蓬莱山 (平〜サカ谷道)
(梅雨入り前に比良の定番コースへ出向く)


 
蓬莱山山頂から来た道を見る


2015年5月30日(土) 晴れ  森の旅人M

コース:
足尾谷橋〜平〜ドン谷〜アラキ峠〜権現山〜ホッケ山〜小女郎峠〜蓬莱山〜小女郎峠 〜小女郎ヶ池〜P964〜坂下〜足尾谷橋





 足尾谷橋付近に駐車して平へ,ドン谷を詰めてアラキ峠から権現山に登り定番の縦走路を蓬莱山目指しました。復路は小女郎ヶ池へ戻り,そのままサカ谷道を坂下へ下る周回コースとしました。

 天気は晴れて良好,5月であるが連日の30℃越えで夏山の様相だ。足尾谷橋ではウツギに更にコアジサイが咲き始めていた。足尾谷橋から平まで皆子山の周辺道(途中通行止め)から国道367号に入り,約30分間歩いて花折峠・アラキ峠の登山口から入山します。アラキ峠・花折峠分岐から杉林のドン谷に入って行きます。

ウツギ コアジサイ
アラキ峠・花折峠登山口 ドン谷を詰める

 ドン谷には堰堤が多数ありその脇を通り上がっていきます。最後の堰堤からは更に坂道が急になる。今日は調子が良いのか息が上がらない。休憩せずに行こうと思ったが,この先でバテないように給水を取る。ドン谷を詰めた最上流部のアラキ峠では,涼しい風が通り抜けて気持ちよい。

 アラキ峠から尾根の急坂道が始まる。マツ,ヒノキ林の中,短く折り返し登って行く。この道も今日は楽に登ることができた。植林地を抜けてようやく開けた場所に出ると権現山までは直ぐだ。権現山では夫婦と2人の若い男性の4人が先着済みだった。琵琶湖が眼下に見えるが今日はもやって見通しが少し悪い。近くの折立山はよく見える。男性2人組が北へ先に立つ。薄暗い杉林からこの強い陽射しは,まぶしい限りだ。

尾根の急坂 権現山

 ホッケ山に向かう。しばらく雑木林が続き,陽射しが当たらないので涼しく,楽に歩が進む。すぐに先行の若い二人を抜く,途中の小ピークからホッケ山が見える。カッコーの声が盛んに響く。ホッケ山手前で陽を遮るものが無くなり,さすがに暑さを感じる。ホッケ山は360度展望があり気持ちが良い。若い2人とその後には夫婦が続いて登ってくるのが見える。

タニウツギ ホッケ山が近くなる
ホッケ山から蓬莱山を望む 崖に沿って歩く

 道がササ道に変わり右手に崖を見る,見通しがよく琵琶湖を見て進むことが出来る。やがて小女郎峠だが,そのまま蓬莱山へ向かう。小高い場所に出ると蓬莱山が近くに見える。ここまで来ると4人組男性,3人組女性,単独男性と次々と登山者に出会う。最後の上り坂に取り付く,急坂で滑りやすい道である。大岩の地蔵様を見て急斜面を上りきると蓬莱山頂だ。

小女郎峠 蓬莱山を見ながら進む

 山頂のリフトは運転しているが,観光客は少なくベンチ広場には3組の姿のみであった。ここから望む琵琶湖も淡く見える。三角点のある広場に向かう,人の姿は無い。

 武奈ヶ岳が遠望できる,そしてリトル比良と山並みが広がる。昼食を摂るため,暑さを避けるため比良大神奥宮社に入るが虫の多さに退却,結局北山を見ての昼食となった。

蓬莱山リフト乗場 蓬莱山三角点

 昼食後,リフト乗場に戻ると観光客が増えて賑わってきた。ゲレンデから打見山,琵琶湖を見てから下山する,先ほど上ってきた急坂を小女郎峠へ下る。丁度4人組男性に再度出会う。小女郎峠も団体が入り,多くの人が行き交い賑わっている。小女郎ヶ池の湖面も静かで,陽を反射して輝いている。池の水も透き通っている。昼食中の人が数箇所にたたずんでいる。

小女郎ヶ池から蓬莱山を望む ベニドウダン

 池を西側からカメラに収めて,そのままサカ谷道に入る。雑木林の中に真っ赤なベニドウダンを目にする。小さい花も房となって大きく目立つ。やがて尾根道をP964の脇を抜けて急坂の杉植林地を折り返し下る。雑木林になり小岩が多数転がる場所を通過してから大きく左に曲がり北西へ下る。きれいに枝が刈られた杉植林に沿って進むと標識が現れる。ここから杉植林に入ると,直ぐ二つ目の標識。谷に向かうが倒木が多く慎重に下る。やがて谷に下り左岸に渡渉。右手に堰堤を多数見て行くとやがて橋が表れ,坂下の集落に出る。

手入れされた杉林の脇を通る 坂下の集落

 サカ谷道は道もしっかりしており歩きやすい。全く人には会わず静かな森のコースです。この後,足尾谷橋に戻りました。


                           【 記: 森の旅人M 】