
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下ごしらえしたイタドリ |
イタドリ炒め |
【 記: Ikomochi 】
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